大東「表現力が凄いですよね。物語のような感じ。二人の最後の演奏もそうですけど」加藤「女性ファンほっとかないでしょ~SINSKEさんなんかすげえ外に髪ハネてたもん」大東「ハネてましたね」加藤「俺もハネさせようかな」
とりあえず、で、反省会――加藤「さあ今日は藤原道山さんとSINSKEさんに来てもらいましたけど。変な話ね、尺八とかっておじいちゃん的なイメージだったんですよ勝手に。でもやっぱかっこいいね」木南「最初に吹き出した瞬間鳥肌立ちましたよね」加藤「うん」
SINSKEさん「その時にその言葉を聞いて。それからマリンバと全然関係ない音楽をいっぱい聞くようにして、逆にそうするとマリンバの魅力が見えてきて。今は凄い演奏してるのが楽しいし」加藤「自分が次の階段に行こうとして本質忘れる時ってありますよね」SINSKEさん「そうなんですよ」
SINSKEさん「楽器をしばらくやめてみたんですよ」加藤「はい」SINSKEさん「2か月位だったと思うんですけど。やっぱり体がこうムズムズして手がリズムを叩いちゃうんですよね」加藤「うん」
SINSKEさんの化学反応な言葉とは――SINSKEさん「“素晴らしい仕事がしたければ、その仕事を誰よりも好きであれ”これスティーブジョブズがお話しされてたんですけど、僕も一時期(マリンバに)興味が無くなっちゃった瞬間がちょっとあって」木南「え~」
それをどう表現するかって事が大事なんだなって改めてそこで感じたんですよね」加藤「うん。音ってなっちゃうと狭いですよね。音楽ってなると全体ですよね」藤原さん「そうなんですよ」加藤「このまた視野の広さということになってくるんですかね」藤原さん「そうですね」
藤原道山さんの化学反応な言葉とは――藤原さん「“常に音楽たれ!”という師匠がですね、『先生の音って本当素晴らしいですね』って言ったら『音じゃないんだよ、音楽なんだよ』っておっしゃったんですよ。ただ単に音を出す事っていうのは誰でもできる。
VTR終わって――藤原さん「いや考えさせられますね。今、僕、学校で教えていることもあるので」加藤「はい」藤原さん「伸ばしていくってことどんどん考えなきゃいけないな~って」加藤「加点法の方が難しいんだよね」大東「褒める方が絶対難しいですよね」
加藤「一番最後SINSKEさんが(マリンバの筒を)フッて吹くんですね」SINSKEさん「ちょっと尺八に負けないように吹いてみようかと」加藤「あはは」藤原さん「悔しい、これが悔しいんですよね」加藤「どっかで叩きたいですね」藤原さん「叩きたいです」
それではご堪能ください。(♪藤原道山さん&SINSKEさんセッション組曲「風神&雷神」)――一同「(拍手)」加藤「やっぱり新しいジャンルですね」藤原さん「ありがとうございます」加藤「今まではほんと無かったもんですよね」大東「無かった」
加藤「水がビョ~って溜まってってカタンってなるじゃないですか」藤原さん「まさに。インテンポじゃないんですよね、徐々に徐々に力が溜まっていってもうここだ、ドンみたいなそういう感じなんですよね」加藤「うん」木南「へえ~」
藤原さん「邦楽器の場合は空気を感じてそこにポンと落ちる感じが欲しい時があるんですよね」加藤「うわ~」木南「難しい」加藤「ちょっと感覚的に今思ったんですけど、“鹿おどし”的な感じですか?」藤原さん「ああそうですね、いい事言いますね」
加藤「ちょっと1個目合ってない、タンタンって」藤原さん&SINSKEさん「ポン・・・・・・・ポン」SINSKEさん「お~落ちましたね。なかなか合わないんですけど」藤原さん「どうしても洋楽器だと、ポン、1,2,3,4、ポンっていうこのカウントが聞こえてくるんですよ」加藤「うんうん」
加藤「今のだって道山さんのさじ加減1個じゃないですか」SINSKEさん「それに合わせなきゃいけないんですよ」加藤「合います?今二人でやって。ちょっとやってみて下さいよ」SINSKEさん「じゃあいきます」藤原さん&SINSKEさん「ポン・ポン・・・」
藤原さん「“気合い”で合わせる部分っていうのがあって」加藤「気合い」藤原さん「例えばポンってやった次に出るタイミングっていうのはポン・・・・(間があって)ポンとみたいなね。これがポッと合ったりしちゃうんですよ」加藤「何をしたんですかいきなり」一同「(笑い)」
一同「(笑い)」加藤「そりゃそうですよね。和と洋だから間が全然違うでしょ」SINSKEさん「そうなんですよね。クラシックの場合はワンツースリーなんですよね。邦楽の場合、奥の見えない湖みたいなものが永遠と広がってるシーンとした感じがあるんですよ」加藤「それどういうことですか」
藤原さん「“気合い”ですね」加藤「気合い」藤原さん「できないっていうのが悔しいんで、ちょっと待ってちょっと待ってねとか言いながらこんな感じ?って一つずつ」加藤「うん。マリンバに対してイラっとしたりする?」藤原さん「楽器が大きいんで、ジャンって叩かれるとこっちの音が全部消えちゃう」
和と洋の大きな差、大変です!藤原さん「彼の書く曲は音数が多いんですよ」SINSKEさん「(笑い)」加藤「尺八パートもですか?」藤原さん「ええ」SINSKEさん「つい打楽器的なリズムの遊びとかを、それに道山さんが合わして頂いてる」加藤「それどうやって合わしたんですか?」
今日の名場面特集、いかがだったでしょうか?こうして1年間をまとめると迫力満点ですね。番組HP「キャンディーちゃんの題名日記」では田中千絵さんによるイラストが満載!今回は特にスゴいです!本間アナによる次回予告「本間のホン音」も好評連載中!tv-asahi.co.jp/daimei/
先輩ROCK YOUご覧の皆様ありがとうございました~!加藤さん、大東さん、木南さんの三人の空気感に助けられました。スタッフの皆さんも素晴らしい!
感謝です!!
心のこだわりをなくそうとするなら、まず人に施すことから始めて下さい。施すのが惜しい時はなぜ惜しいかを徹底的に考えてみることです。