真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に一区切り。述べて作らず

ちょっと気になっていた「スパイ小説作家」

2008-09-11 | 読書-2008
ずっと気になっていた作家の本をとりあえず4冊ほど。
本邦における「スパイ小説作家」の‘はしり’なのだそうだ。
「スパイ作家」などと紹介されて苦笑…、とご本人がどこかに書いておられたな。
欧米ではスパイ(ケースオフィサー=スパイ使い、というのが正確?)出身の作家もいるようだが(これがホントのスパイ作家?)、本邦ではそうも行かない?

1.『北京飯店旧館にて』
日中の狭間に生き、書いた中薗の深い想いが結晶した代表作。読売文学賞受賞。
ってことで。

2.『帰燕』
◆賢者の石
◆参加罪
◆帰燕
◆月宮殿の猿
「傑作小説集」と銘打たれてしまうと、入門レベルの読者にはちょっと。
中薗ワールドに馴染んでいるヒトには、「あのことだね」、「このことか」と話が見えるのだろうと思ったのだが。

たとえば「参加罪」という作品は、中薗がハーバート・ノーマンについて書いた『オリンポスの柱の蔭に―ある外交官の戦い』を読んでいる人向けだ。
なるほど、「オリンポス・・・」は文庫化の際にサブタイトルを分かりやすく改めました、と。
単行本「ある外交官の戦い」⇒文庫「外交官ハーバート・ノーマンのたたかい」

南面堂は工藤美代子作品は読んだけど、中薗「オリンポス…」未読なもんで。
もっと中薗作品を読んでから読むべきだったかもしれない。

松岡正剛の千夜千冊『クリオの顔』ハーバート・ノーマン・・・中薗・工藤作品に言及

ノーマンを記念した大使館の図書館(室?)の名前:
カナダ大使館 - カナダ大使館 E・H・ノーマン図書館

3.『私本GHQ占領秘史』
「冷戦構造下のGHQ内の暗闘を背景に、自らの戦後史を重ねて、戦後日本の社会を浮き彫りにする長篇エッセイ。」
タイトルがやや大仰ではないかという気もしないでもないが、なかなか興味深かったよ。
占領時代の自分史、といった趣。

4.『スパイの世界』(岩波新書)
これも中薗ワールドだよなあ。
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