これは歌川豊国(明和6〜文政8・1769〜1825年)の役者絵だ。
制作年は文政3(1820)年。タイトルは「月雪花の変化事 相勤申し候」。
坂東三津五郎 御名残狂言とある。
これは9月の中村座、三津五郎(3)の大阪上りお名残り狂言だ。
正式の演題は「雪月花名残文台」(つきゆきはななごりのぶんだい)で、
七変化の所作事だ。
この絵はその中の一つ「まかしょ」。正式名は「寒行雪姿見」(かんぎょうゆきのすがたみ)といい
願人坊が鈴を鳴らしながらお札を撒いているところだ。
今もこれに近い扮装が踏襲されている。
書き入れの歌は、山東庵京伝。
「浪花津へ 名残と聞くも うらめしし
どうで今年は 金比羅参り」
制作年は文政3(1820)年。タイトルは「月雪花の変化事 相勤申し候」。
坂東三津五郎 御名残狂言とある。
これは9月の中村座、三津五郎(3)の大阪上りお名残り狂言だ。
正式の演題は「雪月花名残文台」(つきゆきはななごりのぶんだい)で、
七変化の所作事だ。
この絵はその中の一つ「まかしょ」。正式名は「寒行雪姿見」(かんぎょうゆきのすがたみ)といい
願人坊が鈴を鳴らしながらお札を撒いているところだ。
今もこれに近い扮装が踏襲されている。
書き入れの歌は、山東庵京伝。
「浪花津へ 名残と聞くも うらめしし
どうで今年は 金比羅参り」