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『外科室・海城発電』

2016-09-18 | 読書

岩波文庫 泉鏡花 作『外科室・海城発電』他五篇を読了。

【目次】
義血侠血
夜行巡査
外科医
琵琶湖
海城発電
化銀杏
凱旋祭

解説(川村二郎)
初出一覧


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

どこかで泉鏡花の『外科医』と川端康成の『片腕』が、エロティックで美しいというような書評を読んだ覚えがあり読んでみた。多分、作家のどなたか(名前は失念)だったと思う。

どれも古い作品なので文体と字体が読みづらかった。これは初出が明治27年~30年ということを考えれば致しかないだろうと思う。
全体に流れる時代の空気感と人生観は、現代に生きるものにとっては疑問に思うことも多いが、生きていくうえで感じる苦しさややりきれなさは同じなのではないだろうか?
読みづらいな、、と思ったとき、「これは昼ドラだ」と思い直してみると、不思議とするすると読めた。
荒唐無稽なストーリーや若く美しいヒロインの苦難は昼ドラなら納得できるというもの。

表題作の『外科室』は荒唐無稽なストーリーではあるが、昼ドラならOK!だし、漫画なら木原敏江さんや大和和紀さんの明治ロマネスクものだと思えなくもない。
前述のとおりエロティックで美しいと感じた作品。
貴船伯爵夫人は麻酔剤の作用で胸に秘めた想いを、無意識のうちに吐露してしまうのではないかと恐れ、手術に際しても麻酔なしで行って欲しいと懇願する。
この胸に秘めた想いとは、執刀医の高峰が昔まだ医学生だった頃、一度見ただけで抱いた恋心のことだったのだ。
これはもう明治ロマネスクものの漫画だ。木原敏江先生の作品には似たような切ないお話が幾つもあるし。
麻酔で思い出したのだが、映画版『空中庭園』で絵理子の母が秘密を暴露してしまうのを恐れて麻酔を嫌がるシーンがあった。どうも本気でそう信じていたらしい、、
昔からそう信じられていたのだろうか、、?


余談。
明治・大正期の古い作品を読むときに「読みづらいなぁ、、」と感じたときには、昼ドラや漫画などに脳内変換すると、不思議とするする読めるのでこの方式はオススメ♪
お偉い専門家の方からはお叱りを受けそうだけど、読むのを止めて本を放り出すよりはず~っとよいと思うの。


 


 






 

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