雪害の記録 2006 Apocalypse

君死にたもうことなかれ

(機械好き)『ウニモグ』なんと101万円

2005年06月17日 | 雪害の記録04-05
(そんな話は参加したかった・・・)予想外の高値 市の担当者も驚き

 競馬場で活躍したオフロードの怪物マシン「ウニモグ」の競りが十六日、旧足利競馬場で行われ、那須塩原市の酪農業田代光一さん(47)が百一万円で競り落とした。足利市がマニアの要望を受けて開催した競り。他県からの参加者も含め十九人が次々と高値を付ける激戦だった。落札した田代さんは「ウニモグが好きだから最後の花道を私が飾ってあげたかった。ハルウララと名付けてかわいがるよ」と笑顔で話していた。 

 競りにかけられた四輪駆動車「メルセデスベンツ・ウニモグ」は一九八三年製。購入価格は一千二百万円だったが、競馬場の馬場整備の業務を長年こなしてきたため、シートは破れ、外壁はさびだらけ。触るとぼろぼろ塗装が崩れる状態だった。

 市では数万円をかけて廃棄する予定だったが愛好家らの強い要望を受けて競りを実施。修復に多額の出費が予想されることから「売れても数万円」(市関係者)とみられていたが、司会を担当した小山英夫・市財政担当室長は「予想外の高値に驚いている。値がどんどん上がっていくのが怖かった」と振り返った。

 競り参加者は宇都宮市など県内にとどまらず埼玉県、茨城県、福島県などからも集まった。午前九時半からの展示会では開始を待てずに五、六人が列をつくった。群馬県から来た女性(64)は「息子のためにどうしても落札したい」。佐野市の自動車修理業の男性(56)は「ぜひ店に飾って宝にしたい」と熱い視線を送っていた。

 田代さんは、同車種を既に二台所有しているウニモグファンだ。車のメンテナンスや癖を知り尽くしており、「初めて見てひどい状態でかわいそうになった。自分しか直せないのは分かっていたから絶対落とすつもりだった」と話した。

 早速エンジンをふかして試運転。「乗り心地はまあまあ。自宅の四十ヘクタールの畑で思い切り走らせたいね」と大事そうに“ハルウララ”をなでていた。

 結果を聞いた吉谷宗夫市長は「長い間、市が使っていた財産を民間の方に使ってもらえることは大変うれしいこと」と話していた。

東京新聞
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