アスベスト災禍の渦中に胸部X線検診を中止すればアスベスト被害者の救済が遅れるのは必至!
アスベスト渦中に矢野栄二教授が胸部X線検診中止を要求
矢野栄二教授の胸部検診廃止提案に異論続出
石綿(アスベスト)により発生する肺の中皮種という病気が問題となり、全国各地
でアスベストの撤去作業が始まっています。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/houdou/index.html
このような背景の中、胸部X線検査による健康被害は聞いた事がありません。
しかし、国の検討会では帝京大 矢野栄二教授より胸部X線検診の廃止が提案され
ておりまして、胸部X線検診を廃止したい本当の理由は何なのか?
胸部X線による健康被害の報告はありませんから、「アスベストなど何か別の原因
による肺疾患を隠そうとしている???」と勘ぐりたくなります。
議論を注意深く見守りたいものです。
さて、胸部X線検診廃止を訴える矢野栄二教授の提案について日本肺癌学会と
日本呼吸器学会から意見書が提出されました。
労働衛生課長
資料2ですが、日本肺癌学会、日本呼吸器学会の会長、理事長から厚生労働大臣宛に
きたものです。紹介ということで全文を読み上げさせていただきたいと思います。
結核予防法改正に伴う労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直しについ
て。結核予防法の改正に伴って、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直し
が検討されております。もとより、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査は、労
働現場における結核感染を防止することを主たる目的としたものであり、近年の結核罹
患率の減少の下で、本来の意義が著しく低下していることは十分承知しております。し
かしながら、胸部エックス線検査が、労働安全衛生法において呼吸器系疾患を対象とす
る唯一の検査であることから、結核発見率が低下した今日でも、肺がんをはじめとする
さまざまな呼吸器疾患の早期発見と、国民の中核をなす5,000万労働者の呼吸器疾患に
対する予防意識の喚起に重要な役割を果たしていることも事実であります。
私どもは、今回の見直しによって、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査が廃
止もしくは著しく縮小された場合、国民の呼吸器疾患の早期発見と予防意識に後退が生
じかねないことを危惧しており、何らかの代替え策の導入が必要と感じております。
今日、我が国では年間約5万8,000人が肺がんによって死亡しており、男性ではがん
による死亡の第1原因となっています。また、最近の調査では500万人を超える慢性閉
塞性肺疾患(COPD)患者の潜在が推定されており、現在、すでに10万人を超えてい
る在宅酸素療法患者の約半数はCOPDによっております。重要なことは、これらの疾
患は早期発見によって、救命あるいは進行を阻止し得るだけでなく、予防し得る疾患で
あることであります。
私どもは、今回の見直しにおいて、5,000万労働者の呼吸器疾患の早期発見と予防の
ために、一定年齢以上及び喫煙者に限定した胸部エックス線検査や、スパイロメトリー
の導入、また、でき得ればヘリカルCT検査など、時代に即した積極的な施策への転換
を図っていただきますよう、切に要望いたします。以上です。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
また、矢野栄二教授が胸部X線検診を廃止すべきと主張する科学的根拠に誤りが
あることが指摘され、矢野栄二教授は陳謝されました。しかし、矢野栄二教授は
相変わらず胸部X線検診廃止を主張しておられます。
しかし胸部X線検診を廃止したいという意向は充分感じられます。
でも・・・ なぜ??? 一体何が目的なのか???
○矢野栄二委員
・・・会議の後で放射線医学を専門とする委員のほうから、いろいろな議論が
あるという指摘を受けまして、・・・検査に伴う放射線被曝量と、その被曝に伴う
健康影響の両方向ともいろいろな議論、データ、1つは私の記載の誤りというのが
ありましたので、それをお話させていただきます。
・・・間接撮影のほうが直接撮影よりも低くなっているのは私もここで初めて知ったの
ですが、前回、私もしくは柚木委員が提出したものよりは、1回の検査に伴う
被曝線量が大体1/4まで下がってきている、これは大変結構なことではないか
と思います。そのような意味で、1回の検査のリスクの見積りを1/4で考えた
ほうがいいということが、現在の日本の機械では言えるということがあります。
・・・ただ、ここまでいろいろデータを見てきますと、特に国連科学委員会などでは
何百頁にも及ぶドキュメントで、その中で実際のデータがあるのは広島・長崎、
最近ではチェルノブイリの事故などの数値を使い、当然ながら、そこでは大変
高い被曝線量のところで計算をしている。それに対して、この検討会で問題に
している1回の胸部レントゲン検査というのは、それの1/1,000とかそれより
もずっと低い数字での議論をしている。
そうすると、大きいところの数字から低いところの数字へどう持っていくか、
ここがいちばん大きな問題になるかと思います。
・・・前回の私の資料の中の「3.胸部レントゲン検査の実施の利益と不利益」と
いう部分については、お詫びして削除させていただきたいと思います。
どうも申し訳ありませんでした。
これが前回の訂正の部分です
矢野栄二教授は科学的根拠の誤りを認め陳謝しましたが、一貫して胸部X線検診
を廃止したい様子です。これについて柚木(ゆき)委員と藤村委員の反論です。
○柚木(ゆき)委員
・・・仮に胸部エックス線検査を定期健康診断の必須項目から除外し、医師の選択等
の特定条件下でのみ実施する項目に改定されたとすると、定期健康診断における
胸部疾患あるいは呼吸疾患の検査は、医師の問診と聴診のみに委ねられることに
なってしまいます。これは診断技術の後退、受診者の不安や不満、医師や看護師等
の負担、責任の増加をもたらす可能性が大きいものと考えています。
・・・総合精度管理事業に参加していない健診機関の問題は残ってはいるのですが、
このデータだけを見ても疾患発見の頻度が少なくて、有所見の誤判断の可能性が
非常に高いという第2回の検討会における矢野栄二委員の発言は、一般論として
言えないのではないでしょうか。
・・・矢野栄二委員から提出された資料5に基づく胸部エックス線検査の有用性に
関する評価は、限られた視点に基づいてなされており、しかも有用・無用を断定
するには十分とは言えない根拠に基づいて結論を導いていると思われるのでは
ないかということです。
○藤村委員
矢野委員のお話ですが、スクリーニング検査の評価ということで言葉の問題を
取り上げて、これを科学的な論議において検討していかなければいけないという
ことなのですが、この矢野委員のおっしゃる科学的論議でやった場合、
医療のかなりのもの、あるいは検査のかなりのものが有用性なし
と判定されるおそれが非常にあるのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
将来は検査のかなりのものが有用性なしと判定され、すべての検診が廃止になる
のでしょうか???
でアスベストの撤去作業が始まっています。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/houdou/index.html
このような背景の中、胸部X線検査による健康被害は聞いた事がありません。
しかし、国の検討会では帝京大 矢野栄二教授より胸部X線検診の廃止が提案され
ておりまして、胸部X線検診を廃止したい本当の理由は何なのか?
胸部X線による健康被害の報告はありませんから、「アスベストなど何か別の原因
による肺疾患を隠そうとしている???」と勘ぐりたくなります。
議論を注意深く見守りたいものです。
さて、胸部X線検診廃止を訴える矢野栄二教授の提案について日本肺癌学会と
日本呼吸器学会から意見書が提出されました。
労働衛生課長
資料2ですが、日本肺癌学会、日本呼吸器学会の会長、理事長から厚生労働大臣宛に
きたものです。紹介ということで全文を読み上げさせていただきたいと思います。
結核予防法改正に伴う労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直しについ
て。結核予防法の改正に伴って、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直し
が検討されております。もとより、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査は、労
働現場における結核感染を防止することを主たる目的としたものであり、近年の結核罹
患率の減少の下で、本来の意義が著しく低下していることは十分承知しております。し
かしながら、胸部エックス線検査が、労働安全衛生法において呼吸器系疾患を対象とす
る唯一の検査であることから、結核発見率が低下した今日でも、肺がんをはじめとする
さまざまな呼吸器疾患の早期発見と、国民の中核をなす5,000万労働者の呼吸器疾患に
対する予防意識の喚起に重要な役割を果たしていることも事実であります。
私どもは、今回の見直しによって、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査が廃
止もしくは著しく縮小された場合、国民の呼吸器疾患の早期発見と予防意識に後退が生
じかねないことを危惧しており、何らかの代替え策の導入が必要と感じております。
今日、我が国では年間約5万8,000人が肺がんによって死亡しており、男性ではがん
による死亡の第1原因となっています。また、最近の調査では500万人を超える慢性閉
塞性肺疾患(COPD)患者の潜在が推定されており、現在、すでに10万人を超えてい
る在宅酸素療法患者の約半数はCOPDによっております。重要なことは、これらの疾
患は早期発見によって、救命あるいは進行を阻止し得るだけでなく、予防し得る疾患で
あることであります。
私どもは、今回の見直しにおいて、5,000万労働者の呼吸器疾患の早期発見と予防の
ために、一定年齢以上及び喫煙者に限定した胸部エックス線検査や、スパイロメトリー
の導入、また、でき得ればヘリカルCT検査など、時代に即した積極的な施策への転換
を図っていただきますよう、切に要望いたします。以上です。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
また、矢野栄二教授が胸部X線検診を廃止すべきと主張する科学的根拠に誤りが
あることが指摘され、矢野栄二教授は陳謝されました。しかし、矢野栄二教授は
相変わらず胸部X線検診廃止を主張しておられます。
しかし胸部X線検診を廃止したいという意向は充分感じられます。
でも・・・ なぜ??? 一体何が目的なのか???
○矢野栄二委員
・・・会議の後で放射線医学を専門とする委員のほうから、いろいろな議論が
あるという指摘を受けまして、・・・検査に伴う放射線被曝量と、その被曝に伴う
健康影響の両方向ともいろいろな議論、データ、1つは私の記載の誤りというのが
ありましたので、それをお話させていただきます。
・・・間接撮影のほうが直接撮影よりも低くなっているのは私もここで初めて知ったの
ですが、前回、私もしくは柚木委員が提出したものよりは、1回の検査に伴う
被曝線量が大体1/4まで下がってきている、これは大変結構なことではないか
と思います。そのような意味で、1回の検査のリスクの見積りを1/4で考えた
ほうがいいということが、現在の日本の機械では言えるということがあります。
・・・ただ、ここまでいろいろデータを見てきますと、特に国連科学委員会などでは
何百頁にも及ぶドキュメントで、その中で実際のデータがあるのは広島・長崎、
最近ではチェルノブイリの事故などの数値を使い、当然ながら、そこでは大変
高い被曝線量のところで計算をしている。それに対して、この検討会で問題に
している1回の胸部レントゲン検査というのは、それの1/1,000とかそれより
もずっと低い数字での議論をしている。
そうすると、大きいところの数字から低いところの数字へどう持っていくか、
ここがいちばん大きな問題になるかと思います。
・・・前回の私の資料の中の「3.胸部レントゲン検査の実施の利益と不利益」と
いう部分については、お詫びして削除させていただきたいと思います。
どうも申し訳ありませんでした。
これが前回の訂正の部分です
矢野栄二教授は科学的根拠の誤りを認め陳謝しましたが、一貫して胸部X線検診
を廃止したい様子です。これについて柚木(ゆき)委員と藤村委員の反論です。
○柚木(ゆき)委員
・・・仮に胸部エックス線検査を定期健康診断の必須項目から除外し、医師の選択等
の特定条件下でのみ実施する項目に改定されたとすると、定期健康診断における
胸部疾患あるいは呼吸疾患の検査は、医師の問診と聴診のみに委ねられることに
なってしまいます。これは診断技術の後退、受診者の不安や不満、医師や看護師等
の負担、責任の増加をもたらす可能性が大きいものと考えています。
・・・総合精度管理事業に参加していない健診機関の問題は残ってはいるのですが、
このデータだけを見ても疾患発見の頻度が少なくて、有所見の誤判断の可能性が
非常に高いという第2回の検討会における矢野栄二委員の発言は、一般論として
言えないのではないでしょうか。
・・・矢野栄二委員から提出された資料5に基づく胸部エックス線検査の有用性に
関する評価は、限られた視点に基づいてなされており、しかも有用・無用を断定
するには十分とは言えない根拠に基づいて結論を導いていると思われるのでは
ないかということです。
○藤村委員
矢野委員のお話ですが、スクリーニング検査の評価ということで言葉の問題を
取り上げて、これを科学的な論議において検討していかなければいけないという
ことなのですが、この矢野委員のおっしゃる科学的論議でやった場合、
医療のかなりのもの、あるいは検査のかなりのものが有用性なし
と判定されるおそれが非常にあるのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
将来は検査のかなりのものが有用性なしと判定され、すべての検診が廃止になる
のでしょうか???
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