シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

お店の個性 その2

2009-01-02 11:00:53 | 近況報告
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お正月、皆様は如何お過ごしになったでしょうか。
今年は、福袋も買いに行かずに家で、必ずお正月になると見てしまう、高倉 健さんの「遙かなる山の呼び声」を見たり
年前にY君から借りていた故ポール・ニューマンの「暴力脱獄」などを見て過ごしておりました。
二人ともタイプは違うけれど、どんな映画俳優より常に(私から見たら)頭一つ飛び出して見えます。

ちょうどビデオを見ていると荷物が届き、なんと
パティシェあこがれの巨匠 リリエンベルグの横溝氏から画像のような
お正月用のお菓子が届きました。
鯛の形をしたパイにクレームダマンド、その中に柔らかな渋皮付きの栗がゴロゴロと入っていて
一切れずつ、切ってオーブントースターで軽く暖めていただきました。
新年の伝統的お菓子「ガレット・デ・ロア」のようで四月の伝統菓子「ポアソン・ダブリン」のようでもありますが
明らかに横溝流です。

氏の菓子は、何を食べても横溝さんの優しい味がします。
常に独特であるのに、伝統に対して忠実、
というか尊敬の念が感じられます。
あまた居るパティシェのなかで、常に頭一つってところです。

ぶれない個性の確立めざし、今年もがんばります。



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