木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

箪笥部の枠

2017-01-12 21:21:17 | 木工

箪笥の枠の組み立てが無事完了しました。


続けて底板台差の制作。グラナディラの枠に栃の板を嵌めました。


留めは雇核を2枚入れました。
台差と箪笥本体の接合は頭を悩ました所です。
結局別に作って台差と底板の拭漆が終わってから嵌めることにしました。


多少の調整でぴったり収まってくれました。
2つめの大きな関門が無事通過できた!そんな感じです。


底板の内側はマスキングテープで養生し


拭漆をします。
この拭漆と並行して抽斗の制作に取りかかります。

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初煎会

2017-01-10 22:44:48 | 煎茶
昨日は黄檗売茶流の初煎会に行ってきました。

お家元のお手前を拝見し、美味しいお茶をいただきました。
茶碗に茶を注がれる姿からそこに売茶翁がいるような錯覚に陥り、大変感動しました。


床の間お軸は、矢山利彦先生の書で「そしじ」と読みます。愛と感謝と調和を表している字だそうです。


お作りした如意も飾っていただいていました。

お家元のお話を伺い、皆様にもご挨拶し新年にふさわしい和やかな中にも気の引き締まったひとときでした。
ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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蓋部が完成

2017-01-08 21:37:37 | 木工

栃拭漆煙草入箪笥の蓋部の拭漆が完成しました。


側板の下の覆輪にあたる部分は雇核であとから嵌められるようになっています。

拭漆の作業と並行して、中の箪笥部の制作もすすめて来ました。

乾燥庫で乾燥させた板の鉋掛け。平面を出し、天板と側板の厚みを揃えます。


縁に紫檀を貼って隠し蟻の刻み。


仮組して確認します。巾の広い板の隠し蟻は細かなものとは又違う難しさがありますね。


背板、棚板を嵌めて仮組。
この後糊を付けて本組み。一番緊張する瞬間です。

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あけましておめでとうございます

2017-01-01 22:55:35 | その他
皆様も良いお年を迎えられたことと思います。
昨年中はお世話になりありがとうございました。


我が家では今年は長女が海外へ研修に行っているため家族4人で正月を迎え、ささやかな手作りのおせちを囲みました。

午後は妻と二人で初詣に。

行き先は恒例になっている黄檗山萬福寺。
家から約3kmの道のりを歩いて行きました。


七福神めぐりの参拝者が大きな色紙をもって訪れる以外は比較的人も少なく、境内をゆっくり巡ることができました。


法堂も夕日を受けて静かに佇んでいました。

帰り道、許波多神社に参ってきました。

西暦645年「皇極天皇が夢で『吾れ天神故に下土に神陵なし吾が霊を祭祀し給へ』とのお告げを受け、中臣鎌足に命じ木幡荘に社殿を造営させた」と伝えられています。


そんな由緒ある神社で、まさに木幡地域の氏神様なのですが、その昔子どもが小さい頃秋祭りに一度来た程度。


夕方の時間でしたがたくさんの人がお参りに来ていました。
こうして暖かく穏やかな一日が過ぎていきました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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1年が終わろうとしています。

2016-12-31 22:17:12 | 木工
今日は朝から家の物置状態の部屋を片付け、その後ガレージの修理。
午後3時頃から工房に行ってきました。


まずは、栃の箱の拭漆。#600までの研ぎが終わり摺りの2回目。綿布で拭ききりました。
色の濃い色調で仕上げる為、研ぎの終わったあと胡桃液で染めてから拭漆にかかりました。


その後は工房の片付け。と言っても床をほうきで掃いた程度ですけれど・・・。

2016年があと数時間で終わろうとしています。
この一年間、公募展への出品作品をはじめ、煎茶工芸展やグループ展への出品作品、ご注文をいただいた作品などいろいろ制作してくることができました。
その一つ一つが新たな挑戦であり勉強でもありましたが、ものつくりの充実した毎日を過ごせる事をなにより嬉しく思っております。
それも多くの皆様のご指導ご支援のおかげと強く感じており、厚く御礼を申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
では、良いお年をお迎え下さい。

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栃拭漆箱煙草入箪笥

2016-12-23 13:54:04 | 木工

制作中の栃の箱。木竹部会でお世話になっている田辺小竹さんからの依頼で、作品を収納するための箪笥なのです。
いつも制作している箱に比べるととにかく巨大です。でもクォリティはそれ以上のものが求められています。


作品を収納する箪笥なのですが、この箱自体も木と竹のコラボ作品として蓋部の側面は竹を編んではめられるとのことです。
そのため天板と側板の界線をちょっと特殊な構造にしました。


界線をはめて蓋部の仮組。


なんとか収まりました。


組み立てて糊が乾いた後甲盛りの縁を削り出して仕上げました。


側板の下端の覆輪は編んだ竹の端を止める構造になっています。


編み終わった後から嵌めるために、雇い核を入れて取り外しが可能にしてあります。


木地が完成し捨て摺り。


覆輪は取り外して漆を塗りました。
拭漆の工程にかかるとともに本体の箪笥部の制作が始まります。

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栃拭漆箱

2016-12-16 21:52:54 | 木工
今年最後の仕事は、栃拭漆の箱。
箱といっても中に箪笥が組み込まれます。
大きさは、この手の箱としては今まで制作したことがない巨大さ。

天板は一枚板では動きの影響が大きいので、合板にして回りに額縁を回す構造にしました。

額縁は良く乾燥させた無垢材。裏透きを削ってから仕口の加工をして組みます。


写真ではわかりにくいですが、裏透きを削り終えた天板。


続けて甲盛りの削り出し。


側板の鉋掛け。
側板を鉋で削って厚さを揃えます。

この箱で一番のポイントは、湿度の変化による板の動きへの対応。
長手の1辺が50cmを超える長さになるので、僅かな狂いで蓋が開かなくなったりします。
そこで、合板の芯に乾燥後の安定度が抜群のグラナディラを使いました。


側板の蟻枘加工。
材が黒いので明るくしないと現場が見えません。
そこでLEDを使ったスポットライトを作りました。これでほぞの奥までよく見えます。
1月納品を目指して頑張ります!

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焙煎器ハンドル

2016-12-09 23:22:40 | 木工


制作中の珈琲焙煎器「珈悦」のハンドルが完成し納品しました。
暁陶房制作のコーヒー焙煎器に注目が集まり、凄いことになりそうです。
それに伴い焙煎器本体に改良が加えられ、ハンドルもそれに対応して少し設計変更しました。
今回は13個納品しました。


作業台の上に突如出現した、巨大な箱。
材料乾燥庫です。
今までのスペースでは足りないので合板で急ごしらえしました。

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ガラス塗料講習会

2016-12-04 22:42:08 | 木工
昨日、長野県松本市で開かれた、信州木工会木工研究会「ガラス塗料講習会」に行ってきました。
朝5時、一台の車に木竹部会の仲間5人が乗り込んで山科駅前を出発。松本を目指しました。

今回の講習会では実際にガラス塗料の塗装体験ができました。

午後の講演に先立ち、10時からは協力いただいた2社の製品を、持ち寄った手板に塗って体験。
こちらはtataraさんの6種類の撥水セラミック塗料


もう一つは、玄々化学工業(株)さんの「クリスタルハードトップ」


会場の一画には、主催者代表の谷さんの集めた資料や、書籍、数種類のガラス塗料を実際に試した資料などが並べられていました。


午後は、2社の担当者からそれぞれの製品について説明を聞いた後、質疑応答。
講習会の参加者は70名を超え、実際に使われている参加者も多く、鋭い質問が出されていました。


塗装体験の2度目を兼ねた休憩の後、三宅芳美さんより、10種類のガラス塗料について行った比較試験の結果の発表がありました。


実際に比較試験をした資料も展示され、大変興味深いものでした。
その後、全国で実際にガラス塗料を使われている木工作家の皆さん6名の体験発表がありました。
使われる人の立場に立って安全性や使い易さを追求していこうとする姿に学ぶもの大でした。

講習会の後は場所を移しての食事会にも参加させていただきました。
主催者の谷さん、工芸会の須田賢司先生を囲み、木工に携わる皆さんとの語らいは非常に楽しいものでした。
フェイスブックでお友達になっていただいている方ともお目にかかれたのも嬉しい出来事でした。

お世話をいただいた谷進一郎ご夫妻を始め関係者の皆さん、参加者の皆さん、須田先生、大変有意義な時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

午後11時半無事京都に帰ってきました。

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美のある暮らし ー日本工芸会近畿支部会員による逸品展ー

2016-12-02 21:08:38 | 作品展
ただいま開催中




一木一優展が終わり、ホッとする間もなく次の展覧会が始まりました。


美のある暮らし ー日本工芸会近畿支部会員による逸品展ー
お正月を前に、小生は重箱などを出品しております。
お買い物ついでに是非お立ち寄り下さい。

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