真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

きみはウミユリを知っていたか~『フィールド古生物学―進化の足跡を化石から読み解く』 から話は逸れて…

2009-10-15 | 読書-自然科学
『フィールド古生物学―進化の足跡を化石から読み解く』
大路 樹生【著】
東京大学出版会 (2009/08/20 出版)

大学教養課程の学生にも理解できるようにわかりやすく解説する

著者近影: 東京大学理学部地球惑星環境学科:太陽系や惑星の環境史 メンバー紹介

J-GLOBAL - 大路 樹生 【研究者】

しんかい6500での調Ở 査Ở 航Ở 海Ở 概Ở 要Ở 報Ở 告Ở 書Ở

たいへん興味深いことでありました。

ところで、ラウプとセプコスキの提唱した大量絶滅26百万年周期説の紹介で、仮定の死の星(ネメシス仮説のことね)を惑星としているのは、どうかな?
見つからないけど昔は自分で光っていたというのが、「見つからなかったら提唱者に破滅をもたらす」ネメシスの謂いではなかったか?
未知の惑星Xが彗星の軌道をかき乱して・・・という説もあったか。

和文の説明: ネメシス (恒星)

このような雰囲気の中で、古生物学者のラウプとセプコスキーによって1984年、絶滅の2600万年周期説が提唱されたというわけである

<この先、話は本書から離れ、ラウプ・セプコスキ組に移る>

1999年5月に50歳で急死したセプコスキ博士。没後10年:
http://chronicle.uchicago.edu/990513/sepkoski.shtml
J. John Sepkoski Jr., 50, Dies; Changed Field of Paleontology
Paleontologist J. John Sepkoski Jr., 1948-1999
Memorial: J. John Sepkoski, Jr.: A personal reflection

問題の論文:
Periodicity of extinctions in the geologic past.
D M Raup and J J Sepkoski, Jr
Proc Natl Acad Sci U S A. 1984 February; 81(3): 801–805.

Mass Extinctions in the Marine Fossil Record
DAVID M. RAUP 1 and J. JOHN SEPKOSKI JR. 2
Science 19 March 1982:
Vol. 215. no. 4539, pp. 1501 - 1503

和文の簡単な紹介(こんな展示やってたのね):
地球と宇宙の環境科学展~消えた生き物の謎と秘密~ 2009.08.30. 俺はおまえを絶滅するために生まれてきた。

お父さんのフィールド調査によく連れて行ってもらったという子息は、科学史(進化論)を講じる准教授に。
David Sepkoski:
http://uncw.edu/hst/DavidSepkoski.html
http://people.uncw.edu/sepkoskid/

セプコスキ博士(父)のwikiは、英語とポーランド語の2言語だけだった。
シカゴって、ポーランド人多くね?と思ったあーた:
中でも、ポーランド系コミュニティは全米で最大といわれ、首都ワルシャワと同じ人口とか、200万人以上の人が住んでいるとか言われています。
シカゴの人口が周辺地域もあわせると、約770万人なのでその規模はかなりのものだと思います。「ポーランド人街」と呼ばれる大きなものが、シカゴには3つ以上存在するそうです。

「セーガン化」はラウプの命名という

ラウプ名誉教授近影

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先週末の訃報から、議員のブ... | トップ | きみはアストロバイオロジー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書-自然科学」カテゴリの最新記事