木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

惟喬親王祭

2017-07-17 21:25:04 | 木工
祇園祭の今日、暑い京都を離れ妻と向かったのは、

滋賀県東近江市蛭谷にある筒井御陵。
ここで第25回惟喬親王祭が開かれました。
惟喬親王祭への参列は第20回親王祭に参加して以来5年ぶりです。


10時半の開会前には全国から200名近くの皆さんが集まっておられました。


親王祭の祭1部は、まず惟喬神社前で神事、玉串奉呈が行われました。


石川県からお見えの川北先生も祝辞を述べられていました。
工芸会の四国支部の古家さん、東海支部の高橋さんもお見えで久しぶりにご挨拶させていただきました。
また、昨年夏箪笥をお納めした妻の友人の三重県のSさんご夫婦も来ておられびっくり。


祝辞の後は、木地山真実さんの語り芝居が上演されました。

第二部は会場を近くの木地師やまの子の家に移して昼食を挟んで行われました。

昼食時、会場ではあの「奥会津の木地師」のビデオが上映されましたが、音がほとんど聞こえず、また、上映されたビデオも短縮版でちょっと残念でした。


第二部、最初は「平成の氏子駈・氏子狩復活事業から」と題し、昨年度行った調査から見えてきた木地師組織と文化について、
東近江市企画部企画課からの報告がありました。
東近江市蛭谷町と君ヶ畑町に残る「氏子駆帳と氏子狩帳」を元に全国6000人余を抽出してアンケート調査を実施。
さらに全国16の木地産地や関係者を訪問しヒアリング調査を行いました。
こうした調査を自治体が行ったと言うことは画期的なことで、全国から東近江市への期待が寄せられていました。
過疎どころか限界集落さえも超えたここ蛭谷・君ヶ畑という木地師のふるさとのまちづくりの大きな一歩になることを願うばかりです。


続いて、筒井正氏が「小椋谷の木地師とその全国展開」というテーマで講演されました。


日本人の食文化とお椀の使用という切り口で、木地師がいつ頃どのような形で全国に移住していったのかを資料を元にまとめられたお話しは大変興味深いものでした。
最後に、近江市長でもある小椋正清氏が「木地師文化の現代的意義」というテーマで、まちつくりへの意欲的な取り組みと決意を熱く語られました。


会場には東北から寄せられたロクロ作品も展示され、皆さん熱心にご覧になっていました。


また、会場の入り口では、ロクロの実演も行われていました。

山深い蛭谷の自然の中で木地師がはぐくんできた歴史や文化に思いをはせながら、全国から集われた皆さんとふれあうことができたことは木の仕事に携わる者として至福のひと時でした。

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