スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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冬の訪れ

2017-10-30 | スロバキア2017
「雪虫を見たからもうすぐ雪降るよ!」と私が宣言して以来、マルツェルにいったいいつ降るの?と言われていましたが、昨日、今日とようやく雪です。
朝、窓の外に雪を見た子供たちはもちろん大喜びです。「私たちが知らなかっただけで本当はもう明日がクリスマスだったらどうする??」と二人で興奮して窓の外を見ていました。



毎年、雪が降る前、気温が下がったら冬タイヤに自分で交換するマルツェルは準備万端でしたが、昨日慌ててタイヤ交換する人が多かったようです。というのも運悪く、タイヤのパンクが昨日発覚し、修理に行ってもタイヤ交換待ちのお客さんでごった返していて、やっと修理してもらえたのは夜8時でした。

こちらは今秋休みで幼稚園、学校はお休みです。といっても一般企業は営業していますので、私とマルツェルは仕事です。義父母に子どもたちを預けて仕事に行っています。仕事が終わって義父母のところへ行くと、今日は豆を使ってこんな遊びをしていました。


ネルカ作


サクルカ(リクエスト、の義父)作

子どもたちって色んな遊びを考えますね。

昨日はチョコレートの空き箱に豆を入れて、ブリソノヴェーグルキーというポン菓子をキャラメルで固めたクリスマスのお菓子にみたてて遊んでいました。畑で採れた大切な豆を遊びに使わせてくれる義母に感謝です。こうやって遊びに使って汚れた手でペタペタ触っていて大丈夫かなと心配していたら、義母が「大丈夫よ」とマルツェルたちもこうやって豆で遊んでいたんだそうです。子供たちが遊んだ後は数日冷凍庫に入れて殺菌し、また乾燥させるんだそうです。

先日書いた冬の訪れを知らせる雪虫の話、スロバキア人のマルツェルと義父は知りませんでしたが、こちらでは別のものが冬の訪れを告げると言われています。それは空飛ぶクモ。

ちょうど、庭に行ってさやから豆を出していたあの頃、たくさんみかけました。クモが長い糸を風になびかせ、その糸と風に乗って移動(どこに行くのかは知りませんが)するのだそうです。歩いているとよく顔にクモの糸がかかるんですよね。仕事帰りの道で、庭で、何度もクモの糸に引っ掛かりました。これ、確か春にもあったような・・・。

暦の上ではまだ秋ですが、初雪も降り、そろそろ長い冬の始まりでしょうか。
この秋休みはスロバキアではちょうどお盆にあたり、家族でお墓参りに出掛けるのが慣わしなのですが、暴風雨と雪の悪天候が続き、「お墓の掃除も出来てないわ」とは義母の言葉。ヨーロッパの各地で風の被害も出ているようです。こちらも倒木によるタトラ山鉄道運休など被害が出ています。子どもたちもせっかくの雪でも、毎日家遊びが続いています。お天気、早く回復しますように。


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