木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

煎茶器展

2016-09-19 20:49:39 | 作品展

奈良で開かれている「大和茶町屋・煎茶器展」に行ってきました。


会場は、奈良町にある大正2年創業の「寧樂菓子司 中西与三郎」のギャラリー。



店の一画に展示された煎茶器の作品をゆっくり見せていただきました。
この煎茶器には全国の16名の作家が参加しています。


町屋の奥には茶室が設えてあり、


そこで陶芸作家の稲澤隆生さんのお手前で煎茶をいただきました。


床には中谷美風宗匠の見事なお軸がかけられていました。

この煎茶器展は、22日(木・祝)まで開催されています。
お近くにおいでのついでがありましたらのぞいて見てください。
奈良の街では「春日野音楽祭」や「古都祝奈良(ことほぐなら)ー時空を超えたアートの祭典ー」などのイベントも開かれ、とても賑わっていました。
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第63回日本伝統工芸展

2016-09-18 18:36:48 | 伝統工芸展
21日より、第63回日本伝統工芸展が始まります。


今回は、楓拭漆飾箱「信濃の秋」を出品し入選することができました。
お近くにおいでのついでがありましたらご高覧下さい。
私は、22日午前中と夕方会場にいる予定です。
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煎茶器展出品作品完成

2016-09-16 22:29:41 | 木工
煎茶工芸協会展および煎茶器展に出品する作品がようやく完成。なんとか間に合いました。

まずは、茶心壺。茶入れ2点。
これは、KAIHOU-10に出品した物と同じ物です。
栃の杢を挽き、蘇芳で染めて拭漆をしました。

次は、

黒柿の茶托。直径9.5cm 


ちょっと薄く挽き過ぎたかなとも思いましたが、重ねて使うことを考えるとこのくらい薄い方が使い良いように思うのですが・・・
奈良の煎茶器展にはこの3点を出品します。


我谷盆も完成しました。思ったよりも素朴な味わいになったような・・・
名古屋の煎茶工芸協会展には上記3点とこの手前盆も出品致します。
明日発送します。
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我谷盆

2016-09-13 22:13:04 | 木工
KAIHOU-10が終わり一息つく日間もなく制作に励む毎日です。

一つは煎茶用茶托。
蘇芳で薄く染めて拭漆で仕上げます。

もう一つは、煎茶の手前盆。我谷盆に魅せられた森口信一さんに勧められ、我谷盆に挑戦してみました。
材料は栗。


久しぶりの刳物。まずは丸鑿でで彫り。


底をほぼ平らに仕上げます。手前盆なので浅く仕上げました。
その昔、黒田乾吉木工塾で隅切り盆を彫ったことを懐かしく思い出します。


我谷盆の特徴である底を丸鑿で並行にほりました。森口さんのアドバイスの通り細めの彫り痕にしてみました。


我谷盆は無塗装なのですが、手前盆として使うため、今回は生漆で数回摺りをして仕上げます。

これらの煎茶道具は、9月21日から名古屋栄三越で開かれる、創立30周年記念の日本煎茶工芸協会展に出品するものです。




また、同時期奈良で開催される

大和茶PRイベント「お茶の奈良 茶良」大和茶ギャラリー
  第2回煎茶器展 -大和茶とうつわのある風景-
 日時 9月19日(月・祝)~22日(木)10:00~17:00
 会場 中西与三郎ギャラリー
     奈良市脇戸町23 tel 0742-24-3048
にも一部出品致します。

どちらの展覧会もお近くにお出かけ機会がありましたら是非お立ち寄りください。
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KAIHOU-10が終わりました。

2016-09-12 23:06:19 | 作品展

昨日で、「KAIHOU-10」が終わりました。
会期中多くの皆様においでいただきありがとうございました。
おいでいただいた皆様に、いろいろお話しをうかがうことができ、楽しくまた大変勉強もになりました。

工芸会の各部門の皆さんと一緒のグループ展ということで、私にとっては大変楽しい展覧会でした。
また、コラボ作品という新しい挑戦もさせていただいたり、本当に学ぶところの多かった展覧会でした。
この経験をまた次の制作の糧にしていきたいと思います。
会場のぱるあーとさん、お世話になりました皆様、ありがとうございました。
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KAIHOU-10 始まりました

2016-09-06 22:31:15 | 伝統工芸展
KAIHOU-10が始まりました。

会場の 生活あーと空間「ぱるあーと」さんは一番奥が和室。


その和室の正面に、10人の作品を持ち寄りお茶席に見立てて、釜を中心にお茶道具を並べました。
こうしたことができるのも、工芸会各分野の会員さんの集まったグループ展ならではです。
コラボ作品の風炉先屏風。若鮎のはねる「清流」が展示された作品を包み込んでいるようです。




床の間の飾り。




中川さんとコラボの作品の、糊絵染め屏風「翔」 まさに光に向かって羽ばたいていました。
その前には小生の飾り箱を置いていただきました。

ギャラリーの真ん中の部屋は、板敷きの和室。

ここには、思わず手にとって使いたくなる器や小袱紗など小物を中心に展示しました。

そして入り口を入ったところは土間の空間。



存在感のある作品が並びます。


その隅に私の「鉄刀木掛花入」を掛けさせてもらいました。


入り口には10人のプロフィール
こんな素晴らしい皆さんと一緒に展覧会をさせていただく喜びをしみじみと感じています。

初日も朝からたくさんの皆様においでいただきました。本当にありがとうございました。
小生はあと10日と11日の午後在廊させていただきます。
お近くにお出かけのついでに是非お立ち寄り下さい。


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風炉先屏風 

2016-09-04 22:41:48 | 木工

KAIHO-10出品作品の風炉先屏風、染織の中川さんとのコラボ作品です。


染織との調和を考え、材は神代杉を選びました。
しかし、この後神代杉を選んだことを一瞬後悔。


仕口は袋枘。この柔らかい木に複雑なほぞが掘れるのでしょうか?
しかし2日後に搬入を控え、やるしかありません。


材の太さは15mm角、とにかく刃物を良く研いで何とか刻みました。


表装を終えた腰板を嵌めて組み立て。なんとか間に合いました。
こちらは裏です。作品は会場でご覧下さい。

もう一つのコラボ作品は屏風。

縁の木地を作り、黒く拭漆をしたまでは良かったのですが・・・次の日・・・乾いていない!
時間が無いので一度の拭漆で仕上げようと油煙を入れすぎたようです。
溶剤で一度漆を落としてやり直したのですが・・・やっぱりだめ!
タイムリミットぎりぎりで、奥の手を使いました。


今日何とか乾き、組み立て。縁は引き独鈷で屏風と結合。縁の仕口は雇にしました。


こちらも無事組み立てが完了。

そしてもう一つ

出品者のプロフィールを貼る看板も完成。

明日は搬入です。






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挽物

2016-08-16 21:54:05 | 木工

制作の日々は続き、次は挽物。

こちらは煎茶用茶托。
9月21日から27日まで名古屋三越栄店で開催される日本煎茶工芸協会展に出品予定です。


黒柿を使いました。同じ時期奈良で開かれる第2回煎茶器展にも出品するため、5枚一組を3セット作りました。


生漆で捨摺り。


つづいて茶心壺。煎茶の茶入れです。
始めはこの状態から。材は栃です。


円柱タイプ。茶葉がスムーズに出るよう、内側も綺麗に仕上げました。


球形のタイプも挽いてみました。


蓋を作り、木地が完成。


蓋をした状態はこんな感じです。
こちらも拭漆で仕上げます。

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KAIHOU-10

2016-08-10 21:11:54 | 作品展

展覧会のお知らせです。

その名も「KAIHOUー10」
日本工芸会近畿支部会報部(26年~27年)の7部門の作家10名による展覧会

会期・会場は

 
今日は、会場の下見を兼ねた打合せがありました。

会場のパルアートさんは京町家の雰囲気を残した素敵な生活アート空間です。
ここに、陶芸、染織、漆、金工、木竹工、人形、ガラスの作品が並びます。
全員のコラボによるお茶席の設えも見ものです。

会期まで一ヶ月を切り、これから盆休み返上で制作に励みます。

お楽しみに!


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屏風の骨

2016-08-08 22:45:22 | 木工
8月2日、三重県のSさん宅に箪笥を納品にうかがいました。

このスペースに置く箪笥を探しておられましたが既製品では見つからず、注文をいただきました。
無事収まり一安心。Sさんありがとうございました。

Sさん宅をおいとまし、その足で信州へ帰省。
実家の庭の草刈り・墓の掃除と墓参りを済ませ、中学校高校時代の友人とも楽しいひとときを過ごし、6日に帰京。

昨日から仕事はフル回転。
まずは、9月6日から開かれる、グループ展「KAIHOU 10」に染織の中川さんとコラボで出品する屏風の骨の制作。

材は杉の白太。木取りをして鉋掛け。


相欠きやほぞを刻んで、


組み立て。組子は相欠き接ぎ。


框とはほぞで接合。
屏風の骨を作りのは今回が初めて。
色々調べてみると、下貼りを重ねたとき表面が平らになるように框の見付に傾斜を付けて削る「返り取り」をすることなどいろいろ勉強になりました
框は、表具屋さんから「つの」は必要ないと聞いていたので留めにしました。


2枚が完成。明日の朝表具屋さんに持込で表装してもらい、中川さんの染めた布を貼ります。
その後縁を付けて屏風に仕上げます。
もう一つ風呂先屏風もコラボで制作します。

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