真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

番組:ジェームズ・ボンドを夢見た男 Fleming: The Man Who Would Be Bond

2016-02-17 | 世間
ジェームズ・ボンドを夢見た男

2014年にBBCアメリカで放送されたテレビミニシリーズ

Ian Fleming Biography

内容のご紹介は先賢各位にお任せして:
ダークリーママのとことんシネマ日記さん

証券会社でも債券(ボンド)を扱うというボンド命さん

機械系等。

※独空軍が英国を空襲し…というシーンで、He111が爆弾を「頭を上にして垂直に」積んで飛ぶという、特殊な積み方なのもしっかり描いている。
ハインケル He111

爆弾は弾頭を上に向けて垂直に8発搭載するという、独特の構造をしている
◆ドイツ空軍ルフトバッフェ:He-111,Ju-87,Bf-109,Fw-190;Luftwaffe

※仏海軍提督(だっけ?)が乗り込んで飛び去る飛行艇が、離水直後まだ十分高度が得られていない時点で急旋回する件
墜落するのかと思った。
Short Sunderland Flying Boat Takeoff

※死体にニセ文書を持たせ、独軍に嘘を真実と思いこませようとしたミンスミート作戦が、フレミングの発案をチャムリー(Cholmondeley は、この綴りでコルモンダリーではなくチャムリーと発音する)らがパクったものとしている件は、真相は?
本ドラマは、「パクられた」ものとして描かれているし、「マーティン少佐」にストーリーを付与するなどはフレミングの案であって、チャムリーなどはぽかんとしている如く描かれているが、真相は?

ベン・マッキンタイアー 『ナチを欺いた死体-英国の奇策・ミンスミ-ト作戦の真実』 (2011年)を読んだ人はちょっとうるさいw

Operation Mincemeat: How a dead tramp fooled Hitler
原案というか、アイデアはフレミングなのかねぇ。

Operation Mincemeat: The Story Behind “The Man Who Never Was” in Operation Husky
フレミングが51件出したアイデアのうちの28番目だって?

「マーティン少佐」をコンテナに収めて押していくのをフレミングらが見送る。すぐ先の桟橋(外洋に面している感じ?)に巨大な英潜水艦が係留されている(乾舷が驚くほど高々)と描かれる。
実際は、チャムリーらがトラックでスコットランドの潜水艦母港まで遠路運搬した(途中で記念写真なんか撮ったりしてやんの)

Operation Mincemeat-HMS Seraph
死体投棄の写真は、後日の再現ではないか?
白昼堂々?

死体選びの際、「殺鼠剤を仕込んだパンを食べて死んだホームレス」を、歯並びを見て(士官らしくない)として選ばないと描かれるが、実際の「マーティン少佐」となった死体は、殺鼠剤で死んだ人物ではなかったっけ?

ミンスミートは「丸呑みされた」という有名なセリフを、本作ではゴドフリー提督がフレミングに伝える。

全然いいんだけどね。
全部許す。

死体に持たせた「恋人の写真」に使われた女性が亡くなった際の記事!
Jean Gerard Leigh, who has died aged 88, was the woman whose photograph was used to help trick the Germans into falling for one of the greatest deceptions of the Second World War.

元祖ジェームス・ボンド(鳥類学者)は有名だわね。

ボンド先生が亡くなった際の記事。
James Bond, Ornithologist, 89; Fleming Adopted Name for 007

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