千葉県博物館協会の博物館資料救済活動

千葉県博物館協会では、加盟館園の資料が、津波などの災害で被災した場合、協会全体でそれを救済するシステムを構築しました。

香取・海匝地区のブロック会議が開催されました

2024-03-04 10:07:26 | 日記

 令和6年2月26日(月)、伊能忠敬記念館(香取市)において今年度第1回の香取・海匝地区ブロック会議が開催されました。参加の加盟館は、伊能忠敬記念館、大原幽学記念館、香取神宮宝物館、千葉県立中央博物館大利根分館、夢紫美術館の5館。(松山庭園美術館は欠席)

 今年度は新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応により、昨年度とは各館とも方針や入館状況が大きく変わりました。また、資料救済事業については、台風などの災害対応や対策などを確認しあいました。主な内容は以下のとおりです。

1.各館の現状報告

 各館の入館状況は新型コロナウイルス感染症拡大前に戻っていると報告されました。なお、香取神宮宝物館は改修のため、千葉県立中央博物館大利根分館は本館への機能集約のため、休館中。

2.今後の活動について

 令和6・7年度の地域振興委員と中核館を大原幽学記念館が担当し、サブ館を伊能忠敬記念館としました。また、次回のブロック会議は大原幽学記念館で行う予定です。

3.館内見学

 伊能忠敬記念館で開催中の企画展を見学しました。


安房地区のブロック会議開催

2024-02-29 11:10:00 | 日記

令和6年2月22日(木)、鋸南町中央公民館において、安房地区の令和5年度第1回ブロック会議が開催されました。出席した館は鴨川シーワールド、鴨川市郷土資料館、白浜海洋美術館、千葉県立酪農のさと、鋸南町菱川師宣記念館、館山市立博物館の6館でした。
 議事の概要は以下のとおりです。

1.情報伝達訓練及び自然災害発生時の緊急連絡体制について
 各館担当者の顔合わせと緊急時の連絡体制の確認を行いました。

2.県博協役員改選について
 県博協の役員改選に伴い、安房ブロックからの役員の選出について話し合いました。安房ブロックは少人数や館長兼務の館が多く役員の引受けは難しい状況ですが、引き続き検討することになりました。

3.現状の課題について
 新登録制度について、特に現在登録ではない館から登録手続きや毎年提出する書類の準備が負担となるとの意見が多くありました。

4.次回の会議について
 次回は白浜海洋美術館で開催予定です。


東葛飾ブロックの会議が開催されました。

2024-02-25 10:49:19 | 日記

令和6年2月21日(水)流山市立博物館において、令和5年度第1回東葛飾地区のブロック会議を開催しました。

参加は鎌ケ谷郷土資料館、流山市立博物館、野田市郷土博物館・野田市中央小学校教育史資料館・千葉県立関宿城博物館と

オブザーバーとして柏市教育委員会文化課・野田市市政推進室鈴木貫太郎記念館建設担当を含め、11名が参加しました。

(松戸市立博物館・廣池千九郎記念館は欠席)

会議では、出席者の自己紹介と各館の近況報告の後、

3月12日開催の情報伝達訓練の内容確認をはじめ、次年度以降の県博協役員・委員の分担についての協議を行いました。

ブロック内独自の今年度の協議事項は、収蔵庫環境(温湿度・収納率・虫菌害等)、収蔵庫以外の場所での

保管状況について、他機関・施設との連携について取り上げ、各館の状況のほか、活発な意見交換ができました。

会議の最後には、会場となった流山市立博物館の展示室・収蔵庫の見学を行い、それぞれの館における展示収蔵庫の状況との比較しながら意見交換を行いました。

昨年度に引き続いて対面での会議となり、近隣館同士の情報交換の大切さをあらためて感じました。

 


君津地区のブロック会議が開催されました。

2023-04-01 17:01:52 | 日記

 令和5年2月15日(木)午後2時から、木更津市郷土博物館金のすずにおいて、君津地区のブロック会議が開催されました。出席した館は袖ケ浦市郷土博物館、君津市立久留里城址資料館、木更津市郷土博物館金のすずの3館でした。
 議事の概要は以下のとおりです。

1.今年度中核館の確認
 中核館とサブ中核館については従前のままとなりましたが、ブロック内での連絡体制について、今後の対応が協議されました。

2.基礎情報データの更新について
 一部職員数に変更があることが報告されました。

3.資料救済体系及び情報伝達訓練について
 今年度の情報伝達訓練の日程等が確認されました。また、令和元年度の台風被害時のことを教訓とし、電話もファックスも通じない事態が今後も想定され、更には職員が避難し館が無人となることも考えられることから、資料救済体系の見直しも視野に入れる必要性が指摘されました。

4.コロナ禍における博物館運営について
 制限の緩和に伴い、各館とも通常通りに戻りつつあるものの、体験学習や展示解説において、密を避けるために出前解説や屋外での実施等工夫している状況が報告されました。

5.資料管理にかかわる課題について
 デジタル化は各館とも思うように進捗しておらず、保管スペース不足の問題も解決が難しく、対応に苦慮している状況が報告されました。

 

 


安房地区のブロック会議が開催されました

2023-03-09 10:47:16 | 日記

令和5年2月10日(金)、安房地区の令和4度第1回ブロック会議が鴨川市郷土資料館において開催されました。

加盟全館園である以下の5館が参加しました。

鴨川シーワールド・鴨川市郷土資料館・白浜海洋美術館・千葉県酪農のさと・館山市立博物館

会議では、①情報伝達訓練及び自然災害発生時の緊急連絡体制について、②現状の課題について、の2点について議論を行いました。

概要は以下のとおりです。

・事前に館周辺の木を伐採するなどの管理により台風による建物への被害がなかった。

・台風では資料や建物に対しての被害はなかったが、長期間の停電により連絡がとれなくなった。

・個人の家にある資料の救済が課題。事前にピックアップしていざというときは連絡や手助けを行いたい。

・建物の収容能力には限界がある。被災時の資料の置き場がないという話は以前から出ている。どの館も同じ状況。

⇒被災時に行動するためには日常的からの交流、対策が必要である。

⇒これまでの被災状況についてまとめれば今後の対応に生かせるのではないか。