小さな音楽家のブログ

考えたことをぼんやり書いていくだけのブログ。音楽のことが多いかも。

恋愛について

2018年02月21日 03時20分01秒 | 独り言
うわー出たなにそれ、ひどいタイトルつけたね、びっくりしたよわたし。

ともあれ、大人たちはときに、学生たちにこんなことを言う。「これから先の長い人生、たくさん挑戦して、たくさん失敗して、たくさんの人に出会って、たくさんのことを学んでください。そして、たくさん恋をしてください(テヘ)」

わーーーー
と、僕なんかはもうドン引きである。
そんなクッサイお説教ある?
たくさん恋をしてね(てへぺろ)、じゃねーよ。
いまどきそんな陳腐なセリフを言えちゃう人って、何なのだ。

きっとその人は、過去に恋の素敵な思い出があるのだろう。ときどき眠れない夜に、その淡い思い出が胸に染み渡ってきて、心臓がギュッとなったりするのだろう。
…とまあ、こういうことが透けて見える恥ずかしさ。

てか別にわざわざ言われなくなって恋愛しますし。そもそも言われたからできるってものじゃないですから。
ほら子供たちも引いてるよ、気の遣える女子はひき笑い。男子は、馬鹿か?みたいな顔してるぞ。

しかもこれねー、音楽の世界じゃけっこうみんな言うんだよなあ。
「恋をしたら音楽が変わる」「表現力がつく」「深みが出る」「大人の音楽になる」云々。

もうねバカかと、アホかと。
恋愛は音楽のための道具じゃないし。
高校生くらいの、特に朴訥とした男子、かっちり演奏するけど色気ない、みたいな子に、「恋愛しなきゃ」「彼女つくりなさいよ」なんてさ。
いやいやそんなこと言われてもって話だよね。
てか恋のひとつで音楽変わるかって言ったら、まあ変わることもあるかもだけど、変わらないこともある。その程度のこと。
そんなお説教垂れるくらいなら、よっぽど、色気のある名演奏家のCDを貸してあげたほうがマシなのだ。

こういうところに、大人のダメさってある。
思春期の頃は前も後ろもわからずがむしゃらに恋愛してたくせに、それが大人になって素敵な想い出になりましたとさ、なので子供に恋しなさいよと諭すなんて。
一言で言うと、気持ち悪いです。
僕は絶対言わないし、言ったらオワリだ。

※※※
というのが、前置き。

でもやっぱりこんな素敵なことはないのだ。恋をする人は男も女も大人も子供もみんな素敵だ。
恋すること以上の幸せってなかなかない。
いま恋をしている人は、最高にラッキーだと思う。
だから、何百回でも何千回でも、死ぬまでできるだけ多く恋すれば良いじゃないか。

と、それがわかったのも大人になってからだけどね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 待ち時間 | トップ | オリンピック徒然 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿