全国地域医業研究会のブログ

地域に根ざした医療・福祉経営を実践的に支援するネットワークグループです。

診療報酬・介護報酬同時改定への考察⑥

2011-12-05 14:43:14 | Weblog
診療報酬・介護報酬同時改定への考察
地域密着型事業の24時間対応型訪問介護・看護サービス、小規模多機能複合型事業は
現行介護サービスへの影響が大きい。それは在宅医療の関連で地域包括ケアを創設することの中心的介護サービスであり、何れも利用者の登録制による事実上の囲い込みになることと、事業者の指定が公募制になるため、地域独占が懸念され、現行の訪問介護、通所介護に大きな影響が出ものと予測される。且つ報酬が要介護度別包括制となるので、施設並みとは行かないが、安定的な収入が確保される。
地域包括ケアシフトとは介護3施設、特定施設より低額でがねらいであり、介護療養型廃止を前提とした受け皿であり、医療・在宅医療の効率化にみる自己連携と移動時間の非報酬化の実行である。地域の実状に合わせて効率化=自己完結医療・介護提供の方向へ(囲い込み)が地域密着型事業の優位性を強化し、人件費コストの削減による効率性に現行単独介護サービスは太刀打ちできるのか?
(了)

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