木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

杉箱(内箱) 隠し蟻 続き

2011-02-18 21:55:32 | 木工


下段の箱の長手側板にも同様に蟻ほぞを掘ります。


留めに削る部分の段欠きをした後、妻手側板にほぞを立てて、鉛筆で墨を付けます。


この時白柿は使いません。また、墨のとおりに穴を掘るとゆるくなります。
あくまでも目安として、この墨の内側を掘ります。


穴は五厘と1分の小道具で掘ります。
杉の場合やわらかいので、ほぞ穴の角を欠かないよう注意が必要です。


留めを鉋と鑿で仕上げて、隠し蟻が完成。


仮組みをしてみます。OKのようです。


底板をはめ込む小穴を突きます。小穴(溝)は厚さ2.3mmの丸鋸で突きました。
底板は厚み4.5mm。段欠きをして仕上げます。


こちらは上段の箱の部材。


上段の箱の底には、桟をはめ込みます。


仕口の加工が完了。仮組みをしてみました。

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