シカゴ郊外より発信...。

写真を撮るのが好きです。
日常や旅行の写真など載せてみたいと思います。

秋の色彩。

2009年10月30日 | 日記
秋という季節が好きだ。
日本ではモミジに限らず奇麗な赤に染まる木の葉は多いし、いまごろは山々が美しく燃えているころだろう。
私はこの10年ほどアメリカに居り、そうした紅葉を見逃し続けている。

そうはいっても、シカゴにも秋はある。
10月の後半の一週間ほど、”FALL COLORS”と呼ぶ、やはり木々が落葉前に美しい色に染まるのだ。

うちの近所では、オークと呼ぶ木がとても多い。
辞書によると樫だが、日本でいう樫の木よりももうすこしすらっとしていて種類は違うように見える。

私のアパートの前には1km四方くらいだろうか、小さな林が保護されており、やはり一面にオークの木が生えている。
それが一斉に黄色に輝く姿は大変美しいものだ。



先週はそうした美しい林を少し散歩し、秋を満喫することができた。

残念なのは、そうした風景は一週間もすると終わってしまい、落ち葉の季節が来る。
そしてあっという間に裸の木々の間を寒風が吹き抜ける季節がやってくる。



もともと秋は、冬に向かって自然の生命がなりをひそめていく季節だし、そのはかない気分がロマンチックな感情を誘うものらしい。

カワウソ。

2009年10月25日 | 日記
動物園には、カワウソが居た。

うちの近所でもごくまれにはカワウソを見ることがあるが、それらは体長20~25㎝くらいの小さい奴らだ。
動物園に居たのは体調が50㎝ほどもあろうかという大きな奴らだった。

バシャバシャと水浴びをしたあとの毛皮は撥水性があるように見える。
こいつらの毛皮でコートを作ったら、雪の寒い晩でも快適そうだ。

顔は、すこしとぼけた風でもあるが、以外に小生意気な顔つきである。


となりに居た豹には匂いがするのだろうか、2匹いた豹の片方は、視界がついたてで遮られていながらも、カワウソたちの囲いがとても気になっている様子だった。

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豹は、やっぱり猫であること。

2009年10月25日 | 日記
先だって行ってみた近所の動物園には、十数種類くらいの動物しかいない。
裕福というよりは、すこし貧しい人たちの多い市の市営動物園なのだが、そのわりには近所で見かける野生動物ばかりというのでなく、われわれの目には珍しい動物が多い。

なかでも立派なのは、豹である。



豹の肢体は実に猫にそっくりだ。
だがその敏捷な体はよく見ると大きく、体重は人間くらいはあるのだろう。
そして、その精悍な顔つきは檻の柵ごしでなくて出っくわそうものならよほどおそろしいだろう。



この動物園にはそんな豹が二匹いた。
僕らは彼らの獰猛な猛獣ぶりに感心して10分くらい檻のまえで眺めていた。

すると、一方の豹が他方から見えないように体をすくめて物陰に体をかくした。
もう一匹のほうは、それを悟ったらしく、足音を忍ばせてにじり寄ってくる。



そんなかくれんぼのシーンがこの写真。

実はこのあと、二匹がお互いに飛びかかり、一瞬の間じゃれあうシーンがあったのだが、残念ながら写真には撮れなかった。
いくら立派な肢体をしていても、そして猛獣として恐れられていても、猫は猫だなと思った次第である。

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貴婦人的容貌の鳥。

2009年10月25日 | 日記
七面鳥はアメリカではポピュラーな鳥だろう。

実際、感謝祭では一家に一匹かならず七面鳥の丸焼きをするらしいし、ちょっと南部の州にいけば野生の七面鳥の群れをたまに見ることがある。

今回の小動物園には七面鳥も飼われていたが、なにやら中世ヨーロッパの老貴婦人のような容貌をしている。



(写真を撮ったから日記にしてみたものの、あんまりおもしろくならなくてすみません...。)

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爬虫類館。

2009年10月24日 | 日記
先日行った小さな動物園には、小さいながらなかなか立派な爬虫類館があった。

私は爬虫類が大嫌いである。
表紙の写真のような、悪魔の使いを思わせる動物たちは見ていてぞっとしない。
実際このトカゲの脚などは、まさに邪悪を具現化した物体のように見えてならない。



蛇はなかでも嫌いなわけだが、いくらガラス越しであっても2メートルほどは離れていないと気味が悪くてしょうがない。
たまに、通路の両側に蛇の水槽がしつらえてあったりするとその間を歩くのはとんでもなくぞっとしない体験だ。



そうはいっても怖いもの見たさもあるし、私の彼女が爬虫類館をのぞくのが好きなこともあり、動物園に行くと大抵は入館する。

ワニはそれほど嫌いではない。
あまりベトベトした皮膚感がないからだろうか、彼らがだらしなく寝そべっている様をみるといつもすこしのんびりした気分にもなる。


今回の爬虫類館の隅には、おまけのようにナマズの水槽があった。
私は実は、近所の池で釣ったナマズを一年ほど飼った経験がある。
なつなかいながらナマズはかわいいと思うし、いっぽうでナマズは引きが強いので釣りをしていても楽しみの獲物でもある。
このナマズは体長60cmくらいもある大きなものだったが、いつかこんなのをつ釣てみたいともおもう。



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白鳥の湖。

2009年10月24日 | 日記
先日行ってみた動物園には、カモやアヒルと同じ囲いの中に一匹だけ白鳥がいた。

カモ、アヒル、オシドリなどの水鳥は、種族が違う間柄であっても仲良くできるらしく、一緒に群れているところを見ることがおおいし、この動物園でもそうであった。
けれども、白鳥だけはそれらの鳥たちに伍することを潔しとしないらしく、ただ一匹だけ囲いの中にしつらえた湖ならぬ小さな池に浮いていた。

そんな姿が、なにか孤高な感じがするのだろうか、白鳥というのは常にロマンチックな響きがする。

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小さな動物園。

2009年10月23日 | 日記
1か月前くらいに、うちの隣町にある子供騙しのような動物園に行き、ホノボノととても楽しいひと時をすごすことができたことを書いた。
そこはウィートン市という、中産階級のなかでも裕福な人たちが多く住む市営の動物園だった。

じつはごく最近、もうひとつ近所に同じような小さな動物園を見つけた。
やはり別の隣町、オーロラ市の市営でPhillips Park Zooというやつだ。

オーロラは比較的貧しい家庭の多い地域と言われ、私などはじめてアメリカに来た時には、職場仲間の日本人たちからなるべく行くころを避けるべき地域といわれていた。

もちろん、一部裕福なひとたちが住む地域もあるのだし、動物園もそうしたあたりにあるのだが、まずしい市民たちの福利・厚生をさしおいて、小規模とはいっても金のかかる動物園などこしらえるのはどうだろうと思った。

そんなふうに思っても、とにかく私と彼女はこないだの週末、この動物園ですこし楽しい時をすごすことができたので、2~3回ほどそのときの動物たちのことを書こうかと思う。

今回はとりあえず入口のゲートと、やっぱり入口に設置された素敵な庭園の写真だけ。



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雷門。

2009年10月18日 | 日記
こないだの帰国では、雷門の前を通りかかった。

別に寺社をお参りしたでもなく通りかかっただけだが、やはり観光名所だからか、つい足を止めて眺め入った。



門の両側に雷神・風神が居るのは目立つことだが、奈良の古い寺などを除いて私などが馴染みのある現代の寺であまりこうした怖い彫像をみない気がする。
と思って調べてみたら、浅草寺の歴史は推古朝くらいまで遡るのだそうだ。
何もなかっただろう吾妻の国にそれほど古い歴史のある寺が、私がときどき電車の乗り換えのために歩く界隈にあるというのに、とてもびっくりした。

とにかく、いつもと違った興味を覚えて雷門の裏にまわってみると、そこにも彫像がある。

片方は女性でもう片方は男性、金龍と天龍と呼ぶらしい。



何の神様なのだろう。
金龍のほうはとてもやさしい顔をした女性だが、天龍の表情からはなにか拷問をすることを楽しむようなとても現代的な凄味を感じてゾッとしてしまった。

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祭り。

2009年10月17日 | 日記
9月に実家に帰ったとき、ちょうど地元の祭りがあった。
アメリカ生活が長いので、日本の祭りはもう10年ぶりくらいのものである。
こうしたイベントにさえ季節感を強く感じることのできる日本という国は、とても恵まれているとも思う。



私の地元、横須賀浦賀の祭りは、浦賀港を挟んで東西岸にある神社で同時にやるものだ。
どちらも叶神社と呼んでおり、西岸に住む私にはやはり、西叶神社が馴染み深い。



西叶神社が、いったん負け戦をしたあとの源頼朝が、平氏打倒を願って建立したという歴史を聞き知っていても、東叶神社のことは勝海舟が太平洋横断の航海の無事を祈って断食をした場所であるという話しか知らない。

今回も縁日を覗きながらお参りしてきたのは西の神社である。
この神社には、江戸時代に後藤利兵衛という彫り師が作った龍の彫り物があり、お参りをするたびにその迫力に感心する。



帰り道、町内会事務所にやっぱり江戸時代から受け継いでいる獅子が飾られているのを見た。



そしてやはり幸運なことに、ちょうど町内の山車が太鼓をたたき始めたところを通りかかることができた。



山車のまわりには町内の人たちが幾人も集まっていたが、10年以上も一人暮らしをしていた私には、知った顔がないのが寂しい。
そう思ったら、活発とはいわないまでも普通に近所付き合いをしている母まで同じことを言っていた。
浦賀なんて歴史に取り残された町だと思っていたし、そのために土着の人ばかりかとも思っていたが、やはり人口は推移するものらしい。
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リス。

2009年10月11日 | 日記
実家に帰ったら、リスが居た。
私が独り暮らしをしている間に、両親が親戚から譲り受けたものだ。

私が住むシカゴ郊外にもリスは沢山おり、モコモコの尻尾をフワフワと振りながら跳びまわる姿も、また木の実をせわしなくついばむ姿もとてもかわいいものだが、野生でないリスをみるのははじめてである。



両親にはとてもよくなついており、いろいろと食べ物をもらうと、野生のものとおなじようにかわいらしいしぐさで食べる。
が、猫や犬と違って、トイレの躾をすることは難しい上に、何度も叱られたことを平気でする。

さらに新参者の私などは、餌を与える手を鋭い歯で噛みつかれ、ちいさな傷ながら血が出るくらいの怪我になるのである。
なにか彼の気に入らないことをする―それがなんなのか、私らにはまるでわからない―と、私を部屋の隅まで追いつめ、その攻撃の執拗さはちょっとしたホラー映画を思わせもする。

この身勝手でわがままな小動物を、手にたくさん傷をつけながらも慣らし手なずけた両親には脱帽である。

姿形がかわいらしくても、実はそれほどかわいらしくもない動物もいるのだな、と勉強した次第である。

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