ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度で現在四国唯一の選定を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

内子・論田・丘の上の日曜市

 丘の上は心も体も喜ぶ解放空間!!  毎月第4日曜日 11時から3時まで。はしゃぐもよし、くつろぐもよし。自然農法の畑を見学できる『畑のお散歩会』も、毎回好評です!! 場所・菜月自然農園さんにて。

無農薬栽培は、大変だと思いますが?

2014-12-16 11:49:52 | よくある質問


 みなさんは、どう思いますか?


 農薬を使おうが、使うまいが、農業自体の大変さには、それほど差がないと思っています。


 

 ところで、だれかがディズニーランドに、誘われたとします。


 その人は、ディズニーが好きではなかったとします。


 好きでもない遊園地に連れてこられたら、その人にとっては、苦痛以外の何物でもありません。


 誘った方は、『ディズニーが嫌いな人間なんていない』と考えていて、親切心から、誘ったのかもしれませんが、この場合は、ハラスメントと言われても仕方ないと思います。



 世の中には、こういうことが、多々あります。


 私は、農薬を使わない農業がしたくて、この世界に入ってますから、無農薬が大変だと思ったことは、ほとんどないというか、記憶がないです。


 むしろ農薬を使用することになったら、その苦痛に耐えられなくなるでしょう。



 さて、私はとりあえず、10年やってきて、まあ、経営的には赤字は出さずとも、いつもギリギリの状態。


 これは、無農薬だから、ということでは、ないと思っています。

 確かに、カメムシが大発生すれば、全滅、ほぼ収入ゼロみたいな境地になるわけですが、あらゆる手段を駆使して、時には借金をしたりしながらも、経営を赤字にせずに乗り切っています。(経営の勉強は、みかん農家になってから始めましたが、やってよかったと思っています)


 ただ、無農薬だから、経営が苦しいのかと言えば、そうではないと考えています。



 当農園は、私が一人で、経営しています。

 社長兼、社員。

 
 これが、2人だったら、大きな違いが出てきますね。税制上の優遇措置で、2人の経営なら2倍以上の免税措置があります。


 それだけで、暮らしのゆとりが出てきます。


 作業にしたって、1人でやるのと、2人でやるのとでは、3倍以上の効果があります。



  餅つきを例に例えてみましょう。


  一人で杵をつき、一人でもちを裏返し。

  ものすごい非効率です。時間は倍以上かかるでしょう。


 さらに、杵と臼の準備、後片付け。

 もち米の準備と、蒸しあげ。


 そのうえ、もち米の買い出し。


 つき上げたもちの、のしや、丸め。



 全部一人でやるとしたら?






 で、私は独身者ですから、炊事、洗濯、掃除も全部やりますし、買い物、経理もします。

 炊事に関しては、インスタントやできあい、外食をほとんどせず、こだわり農産物中心の玄米食中心。



 農作業も、ヤギの世話も、地域の行事も、全部やります。まあ、だから、非効率この上ない。


 わが農園が、財政的に低迷しているのは、単純に、一人でやっているからなのでした。



 かといって、パートナー見つからんし!!



 一人でこれだけやれるのですから、2人、3人と、複数の経営になったら、夢のような暮らしができるのでは?と、いつも妄想してはいます。




 10年やってきて、これだけの不景気の中、お客さんは逆に増えています。経営の方向性は、間違っていなかったと言えると思います。


   しかし、一人では、いずれ限界が来るな。

 
 
 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

おもてとうら

2014-11-06 17:43:40 | よくある質問


 みかんには、表年と、裏年があります。



 これが、自然なんです。



 ではなぜ、表と裏があるのか?



 先日、ラジオで、大変わかりやすい説を、聞きました。



 樹木にとって、果実は、いわば、子孫を残すための種、であります。


 (温州みかんは種がないですが、ここはスルーしてください)



 樹木が、毎年、100個の実をつけたとします。


 毎年安定して果実が成れば、当然、それを餌にする野生生物が繁殖して、すべての実を食べてしまうことになります。これでは、樹木の、『子孫を残す』目的が、達成されなくなる恐れがあります。



 仮に、裏年で50個の果実がなったとします。それを餌にする野生生物は、その実を食べて、暮らします。


 翌年、200個の果実がなるとしましょう。前年50個で暮らしていた生物は、多すぎた実りを、食べきれずに、残すことになります。



 その残った実がやがて発芽し、新しい樹木が成長して、子孫が残されます。




 いかがですか?私の説明では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが。



 ともあれ、表と裏があるのには、何かしらの理由があって、それが自然である、ということだけは、確かだといえます。



 今年は裏年で、みかんは少ないです。うちの場合。来年はたくさんありそうな気配だけど、果たしてどうかな…。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2013-09-09 18:00:52 | よくある質問

 新規就農したての頃、よく、地域の人から言われたのが、『どうせうまくいかないよ』といった、悲観的な意見でした。


 確かに、この地域で新規就農した人が、数年で廃業して去ってゆくこともありました。ですから、私がしぶとく農業を続けていることに、不思議な思いをしている人も、いるみたいです。


 私が、百姓になりたいと思ったのは、小学生の頃です。3,4年生のころに書いた『お百姓さんになりたい』という作文が、なんとPTAの会報に掲載されたことを、今も覚えています。


 今風に言えば、小学生が、『メジャーリーガーになりたい』とか、『サッカーのW杯で優勝したい』と書くのと、同じだと思います。


 少し前なら、メジャーリーガーなんて夢のまた夢、どうせうまくいかないに決まってる、と考えた人たちも、いっぱいいました。お忘れでしたら、思い出してみてください。

 ところが、今や、実際に、メジャーで活躍する日本出身選手は、当たり前のようにいますね。誰に何と言われようと、夢を追いかけて努力すれば、道が開ける可能性がある、ということだと思います。


 イチロー選手は、やっぱり、野球が大好きなんだと感じます。大好きだから、続くんだと思うわけです。

 私も、野良仕事が大好きなので、続けられていると思っています。


  農家の中には、好きで農家をやっているわけではない、という人も、少なくないと思います。家の事情でやむなくやっている人も、いるはずです。

 そうした人には、私が農業を続けている理由が、わからないのも、仕方のないことだと思います。


 さて、野球の世界では、イチロー選手のようなスーパースターがいて、子供たちのあこがれの的になっていると思います。


 農業界はどうでしょう?


 最近で言えば、リンゴの木村さんあたりが、ヒーローかな?


 ちょっと昔なら、福岡さんでしょうか。今、自然農をしている人は、少なからず福岡さんの影響を受けていますね。


 私のあこがれた人は、赤峰勝人さん、今関知良さんです。


 有機農業の世界では、ほかにも、有名な人物がたくさんいます。私は、ほとんどお会いしたことがないですけれど。


 今、四国で活躍している有機農家さんたちの多くは、その名を知られるようになっています。


 今の子供たちに、あこがれてもらえるような農家に、私も成ろうと思います。
 
 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

よくある質問 

2013-07-20 08:41:09 | よくある質問

 『葉っぱのついたみかんが欲しいのですが…』


 こういうお問い合わせが、結構あります。


 たぶん、みかんを飾りたい、というところから、来ているのだと思います。


 飾りじゃないのよ~みかんは~ はっは~ん


 
 さて、上の写真をご覧ください。


 みかんの花は、上を向いて開花し、それがそのまま実になります。

 なので、幼果は、このようにおしりが上を向いているわけです。


 


 やがて、みかんが肥大して、重くなってくると、枝が下垂してきて、おしりが下を向きます。


 で、よくご覧いただきたいのですが、葉っぱも、裏返しになっていますよね?

 


 みかんの絵を、葉っぱ付きで描いたとします。皆さんは、このように、葉っぱを裏返しに描きますか?

 みな、知っているようで、知らないことが、たくさんあるのですよ。


 裏返った葉っぱは、当然、光合成がしにくくなって、やがて枯れ落ちてゆきます。あるいは、葉っぱの付け根のところを自らねじって、表向きになろうと頑張ったりもします。


 基本、出荷するみかんに葉っぱがないものが多いのは、こういった事情も、あるのです。

 もちろん、軸を長めに切りのこして、箱詰めすれば、葉っぱはつけられるでしょう。でも、ブドウとか、モモみたいに、化粧箱に入れて出荷するわけではないので、現実的ではありません。長い軸のものをダンボールに箱詰めして出荷したら、果皮を傷つけて腐敗へとつながる可能性が高くなります。

 また、冬の寒くて乾燥した時期に、葉っぱを付けて出荷したとしても、すぐに萎れてしまいます。



 お正月の鏡餅には、ダイダイを飾りますが、昔の人たちは、子孫繁栄で代々続くことを願っていたわけですね。

 うんしゅうみかんを、飾りたい、という人も多くいます。でも、私のみかんは、飾り用には、不向きです。

 予め、ご了承くださいませ。


 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加