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千葉県は暖湿流収束による局地的大雨多発地帯!(7月21日 8月5日の事例より)

2017-08-10 14:25:10 | 日記
千葉県は、台風や低気圧接近時などで、南海上から暖湿流が流れ込む際、異方向からの暖湿流が県内周辺でぶつかり合い、局地的な大雨となる
ケールが多い地域です。

千葉県内で局地的大雨が発生した、7月21日8月5日の事例を紹介しましょう。

①7月21日12時の天気図 気象庁HPより引用




②8月15日3時の天気図 気象庁HPより引用



①の7月21日、関東平野では、昼頃までは各地で晴れ渡り、東京都心では、最高気温34℃を超え、猛暑日一歩手前の厳しい暑さでしたが、千葉県内では、昼頃より、北西部で局地的に雨雲が発達して、21日13時~16期頃までには、ところによって、1時間50㍉
を超す大雨となりました。

②の8月5日、未明に、やはり北西部で局地的に雨雲が発達して、北西部の所々で1時間に30㍉~50㍉程度の
激しい雨を観測しました。

この原因は?ですが、

おのおの事例①②に対し、①では、大雨を観測している時間帯の21日14時現在、②では、8月5日1時現在の
ⅰ:全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 
ⅱ:関東地方周辺アメダス風向風速分布図
ⅲ:関東地方周辺レーダーアメダス解析雨量図 

を示しました。各々の図を比較してみましょう 。


ⅰ:

ⅱ:

ⅲ:




ⅰ:

ⅱ:

ⅲ:




① ②の事例とも、上空1000㍍付近の風向を見ると、東北太平洋側で概ね南寄り風の暖湿流が 静岡周辺では、概ね南西風の暖湿流が入り混んで、千葉県周辺上空1000㍍付近で暖湿流同士収束している様子が推測されます。

一方、双方の ⅱより、①では、太平洋からの南東風と東京湾からの南西風とが衝突している県内北西部の地域で、②では、県内南部では南東風、北東部沿岸部で北東風が分布し、さらに、県内北西部県境周辺では、概ね北寄り風が分布して、これら、気流が衝突している県内北西部から北東部内陸部にかけて、非常に発達した降水域が見られます。

つまり上空1000㍍周辺で代表される、下層での暖湿流の収束があるところに、地表付近の気流の収束(日中ですと、東京湾からの気流と太平洋からの気流との収束、夜間ですと、太平洋からの、南東〜北東の気流と、関東平野内陸部での北寄り風との収束で、局地的大雨が発生しやすい といえます。

千葉県内では、前記した気流の収束箇所の分布状況により、北部のみならず南部でも、局地的大雨は発生し、が、海上からの暖湿流の流れ込みが大きいほど、県内の、この局地的大雨
は、より激しいものになりますから、油断大敵!!です。
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