木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

屏風の骨

2016-08-08 22:45:22 | 木工
8月2日、三重県のSさん宅に箪笥を納品にうかがいました。

このスペースに置く箪笥を探しておられましたが既製品では見つからず、注文をいただきました。
無事収まり一安心。Sさんありがとうございました。

Sさん宅をおいとまし、その足で信州へ帰省。
実家の庭の草刈り・墓の掃除と墓参りを済ませ、中学校高校時代の友人とも楽しいひとときを過ごし、6日に帰京。

昨日から仕事はフル回転。
まずは、9月6日から開かれる、グループ展「KAIHOU 10」に染織の中川さんとコラボで出品する屏風の骨の制作。

材は杉の白太。木取りをして鉋掛け。


相欠きやほぞを刻んで、


組み立て。組子は相欠き接ぎ。


框とはほぞで接合。
屏風の骨を作りのは今回が初めて。
色々調べてみると、下貼りを重ねたとき表面が平らになるように框の見付に傾斜を付けて削る「返り取り」をすることなどいろいろ勉強になりました
框は、表具屋さんから「つの」は必要ないと聞いていたので留めにしました。


2枚が完成。明日の朝表具屋さんに持込で表装してもらい、中川さんの染めた布を貼ります。
その後縁を付けて屏風に仕上げます。
もう一つ風呂先屏風もコラボで制作します。

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