ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

キリスト教テキスト「神の国」、著者のまえがき

2017年07月17日 | 

                                       453円

  7月1日出版の電子書籍
       「神の国」――キリストの教えの中心をやさしく語る



     著者佐々木正明師のまえがきをご紹介します。

    ★ ★ ★ ★ ★

 はじめに

 私は16歳でクリスチャンになりました。それまで無宗教と言える環境で育った私には、人生観と進路計画をまったく変えてしまうほどの出来事でした。それで大学への進学は止め、聖書学校に入り、21歳で東京の下町で牧師の働きを始めました。ベトナム戦争真っ最中の沖縄に渡って、北部の過疎化の村で教会を始めたのは、23歳の時でした。東南アジアで宣教師として活動をするのを夢に見、猛毒のハブをひき殺しながら、真っ暗の砂利道を走り続けたのです。28歳でフィリピンに移り、マニラの神学校で学び、32歳でルソン島北部の山岳奥地に入り、念願の宣教師の活動をはじめました。

 主な活動地は、電気も水道も学校も商店も病院も薬もないところでした。車で行ける所はどんなにひどい道でもまだ良いほうで、ほとんどは数時間、場合によっては十時間以上も、けもの道のような険しく急な坂道を歩き続けなければなりませんでした。現代社会から取り残されたように、物々交換の赤貧に生きている人々の中で、聖書の教えを語り、教会を開始する働きを続けました。

 この未開の文化と極限状態の中で暮らす人々に、どのように語れば、聖書の教えを理解してもらえるか懸命に考えながらも、多くの人たちの中に聖書の教えが定着し、教会が始められるのを見て、毎日が喜びと感動の日々でした。ところが突然、帰国を余儀なくされてしまったのは、海外生活が23年に及んだ時のことでした。次男の病気のためでした。

 海外で働く宣教師として、その地固有の(土着の)文化と言うものを重く受け止めて、聖書の教えを語り続けて来た私は、日本で教会を始めることになったときも、考えました。「日本の文化、日本人の感覚、考え方、感じ方を大切にして語ろう。西欧で発展させられた「キリスト教」ではなく、聖書そのものを、日本人に分かってもらえるように語ろう。」
 まったく知らない九州の最西端の市に遣わされた私は、まず、保守的な感覚の強さに驚かされましたが、使わなかった日本語の錆をこすり落とし、習得し損ねていた日本の文化を、自分のものにしようと意識して暮らし始めました。もっとも役に立ったのは、学者や識者と言われる人たちの高説ではなく、くだらないと言われるテレビ番組や大衆小説でした。その一方で、「キリスト教」ではなく「キリストの教え」をもういちど学びなおそうと、改めて聖書を前に座りなおしました。

 この「神の国」はそのような背景から生まれたものです。これは「キリストの教えの中心」あるいは「土台」です。日本人に必要なのは「キリスト教という宗教」の教えではなく、「キリストの教え」そのものだというのが、私の信念となったからです。とは言え、この文章は帰国して間もなく書いたものに、少しばかり手を加えただけですので、日本の読者は、海外での体験談などに違和感を持たれるのではと、案じるものです。日本での働きの体験が、まだまだ少なかった時の文章であると、寛容なお許しを願うものです。ただ、このような視点と感覚で書かれた文章は、今でもあまり存在しないということから、読者には、必ず大きな収穫になると確信するものです。


 なお、この学びをより確実なものとするために、ぜひ、かたわらに聖書を置き、文中の聖書引用個所をご自分で開いて読み、確認しながら学んでくださることをお勧めいたします。
っぶ
 神様の祝福が豊かにありますように。
                

     2017年 7月 1日
               庭の枇杷の実が色づくころ長崎県の片隅で        

                                  佐々木正明






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