Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

Kentの両目はマルチホワイトバランス!

2017年09月14日 | ケント白石の科学的写真術講座
Kentの両目はマルチホワイトバランス!
左右の眼でホワイトバランスが違う!!

半年以上前に初めて眼の大きな手術をしてから、連続4回手術をして、ずっと眼の中に術後の糸が残っていました。
簡単に言えば、常に眼の中に大きなまつ毛が入っている状態。
それに慣れるのに時間がかかりました。

・・・そしてやっと先月末にその糸を取り出しました。
これで快適になる、そう思ったんですが…。

人生はそう甘くない。
やはり人間の眼というのは、とても精巧に出来ていて、僅かな事でも、目には大きなダメージを与えます。

今僕の眼は産まれた時からそのままの眼、そして何度も手術を受けた眼。
この二つがそれぞれの情報を脳に伝達します。

普通は、両目で、近視や遠視に左右で差があっても脳できちんと画像を形成出来ます。
だから眼鏡やコンタクトレンズを使えば、日常生活に支障なく暮らせます。

では僕の眼はどの様に見えているのか?

良い方の眼、つまり産まれた時からこれまでそのまま使っている目は次の様に普通に見えます。



普通に見えているんですが、
実は、水晶体(レンズ)が50年以上も使っていると、多少汚れたり曇ったりしており、白色度が若干低め、つまり白色に少々黄色が被って見えています。
ただその眼だけで見ていると、それが真っ白に見える様に思うのです。それが人のオートホワイトバランスの基準になります。ですから個人差があるのです。

しかし僕の手術した方の目は、曇りも汚れも無い新しいレンズを入れました。
そうすると、まずとても明るく見えます。そして白い物が真っ白に見えます。白色度が高いのです。
要は産まれたての赤ちゃんと同じ感じでしょうか…。

そうすると左右でホワイトバランスが違って見えるのですが、
これはこれで面白い!
現像時に役立つ!
使えるぞ!!

そう思ったのですが…

実は大きな問題がありました。
視細胞にダメージを受けた様で、歪んで見えてしまうのです。しかもハッキリ分かる位に小さく見えます。

手術した方の眼で上の写真と同じ状況を見ると次の写真になります(あくまでも見えているイメージを出来るだけ再現した写真です)。



遠くを見るときは写真でも分かる様に、なんとか問題無く見れるのですが、大変なのは近くを見る時です。
つまりこの写真では女性が小さくなって、ハッキリ歪んでいるのが分かると思います。
まさにこれが手術した方の目で見ている状況です。

よって、PCの画面の様に近いと、字がとても小さくなり、しかも大きく歪みます。
左右の眼で違う情報を脳に伝達するので大変です。

すぐに頭が痛くなってきます。
脳も混乱しているのでしょう。

よって手術した方の眼に眼帯をつけて仕事をしています。
良い目の情報だけ、脳に伝える必要があるからです。

こんな感じでとても不便な生活を送るようになってしまいました。
しかし、入院中最悪失明する危険があった事実を考えるなら、これはこれで仕方ないと思い、より快適に生活する方法を考えなければいけません。
また良い方の眼を大切にしていく事も必要でしょう。

さらに今後、車の運転等も気をつけなければいけません。

…そしていつまでも、写真家として活動出来ると思えなくなったので、60歳過ぎてから行動しようと思っていた事を、どんどん前倒しで、今から行動を起こす事にしました。

ここには具体的に書きませんが、既にライフスタイルを変える準備を始めました。

来年は、自分の人生にとって大きく変化する年になると思います。

最後につい先日、
宿でチェックインされたお客様をお迎えにスタッフが外に出た瞬間、大きな虹が奇麗にかかりました。


"Auberge de TEFUTEFU" Biei in Hokkaido,Japan.

どんな状況になろうと、上を見ても、下を見てもしょうがなく、自分の目の前を真っ直ぐ進むのが人生です。
常に希望と夢を持ち、
僕は目の前の道を進んでいきます。

自分が主催している「科学的写真術講座」も全力で打ち込み、多数の受講生の写真ライフが、少しでも楽しく素敵な時間に成るよう努力するつもりです。

という事で、
今までの様に、頻繁にブログ更新は出来なくなりそうですが…お許し下さい。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!



追伸:

貼付した「虹」の写真に関して

◎初心者のための講義

★初心者は手持ち撮影を訓練すべき!

もう一度貼付写真を見て頂きたい。
宿にチェックインするお客様を迎えに出たスタッフの眼の前に、大きな虹が出現!
虹を見て喜ぶ彼女を、Kent侍が居合抜きで撮った一枚。
HaHaHa

日頃から、手持ちで素早く構図を決めて撮る。
この訓練を意識して練習していると、必ず将来役に立ちます。

ワンチャンスを逃がさず撮影するためにも、
三脚何ぞ使って、日頃からゆっくり楽ちん撮影している場合じゃない。
だいたいこんな場面なら、三脚立ててるうちに、虹も消えるし笑顔も消える。

自分でハイアマチュアとか言ってる者に多いのが、
『三脚使うのは当然!』などと語り、手持ちで撮ったらブレブレ!
なんやねん!! 
ハイアマチュアどころかアマチュア以下やろ…。
ブーブーブー
<(_ _)>

いつでも傑作スナップが撮れる様に、日頃からの訓練が大切です。
初心者のうちから頑張ろう!!

安易に三脚を使用するなら、何年たっても上達は望めない。

風景写真など、単に写真の一つのジャンルに過ぎない。
もしあなたが常に三脚を使って撮るなら、
次のジャンルにおいて、素晴らしい傑作写真を撮れるようになるのは難しい。

「スナップ」、「ストリート」そして「ポートレート」。

手持ちで瞬時に「素晴らしい構図」を決定出来る写真家は、いつでも必要な時に三脚も使えます。
しかしその逆は???
つまりいつも三脚使って撮る者は、風景写真以外の上記のジャンルで、素早く構図を決めて、ブラさないで撮る事が難しい。

カメラでの撮影は、ある意味職人の仕事の様に熟練が必要な部分も少なくない。
その一つが、まさに手持ちで撮影する事です。

初心者が安易に三脚に逃げるなら、上達は望めない。
(三脚にカメラを載せれば誰でもブレずに撮れると言う意味で、逃げると表現しました)

『基本は手持ちで撮る!』
この事を肝に銘じるべきです。

少なくとも、僕はその様に指導しています!

『科学的写真術講座・初心者講義より』

僕達は、Coolに撮る写真家になろう!!

(#^.^#)

・・・・・・・・

ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まなくて結構です!



『ケント白石の科学的写真術講座ご案内』約4分間


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕や井上プロが提供する画像データを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。また受講生がどんどん海外で活躍し始めています。
そして、
僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。
4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。また9月に室蘭で開催される『撮りフェス』も受講生が実行委員のメンバーです。

また11月には、九州でも写真講評会を開く予定です。

さあ僕や井上プロと一緒に「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

ケント白石の科学的写真術講座
(#^.^#)
ケント白石

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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the latest Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



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