チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代〜現在のお話も・・・

第174話 えびす講

2009年11月23日 | チエちゃん
 チエちゃんのお母さんは、年中行事の中で、この「えびす講」を一番大切にしていたように思います。
「今日は、えびす講だから・・・」
毎年きまって、そう言うお母さんは、どこかイソイソとした感じがしたものです。

 しかし、えびす講という行事は何の楽しみもなく、ただ、お膳を作り、神棚にお供えするだけなのです。
いつも神棚にお供えするのは、炊き立てのご飯を白木のお皿にほんのちょっとだけ盛ったものでしたが、その日は、2人前のお膳を作るのです。
ご飯と味噌汁、煮物などのおかず、そして、尾頭付き。
本当は、恵比寿さまといえば、鯛なのでしょうけれど、お母さんは、尾頭付きなら何でも良いのだと、チエちゃんの家では、いつも秋刀魚でした。

 チエちゃんが不思議に思っていたことは、いつも神棚にお供えをするのは、おじいちゃんの役目だったのですが、この時ばかりは、お母さんが神棚にお供えをすることでした。

 
 えびす講は、ちょうどこの時期であったような気がして調べてみると、旧暦の10月20日に行う行事のようです。
 神無月に出雲に出かける時期に、留守を預かる留守神として竈神(かまどのかみ)をまつり、一年の無事を感謝し、五穀豊穣や大漁を祈願する民間行事ということです。

 なるほど、台所を預かる主婦としては、一番大切にしたい神様のお祭りだったわけですね。
2009年の旧暦10月20日は、12月6日のようです。
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6 コメント

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Unknown (ina)
2009-11-23 14:03:11
なるほどね
昔はそう言った行事大切にしていたよね
昔の台所は大変だよ カマドでしょう
まず火を熾すのも大変だ


講中の行事 (玉井人ひろた)
2009-11-24 08:41:21
こちらの地域では、「恵比寿講」は町のほうの商家が「商売繁盛の神様」として行っていますね。
我々農家はやりません。その代わり「天王講」「念仏講」「山神講」などが年に2回〜3回開かれます。
> inaさん (チエ)
2009-11-25 22:44:09
コメントありがとうございます。
ええ、ガス釜を購入するまで、母は竈でご飯を炊いていました。
毎日、5時には起きていました。
ありがたいですね。
> 玉井人ひろたさん (チエ)
2009-11-25 22:49:23
えびす様は、商売繁盛の神様ですよね。
それが、竈の神様を祭るということで、農家でもやるようになったのでしょうか?
「念仏講」と「山神講」は、こちらにもありましたが、「天王講」というのは初めてです。
これは、牛頭天王のことでしょうね。
玉井人さんとは、あまり離れていないのに、地域によって違うものですね。
えびす講 (谷やん)
2009-11-26 00:11:26
谷やんの育った地方では、収穫祭のような感じで神社周辺には朝市のような屋台が並び、大勢の人で賑わっていました。
一番ワクワクしたのは福引で、一家に1枚配られる引換券を持って出かけ、あの六角形のガラガラをまわして、少数派の色が出ないかと願っていました。

あの騒ぎは、えびす講だったと思うのですが・・・
> 谷やん (チエ)
2009-11-27 21:03:46
コメントありがとうございます。
えびす講というのは、本当はそんな感じのお祭りなんですね。
私は、お膳を神棚へお供えするだけのえびす講しか知りません。
収穫祭にはかわりないんですけどね。

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