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運転手は君だ、車掌はぼくだ、なかの4人は電車のお客……
『電車ごっこ』という童謡をみなさんご存知ですか
私の子供のころ…と、言っても終戦後の昭和24年から27年ころの何も無い時代の話です
縄を結んで大きな輪を作り、その輪の中に4，5人の子供が入って、この歌を唄いながら電信柱やお店を駅に見立てて走り回り、電車の運転士さん、車掌さんに憧れたものです。
私もその一人で、物心ついたときから還暦を過ぎた今まで趣味は
電車追っかけです。
その証拠に幼年時代の写真には、電車を持って立っているものが残っていました。
さて、「鉄道友の会 東京支部千葉サークル」では、毎月第三土曜日に船橋中央公民館で例会を開催し、サークル報を発行しています。
今年の4月には、450号を発行できました。
そこでこれを記念して、何か行事ができないか考えました
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「銚子電鉄・小湊鐵道・いすみ鉄道のどこかで貸切列車はどうかな…。銚子はあの311以来
、観光客が激減してしまって、銚子電鉄も一時の支援ブームも去りゆき、乗客が減少しているらしいし…。なんとか増収に協力しよう！」
銚子電鉄はネットダイヤで、交換できるのは一箇所。
両端の銚子駅と外川駅は、定期列車が停車していると他の列車は止まれない。
「定期列車に連結するか、2両連結の1両に貸切をするか…。ちょっと面白くないな。」
「でもここは、是非銚子電鉄にお願いしてみよう！」
そうして、なんと銚子電鉄の担当者の方はダイヤの隙間を見つけてくださり、定期列車が銚子駅に停車している20分の間に、車庫のある仲ノ町を発車し笠上黒生で折り返して仲ノ町まで帰ってくるスジ(ダイヤグラムに運転する列車を線で描くこと)をひいてくれたのです
私たち単独での運転は無理と考えていましたので、大感激でした
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早速11月4日の運転でお願いをし、夢であった『大人の電車ごっこ』が銚子電鉄で
実現 したのです…
運転する車両は単行(一両)で運転できる1000型の2両うち、この車両の前の所属である営団地下鉄銀座線の黄色に塗られている1001号でお願いしました。
「記念のヘッドマークを付けをつけさせてもらおう！」
「ヘッドマークの許可は下りたよ！方向幕も特製を着けていいそうだよ。」
「方向幕(列車の行き先を知らせる幕)も普通は団体で運転するときは「臨時」や「団体」だけど……。特製「貸切列車・鉄道友の会」にしよう！」
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「乗車、撮影会が終われば参加者は沿線の撮影に行くだろうから人数分の一日乗車券を手配しよう。」
「一日乗車券もオリジナルができるそうだよ！印刷の関係があるから直ぐに考えないと。」
「それなら当日使用する1001を、私が笠上黒生駅で撮った写真に鉄道友の会のマークを組み合わせて、銚子電鉄に注文しよう！」
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これでマイ乗車券のできあがりです。
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乗車記念券も硬券(窓口で切符を売っていたとき、硬い紙でできた切符)で作成しました。
会員に配る乗車券もできあがり、前日の3日に1001型にヘッドマークを付け安全に運転できるか確認をして、隣の丸の内線色の1002にも取り付けてみました
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11月4日(日)。
運転会当日は
晴天、撮影日和
私達、千葉サークルもここで撮影会を開催するのは1971(昭和46年)11月以来ですから41年ぶりです。
当時の記念写真がありますが、皆若かったです。全員
還暦、古希
をすぎています
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9時50分。
関東各地から駆けつけた会員が50名集まり乗車開始です
外川方には「千葉サークル報450号記念」。
銚子方には「鉄道友の会 東京支部50周年」のヘッドマークがついています
10時00分。
笠上黒生駅にむけて出発。
車内では銚子電鉄 伊藤取締役から歓迎の挨拶をいただきました。
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観音、本銚子は通過。
銚子電鉄では、
お客さんが乗って電車が駅を通過することはありません ので、私も何回もこの区間をのっていますが初体験で大感激です
(マニアはちょっとしたことに喜ぶのです)
走行写真は乗っていると撮れませんので、笠上黒生駅手前で先行した千葉サークル会員Ｓ君が撮影
下見を何回もして決めた場所だけに、バッチリ写っています。
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笠上黒生駅を折り返した電車は各駅を通過して仲ノ町に到着。
16分の『大人の電車ごっこ』も無事終わりました。
仲ノ町駅の構内では、大正生まれのデキ３がホールを上げて止まっています。
41年前もここでデキを撮影しましたが、当時は車庫のうらにヤマサ醤油の引き込み線があり広く感じます。前回はうしろに小さな客車をつけています。
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最後は構内の好位置に移動した1002型を心行くまで撮影して行事は無事終了です
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午後はメンバーそれぞれ思い思いに、お目当ての撮影場所に移動して 撮影 したり、記念一日乗車券の引き換え券で交換した「濡れ煎餅」を片手に試乗などして
秋の銚子を楽しみました
≪ tomu ≫ by クリーンカー浜野
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お久しぶりです<< max >>です。
今日は、２月１８日にも素敵な記事を寄稿して頂きました、千葉三菱の 鉄ちゃん≪ tomu ≫さん から、またまた素敵なエピソードを頂戴しました！
大人になった今だからこそできる、『電車ごっこ』……。いいなぁ
<< max >> も叶えたい夢の為に、日々頑張っていこうと思います
