アスベスト災禍の渦中に胸部X線検診を中止すればアスベスト被害者の救済が遅れるのは必至!
アスベスト渦中に矢野栄二教授が胸部X線検診中止を要求
日本における石綿アスベスト災禍拡大の経緯
被害者の会情報
日本における石綿アスベスト災禍拡大の経緯 投稿者:石●た●子さま
日本では、たばこと石綿アスベストによる呼吸器疾患対策を混乱させている中心人物が呼吸器専門家だという驚くべき事実があります。我が国で公害対策が遅々として進まないのは、核心が病院利権問題であり、十分な対策が講じられると呼吸器患者が減り病院収益を直撃するからではないでしょうか。
日本における石綿アスベスト災禍拡大の経緯
1972年、世界保健機関WHOの下部組織である国際がん研究機関が石綿の発がん性を指摘。
1972年、ILOの専門家会議で石綿の職業がん発生を指摘
1974年、米国産業衛生専門家会議が石綿の職業がん発生を指摘
1983年、アイスランドは使用禁止。
1986年、国際労働機関が青石綿の原則禁止条約を採択。
1989年、世界保険機関が青石綿と茶石綿の使用禁止。
1992年、日本石綿協会が来年6月から茶石綿を自主的に中止。
1993年、欧州共同体、7月、青石綿と茶石綿の使用禁止。ドイツが石綿原則禁止。
1995年、日本政府が茶石綿の使用禁止。
1995年、フランスが石綿の原則使用禁止。
1995年、イギリスが石綿の原則使用禁止。
1998年、日本産業衛生学会 許容濃度委員会の帝京大学 矢野栄二が石綿の全面使用禁止に反対する。
2000年、EUは化学物質日用品を禁止。
2000年、石綿(アスベスト)の使用禁止に反対していた日本産業衛生学会許容濃度委員会の矢野栄二は石綿(アスベスト)許容濃度を発表。矢野栄二は石綿(アスベスト)作業従事者1000人に1人が肺がんもしくは中皮腫になる数値を産業衛生学会の勧告値(許容濃度)として発表した。日本で矢野栄二が計算した許容濃度は当時の技術では測定できず、決めても無意味であった。また、矢野栄二による勧告値は、仮にこれを遵守して作業を行っても石綿(アスベスト)作業従事者1000人に1人が肺がんもしくは中皮腫を発症するというとんでもない勧告値であった。
http://park3.wakwak.com/~banjan/main/taisaku/html/taisaku28yano.htm
2005年4月、矢野栄二教授が厚生労働省に胸部X線検診中止を要求する。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0404-4.html
http://blog.goo.ne.jp/chestxp/e/f6f166f707bb6faa3634cf0c6d6bf5eb
2005年6月、(株)クボタがアスベスト(石綿)による健康被害の状況を公表
2005年、日本経済新聞8月2日朝刊の「アスベスト禍(下)不作為のとがめ」(堅田哲、福田芳久、青木慎一の各記者が担当)という記事で、帝京大学 矢野栄二は「石綿の発がん危険性はたばこに比べ、はるかに低い」と発表。
2005年、中皮腫患者 推定3万人と発表(環境省 2005/10/6)、矢野栄二の発表は嘘である事が判明した。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0404-4.html
日本における石綿アスベスト災禍拡大の経緯 投稿者:石●た●子さま
日本では、たばこと石綿アスベストによる呼吸器疾患対策を混乱させている中心人物が呼吸器専門家だという驚くべき事実があります。我が国で公害対策が遅々として進まないのは、核心が病院利権問題であり、十分な対策が講じられると呼吸器患者が減り病院収益を直撃するからではないでしょうか。
日本における石綿アスベスト災禍拡大の経緯
1972年、世界保健機関WHOの下部組織である国際がん研究機関が石綿の発がん性を指摘。
1972年、ILOの専門家会議で石綿の職業がん発生を指摘
1974年、米国産業衛生専門家会議が石綿の職業がん発生を指摘
1983年、アイスランドは使用禁止。
1986年、国際労働機関が青石綿の原則禁止条約を採択。
1989年、世界保険機関が青石綿と茶石綿の使用禁止。
1992年、日本石綿協会が来年6月から茶石綿を自主的に中止。
1993年、欧州共同体、7月、青石綿と茶石綿の使用禁止。ドイツが石綿原則禁止。
1995年、日本政府が茶石綿の使用禁止。
1995年、フランスが石綿の原則使用禁止。
1995年、イギリスが石綿の原則使用禁止。
1998年、日本産業衛生学会 許容濃度委員会の帝京大学 矢野栄二が石綿の全面使用禁止に反対する。
2000年、EUは化学物質日用品を禁止。
2000年、石綿(アスベスト)の使用禁止に反対していた日本産業衛生学会許容濃度委員会の矢野栄二は石綿(アスベスト)許容濃度を発表。矢野栄二は石綿(アスベスト)作業従事者1000人に1人が肺がんもしくは中皮腫になる数値を産業衛生学会の勧告値(許容濃度)として発表した。日本で矢野栄二が計算した許容濃度は当時の技術では測定できず、決めても無意味であった。また、矢野栄二による勧告値は、仮にこれを遵守して作業を行っても石綿(アスベスト)作業従事者1000人に1人が肺がんもしくは中皮腫を発症するというとんでもない勧告値であった。
http://park3.wakwak.com/~banjan/main/taisaku/html/taisaku28yano.htm
2005年4月、矢野栄二教授が厚生労働省に胸部X線検診中止を要求する。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0404-4.html
http://blog.goo.ne.jp/chestxp/e/f6f166f707bb6faa3634cf0c6d6bf5eb
2005年6月、(株)クボタがアスベスト(石綿)による健康被害の状況を公表
2005年、日本経済新聞8月2日朝刊の「アスベスト禍(下)不作為のとがめ」(堅田哲、福田芳久、青木慎一の各記者が担当)という記事で、帝京大学 矢野栄二は「石綿の発がん危険性はたばこに比べ、はるかに低い」と発表。
2005年、中皮腫患者 推定3万人と発表(環境省 2005/10/6)、矢野栄二の発表は嘘である事が判明した。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0404-4.html
アスベスト渦中に肺がん検診中止の怪
注)アスベスト被害者A様よりの情報です。
以下転送
アスベスト渦中に肺がん検診中止の怪
加藤達郎
平成17年6月下旬に(株)クボタがアスベスト(石綿)による健康被害の状況を公表したことをきっかけに、他企業からも続々と被害が明らかにされた。労働者のみならず工場の近隣住民や労働者の家族にも中皮腫の発生があるとの情報から、国民全体がアスベスト(石綿)による健康不安にとらわれる状況となった。しかし奇妙なことに厚生労働省の「胸部エックス線検査等のあり方検討会」において、矢野栄二教授(帝京大学)から胸部エックス線検査の中止要求が出された。アスベスト災禍の発覚と同時に、胸部エックス線検査の中止を要求した矢野栄二教授の行動は、タイミング的にアスベストの害を隠そうとしているように見える。そもそも矢野栄二教授はこの事態を予見していたのではないか? なぜなら、矢野栄二教授は日本産業衛生学会許容濃度委員会でアスベスト問題を担当しており、アスベストの発がん性を御存知だったからである。
アスベスト災禍の渦中、アスベストの専門委員である矢野栄二教授が中止を要求している胸部エックス線検査は、アスベスト被害者の発見に不可欠な検査である。
>アスベスト被害、実態把握へ「健康リスク調査」
>環境省は、アスベスト(石綿)による健康被害の実態を把握するため、住民を対象にした「健康リスク調査」を始める。受診者には、問診や胸部X線検査を行い、医学的に経過観察が必要な場合は定期検査を続け、救済制度見直しに必要なデータにも役立てる。(2006年7月25日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4300/news/20060725it14.htm
>アスベスト健康被害、国相手に提訴…住民や元従業員
>昨年夏に始まった我が国のアスベスト災禍では、職業的アスベスト曝露の無かった周辺住民にまで被害が広がっており、健康診断を受けた石綿紡績工場14か所の650人のうち、レントゲン検査で80人が石綿肺と診断された。(2006年5月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4300/news/20060526it03.htm
昨今のアスベスト災禍による中皮腫や肺がん被害が全国に広がる中、胸部エックス線検査の重要性は益々増加しており、許容濃度委員会のアスベスト担当である矢野栄二教授が胸部エックス線検査の廃止を要求したことには大きな疑念を抱かざるを得ない。そもそも、本検討会では従業員のために健診精度向上につながる議論が行われるべきだが、矢野栄二教授は一貫して胸部X線検査の廃止を要求しており、アスベストによる中皮腫や肺がんの発見を妨げようとしている。そもそも矢野栄二教授は委員として1990年代からアスベストの発がん性を認識していたはずであり十数年前に警告を発してもよかったのだ。ちなみに世界保健機関(WHO)がアスベストの発がん性を発表したのは1980年である。帝京大学の薬害エイズ事件と同じ轍を踏んでいるようだ。
薬害エイズ事件のあらまし
http://www.habatakifukushi.jp/yakugai.html
議事録を読むと、矢野栄二教授はアスベストによる健康被害の状況把握には全く関心が無いようだ。国の検討会で日経連の加藤隆康氏はアンケート調査に基づいて「胸部エックス線の存廃については、昨今のアスベスト等による健康被害の状況も踏まえて、もう少し広く総合的に検討することが必要ではないか」と述べたが、矢野栄二教授は「いま60人ほどの人の意見がこうであったと言っても、60人の構成によって全く違ったことが起こると思う」と述べ、矢野栄二教授はアスベスト災禍の状況把握の必要性を無視した。まるでアスベスト被害の全体像を隠そうとしているようだ。
第5回労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/txt/s1226-2.txt
矢野栄二教授は、この他、「現行の胸部エックス線検査には直接撮影と間接撮影とがあり、直接撮影に比べて間接撮影が劣る」という理由で廃止を求めている。しかし、そうであれば直接撮影の勧奨や医師2人によるダブルチェックの導入などにより現行の検診精度の向上を図る事が可能であろう。
また、矢野栄二教授は「医療被曝による発がん」を問題にしている。もちろん、医療被爆によるリスクは考慮すべきである。「低線量でも発がんリスクは増加する、少ないから無視していいことにはならない」というのは一理ある。しかし、そもそも被爆のリスクを評価できるのは100mSvが限界であり、これ以下については現在の技術では評価できない。矢野栄二教授が引用した報告は100mSvのレベルでの議論であり、胸部エックス線検査はその100分の1以下のレベルであり、これを今回の議論にそのまま適用することは妥当ではない。矢野栄二教授が提出したデータは原子力発電所の作業者等の被ばくの健康影響に基づく疫学解析の結果であり、一般住民や従業員には当てはまらない。胸部エックス線検査による被爆の数十倍から数百倍も被爆する可能性がある原子力発電所や核燃料処理施設での労働や環境汚染を黙認しつつ、胸部エックス線検査によるリスクをいたずらに強調するのは道理に合わない。矢野栄二教授は胸部X線検診によるリスクを強調するが核燃料処理施設などから環境中に放出されるプルトニウムやイラク戦争などで使われている劣化ウラン弾については全くコメントしていない。胸部エックス線による被爆は時間的にもせいぜい数ミリ秒だがプルトニウムの半減期は2万4千年、ウランは数億年であり微量でも絶対に無視できない。矢野栄二教授は胸部エックス線検査による被爆を強調することにより、新たな脅威となりつつある環境中プルトニウムや劣化ウランによる被爆問題を隠そうとしているようにも見える。医療被曝の発がん性を過大に強調する手法は劣化ウラン弾を製造する軍需産業や原子力産業の御用学者が使う常套手段である。プルトニウムや劣化ウランのリスクを過小評価する論文は、良心が無ければ書ける。
また、矢野栄二教授は胸部エックス線検診の有用性を発表した全国労働衛生団体連合会について「日本たばこ産業の喫煙率のデータと同じく信用できない」と述べておられるが、矢野栄二教授こそタバコ会社の研究員である。矢野栄二教授はタバコ会社の世界進出を促すため、タバコ会社に受動喫煙の害を隠す論文を発表するよう提案し、多額の研究費をもらっていた。矢野栄二教授はタバコ会社との共同研究により受動喫煙の発がん性を発見していたが発表せずに隠していた。矢野栄二教授が関与した受動喫煙の害を隠す論文はLeePNの名前で発表され、タバコ会社の言論統制に利用され、受動喫煙の害を発表した研究者は攻撃された。彼らの受動喫煙の害を隠す捏造論文により、世界中でタバコ対策が妨害され、喫煙者が増え、今ではタバコ対策は手遅れとなっている。タバコ会社と研究者が癒着して地球を破滅へと導いているのだ。
>医学者は公害事件で何をしてきたのか
http://iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0221410.html
>喫煙で今世紀10億人死亡も 国際対がん連合まとめ
【ワシントン11日共同】喫煙を減らす強力な対策が導入されなければ、21世紀のたばこによる死者数は世界で約10億人に上り、20世紀の10倍に膨らむ恐れがあるとの推計を国際対がん連合などがまとめ、ワシントンで開催中の同連合の会議で10日発表した。(2006年07月11日 東京新聞)
皆さんにも良く考えていただきたい。誠実な研究者が受動喫煙の研究のためにタバコ会社に研究費を要求するであろうか? 誠実な研究者が受動喫煙の発がん性を発見した場合、発表せずに隠しておくであろうか? これは決してありえないことだ。今回の検討会で矢野栄二教授は「外国では多額の国家予算を使って検診の有効性を検討しており我が国も研究すべきだ」と、国に多額の研究費を要求した。矢野栄二教授の主張のとおり検診に有効性がないのであれば研究費を要求する必要性はないはずだ。矢野栄二教授は検診精度の向上や医療被爆の低減につながる有益な提案は一切行わず、国に多額の研究費を要求して発表を終えた。検討会の冒頭で労働衛生課長は「昨今、アスベスト問題が社会問題化しておりますので、健康診断の胸部エックス線を廃止、縮小することは不適切ではないか」と問うていたが、矢野栄二教授の回答は無かった。さまざまな理由をつけて血税から研究費を吸い取ろうとうごめく蛭や寄生虫のような研究者にはなりたくない。
国は毅然として国民のための政策を行っていただきたい。
以下転送
アスベスト渦中に肺がん検診中止の怪
加藤達郎
平成17年6月下旬に(株)クボタがアスベスト(石綿)による健康被害の状況を公表したことをきっかけに、他企業からも続々と被害が明らかにされた。労働者のみならず工場の近隣住民や労働者の家族にも中皮腫の発生があるとの情報から、国民全体がアスベスト(石綿)による健康不安にとらわれる状況となった。しかし奇妙なことに厚生労働省の「胸部エックス線検査等のあり方検討会」において、矢野栄二教授(帝京大学)から胸部エックス線検査の中止要求が出された。アスベスト災禍の発覚と同時に、胸部エックス線検査の中止を要求した矢野栄二教授の行動は、タイミング的にアスベストの害を隠そうとしているように見える。そもそも矢野栄二教授はこの事態を予見していたのではないか? なぜなら、矢野栄二教授は日本産業衛生学会許容濃度委員会でアスベスト問題を担当しており、アスベストの発がん性を御存知だったからである。
アスベスト災禍の渦中、アスベストの専門委員である矢野栄二教授が中止を要求している胸部エックス線検査は、アスベスト被害者の発見に不可欠な検査である。
>アスベスト被害、実態把握へ「健康リスク調査」
>環境省は、アスベスト(石綿)による健康被害の実態を把握するため、住民を対象にした「健康リスク調査」を始める。受診者には、問診や胸部X線検査を行い、医学的に経過観察が必要な場合は定期検査を続け、救済制度見直しに必要なデータにも役立てる。(2006年7月25日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4300/news/20060725it14.htm
>アスベスト健康被害、国相手に提訴…住民や元従業員
>昨年夏に始まった我が国のアスベスト災禍では、職業的アスベスト曝露の無かった周辺住民にまで被害が広がっており、健康診断を受けた石綿紡績工場14か所の650人のうち、レントゲン検査で80人が石綿肺と診断された。(2006年5月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4300/news/20060526it03.htm
昨今のアスベスト災禍による中皮腫や肺がん被害が全国に広がる中、胸部エックス線検査の重要性は益々増加しており、許容濃度委員会のアスベスト担当である矢野栄二教授が胸部エックス線検査の廃止を要求したことには大きな疑念を抱かざるを得ない。そもそも、本検討会では従業員のために健診精度向上につながる議論が行われるべきだが、矢野栄二教授は一貫して胸部X線検査の廃止を要求しており、アスベストによる中皮腫や肺がんの発見を妨げようとしている。そもそも矢野栄二教授は委員として1990年代からアスベストの発がん性を認識していたはずであり十数年前に警告を発してもよかったのだ。ちなみに世界保健機関(WHO)がアスベストの発がん性を発表したのは1980年である。帝京大学の薬害エイズ事件と同じ轍を踏んでいるようだ。
薬害エイズ事件のあらまし
http://www.habatakifukushi.jp/yakugai.html
議事録を読むと、矢野栄二教授はアスベストによる健康被害の状況把握には全く関心が無いようだ。国の検討会で日経連の加藤隆康氏はアンケート調査に基づいて「胸部エックス線の存廃については、昨今のアスベスト等による健康被害の状況も踏まえて、もう少し広く総合的に検討することが必要ではないか」と述べたが、矢野栄二教授は「いま60人ほどの人の意見がこうであったと言っても、60人の構成によって全く違ったことが起こると思う」と述べ、矢野栄二教授はアスベスト災禍の状況把握の必要性を無視した。まるでアスベスト被害の全体像を隠そうとしているようだ。
第5回労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/txt/s1226-2.txt
矢野栄二教授は、この他、「現行の胸部エックス線検査には直接撮影と間接撮影とがあり、直接撮影に比べて間接撮影が劣る」という理由で廃止を求めている。しかし、そうであれば直接撮影の勧奨や医師2人によるダブルチェックの導入などにより現行の検診精度の向上を図る事が可能であろう。
また、矢野栄二教授は「医療被曝による発がん」を問題にしている。もちろん、医療被爆によるリスクは考慮すべきである。「低線量でも発がんリスクは増加する、少ないから無視していいことにはならない」というのは一理ある。しかし、そもそも被爆のリスクを評価できるのは100mSvが限界であり、これ以下については現在の技術では評価できない。矢野栄二教授が引用した報告は100mSvのレベルでの議論であり、胸部エックス線検査はその100分の1以下のレベルであり、これを今回の議論にそのまま適用することは妥当ではない。矢野栄二教授が提出したデータは原子力発電所の作業者等の被ばくの健康影響に基づく疫学解析の結果であり、一般住民や従業員には当てはまらない。胸部エックス線検査による被爆の数十倍から数百倍も被爆する可能性がある原子力発電所や核燃料処理施設での労働や環境汚染を黙認しつつ、胸部エックス線検査によるリスクをいたずらに強調するのは道理に合わない。矢野栄二教授は胸部X線検診によるリスクを強調するが核燃料処理施設などから環境中に放出されるプルトニウムやイラク戦争などで使われている劣化ウラン弾については全くコメントしていない。胸部エックス線による被爆は時間的にもせいぜい数ミリ秒だがプルトニウムの半減期は2万4千年、ウランは数億年であり微量でも絶対に無視できない。矢野栄二教授は胸部エックス線検査による被爆を強調することにより、新たな脅威となりつつある環境中プルトニウムや劣化ウランによる被爆問題を隠そうとしているようにも見える。医療被曝の発がん性を過大に強調する手法は劣化ウラン弾を製造する軍需産業や原子力産業の御用学者が使う常套手段である。プルトニウムや劣化ウランのリスクを過小評価する論文は、良心が無ければ書ける。
また、矢野栄二教授は胸部エックス線検診の有用性を発表した全国労働衛生団体連合会について「日本たばこ産業の喫煙率のデータと同じく信用できない」と述べておられるが、矢野栄二教授こそタバコ会社の研究員である。矢野栄二教授はタバコ会社の世界進出を促すため、タバコ会社に受動喫煙の害を隠す論文を発表するよう提案し、多額の研究費をもらっていた。矢野栄二教授はタバコ会社との共同研究により受動喫煙の発がん性を発見していたが発表せずに隠していた。矢野栄二教授が関与した受動喫煙の害を隠す論文はLeePNの名前で発表され、タバコ会社の言論統制に利用され、受動喫煙の害を発表した研究者は攻撃された。彼らの受動喫煙の害を隠す捏造論文により、世界中でタバコ対策が妨害され、喫煙者が増え、今ではタバコ対策は手遅れとなっている。タバコ会社と研究者が癒着して地球を破滅へと導いているのだ。
>医学者は公害事件で何をしてきたのか
http://iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0221410.html
>喫煙で今世紀10億人死亡も 国際対がん連合まとめ
【ワシントン11日共同】喫煙を減らす強力な対策が導入されなければ、21世紀のたばこによる死者数は世界で約10億人に上り、20世紀の10倍に膨らむ恐れがあるとの推計を国際対がん連合などがまとめ、ワシントンで開催中の同連合の会議で10日発表した。(2006年07月11日 東京新聞)
皆さんにも良く考えていただきたい。誠実な研究者が受動喫煙の研究のためにタバコ会社に研究費を要求するであろうか? 誠実な研究者が受動喫煙の発がん性を発見した場合、発表せずに隠しておくであろうか? これは決してありえないことだ。今回の検討会で矢野栄二教授は「外国では多額の国家予算を使って検診の有効性を検討しており我が国も研究すべきだ」と、国に多額の研究費を要求した。矢野栄二教授の主張のとおり検診に有効性がないのであれば研究費を要求する必要性はないはずだ。矢野栄二教授は検診精度の向上や医療被爆の低減につながる有益な提案は一切行わず、国に多額の研究費を要求して発表を終えた。検討会の冒頭で労働衛生課長は「昨今、アスベスト問題が社会問題化しておりますので、健康診断の胸部エックス線を廃止、縮小することは不適切ではないか」と問うていたが、矢野栄二教授の回答は無かった。さまざまな理由をつけて血税から研究費を吸い取ろうとうごめく蛭や寄生虫のような研究者にはなりたくない。
国は毅然として国民のための政策を行っていただきたい。
怪しい厚労省胸部X線検討会
注)アスベスト被害者A様よりいただいた情報です。
以下転送
怪しい厚労省胸部X線検討会
厚生労働省で「労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会」という検討会が開催されている。これまでの議事録は下記のURLから読めるが不思議なことに第五回検討会の議事録だけは未公開である。不都合でもあったのか?
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#roudou
この検討会はもともと労働安全衛生法に基づく定期健康診断の健診項目をどのように取り扱うか検討を行うという目的で始まった検討会である。しかし、これまでの資料を読むと議論の内容が当初の目的を外れており、帝京大学の矢野栄二氏が執拗に胸部エックス線検診の廃止を要求していることがわかる。一方、矢野栄二氏以外の委員は矢野栄二氏の意見に反対の立場を表明している者が多い。矢野栄二氏は「胸部エックス線検診には見落しが多く、放射線による肺がん発生の可能性があるため胸部エックス線検診は廃止すべきである」と主張し、国に胸部エックス線検診の廃止を要求している。
矢野栄二氏提出資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4c.pdf
矢野栄二氏の要求は一見もっともな意見に見えるが、平成17年のアスベスト災禍の発生にあわせ、職場検診を廃止することによりアスベスト被害の実態を隠そうとしているようにも見える。そもそも胸部エックス線撮影には直接撮影と間接撮影の2種類あるが、間接撮影とくらべて直接撮影が優れているという事をもって胸部エックス線検診を廃止すべきという根拠にはならない。また、胸部エックス線撮影時の放射線被曝による肺がん発生の可能性を全否定することはできないが、受動喫煙や喫煙およびアスベストは明白な発がん物質とされているが矢野栄二氏はこれによる影響を全く無視しているようだ。
一方、江口委員の提出資料を読めば喫煙や受動喫煙が、胸部エックス線検査に比べ、いかに大きな健康影響を有しているかを語っている。また、受動喫煙の害を発見した平山雄氏の研究も示している。要するにこの検討会は表向きは胸部エックス線検査の有効性の検討を行っているのだが、アスベストや受動喫煙と肺がんの関連を曖昧にし、かつ胸部エックス線検診を廃止することにより健康被害の実態を隠そうとしているように見えるのである。議事録をどう読んでも先ず結論ありきの議論である。
江口委員提出資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4b.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/s1226-4.html第5回労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会 資料
これまでの議論の概要を見ても矢野栄二氏が強引に持論を展開し、胸部エックス線検診を廃止させようとしていることが伺われる。もちろん、生活環境や医学技術が向上し胸部エックス線検診の必要性が失われたのであれば廃止すべきかもしれないが、アスベストや受動喫煙による肺がん被害が社会問題となってきた時期に胸部エックス線検診(肺がん検診)の中止を要求するのは不自然である。
これまでの議論の概要
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4a.pdf
ところで、矢野栄二氏はかつてタバコ会社の研究員であった。このことは米国のタバコ病訴訟によりタバコ会社から大量の内部文書(タバコ文書)が押収されたことにより発覚した。矢野栄二氏とタバコ会社の関係はカリフォルニア大学のHongとBeroが論文に書いている。これを読めば矢野栄二氏が受動喫煙の害に触れずに胸部エックス線検診の害を強調することがいかに不自然であるか自明だろう。
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/325/7377/1413
HongさんとBeroさんの論文概要
1981年、平山雄は受動喫煙の害を発見した。平山雄の論文は影響力が強く、タバコ規制強化への圧力が強まり、タバコ会社は困っていた。そこで矢野栄二教授はタバコ会社に受動喫煙研究を提案し多額の研究費を要求した。彼らの最終目標は平山雄の研究に対抗する論文を書いてタバコ会社による言論統制に利用することであった。矢野栄二教授の多額の研究費要求についてタバコ会社は当初難色を示したが、協議の結果、矢野栄二教授の提案を受け入れた。タバコ文書から発見された矢野栄二氏の関与した論文原稿はいずれも受動喫煙の害を否定する内容であった。矢野栄二氏が関係した論文はPeter N Leeを著者として発表された。ゴーストライター問題は他の科学研究でも起こりえるが論文の信用が失われる。
厚生労働省殿
国の検討会で扱うには国の目的があまりにもあからさまで、人選がずさんである。
以下転送
怪しい厚労省胸部X線検討会
厚生労働省で「労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会」という検討会が開催されている。これまでの議事録は下記のURLから読めるが不思議なことに第五回検討会の議事録だけは未公開である。不都合でもあったのか?
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#roudou
この検討会はもともと労働安全衛生法に基づく定期健康診断の健診項目をどのように取り扱うか検討を行うという目的で始まった検討会である。しかし、これまでの資料を読むと議論の内容が当初の目的を外れており、帝京大学の矢野栄二氏が執拗に胸部エックス線検診の廃止を要求していることがわかる。一方、矢野栄二氏以外の委員は矢野栄二氏の意見に反対の立場を表明している者が多い。矢野栄二氏は「胸部エックス線検診には見落しが多く、放射線による肺がん発生の可能性があるため胸部エックス線検診は廃止すべきである」と主張し、国に胸部エックス線検診の廃止を要求している。
矢野栄二氏提出資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4c.pdf
矢野栄二氏の要求は一見もっともな意見に見えるが、平成17年のアスベスト災禍の発生にあわせ、職場検診を廃止することによりアスベスト被害の実態を隠そうとしているようにも見える。そもそも胸部エックス線撮影には直接撮影と間接撮影の2種類あるが、間接撮影とくらべて直接撮影が優れているという事をもって胸部エックス線検診を廃止すべきという根拠にはならない。また、胸部エックス線撮影時の放射線被曝による肺がん発生の可能性を全否定することはできないが、受動喫煙や喫煙およびアスベストは明白な発がん物質とされているが矢野栄二氏はこれによる影響を全く無視しているようだ。
一方、江口委員の提出資料を読めば喫煙や受動喫煙が、胸部エックス線検査に比べ、いかに大きな健康影響を有しているかを語っている。また、受動喫煙の害を発見した平山雄氏の研究も示している。要するにこの検討会は表向きは胸部エックス線検査の有効性の検討を行っているのだが、アスベストや受動喫煙と肺がんの関連を曖昧にし、かつ胸部エックス線検診を廃止することにより健康被害の実態を隠そうとしているように見えるのである。議事録をどう読んでも先ず結論ありきの議論である。
江口委員提出資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4b.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/s1226-4.html第5回労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会 資料
これまでの議論の概要を見ても矢野栄二氏が強引に持論を展開し、胸部エックス線検診を廃止させようとしていることが伺われる。もちろん、生活環境や医学技術が向上し胸部エックス線検診の必要性が失われたのであれば廃止すべきかもしれないが、アスベストや受動喫煙による肺がん被害が社会問題となってきた時期に胸部エックス線検診(肺がん検診)の中止を要求するのは不自然である。
これまでの議論の概要
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/dl/s1226-4a.pdf
ところで、矢野栄二氏はかつてタバコ会社の研究員であった。このことは米国のタバコ病訴訟によりタバコ会社から大量の内部文書(タバコ文書)が押収されたことにより発覚した。矢野栄二氏とタバコ会社の関係はカリフォルニア大学のHongとBeroが論文に書いている。これを読めば矢野栄二氏が受動喫煙の害に触れずに胸部エックス線検診の害を強調することがいかに不自然であるか自明だろう。
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/325/7377/1413
HongさんとBeroさんの論文概要
1981年、平山雄は受動喫煙の害を発見した。平山雄の論文は影響力が強く、タバコ規制強化への圧力が強まり、タバコ会社は困っていた。そこで矢野栄二教授はタバコ会社に受動喫煙研究を提案し多額の研究費を要求した。彼らの最終目標は平山雄の研究に対抗する論文を書いてタバコ会社による言論統制に利用することであった。矢野栄二教授の多額の研究費要求についてタバコ会社は当初難色を示したが、協議の結果、矢野栄二教授の提案を受け入れた。タバコ文書から発見された矢野栄二氏の関与した論文原稿はいずれも受動喫煙の害を否定する内容であった。矢野栄二氏が関係した論文はPeter N Leeを著者として発表された。ゴーストライター問題は他の科学研究でも起こりえるが論文の信用が失われる。
厚生労働省殿
国の検討会で扱うには国の目的があまりにもあからさまで、人選がずさんである。
柚木先生も矢野栄二教授の誤りを指摘
05/11/10 労働安全衛生法における胸部エックス線検査等のあり方検討会 第4回議事録
柚木先生が矢野栄二教授の間違いを指摘
胸部エックス線検査で得られる利益よりも、放射線被ばく線量の有害性が高い旨
の発言が矢野栄二先生からありましたが、これは次のようなことから間違いでは
ないかということを提起したいと思います。
矢野栄二教授の主張は極めて特異な机上の空論
現行の胸部エックス線の間接撮影検査は、検査の有効性が低い場合が多く、肺がん
などの見落としが多く、精度も低い旨の発言がやはり矢野先生からありましたが、
これは極めて特異な机上の意見であろうかと考えております。胸部エックス線検査
の必要性は感度、特異度のみの面から、CTと対比すべきものではないと考えます。
胸部エックス線検査は一つの検査で、胸部全体の概要を知り得る簡便で安価なもの
として定着している検査法であり、有効性が低いとする根拠はないわけです。
人間ドック等ではCTと共存して活用されており、その役割は非常に重大であり、
失われていないと考えております。
帝京大学医学部 矢野栄二教授の検診は見落としや誤診が多い。一方、全衛連の検診は精度管理が非常に優れている。
肺がんなどの重要疾患の見落としや誤診の防止に努めているのは、全衛連が過去
17年間にわたり精度管理をやってきていますが、最近はダブルリーディングを
トリプルリーディングにして行っている検診機関がすべてであります。
その中にあって当てにならないというような矢野栄二先生の発言が過去の検討会
でありましたが、それは全衛連の精度管理は非常に優れているということを改めて
紹介したいと思いますので、敢えてこの場で出しました。
矢野栄二教授の誤りは単に勉強不足によるものか? 恣意的な誤り? これではアスベストや受動喫煙による肺がん対策への影響は必至
石綿(アスベスト)が危険とされて問題になるのは何故ですか?
石綿は物質として安定し変化しにくく、飛散しやすく飛散しても気づきにくい
上に、悪性中皮腫や肺がんを起こす発ガン性があります。最初の石綿(アスベスト)
吸入からおおむね40年前後の潜伏期をへて、石綿(アスベスト)肺、石綿(アスベスト)肺癌、
悪性中皮腫、といった健康障害がおきる事が、大分以前からわかっています。
石綿による健康障害の中でじん肺の一つである石綿(アスベスト)肺は、10年
以上職業性に石綿を吸入していた方にのみ起こるとされています。悪性中皮腫は
より少量の石綿吸入であったり、短期間の曝露でおきることが知られています。
特に2002年、日本の男性で2000‐2040年の今後40年間の悪性中皮腫の死亡数が
10万に達するという、早稲田大学の村山教授の研究が公表された事が大きな衝撃
を与えています。また在使用されている製品から様々な理由で飛散した石綿
(アスベスト)が現在どなたかに吸入されたとすると40年後の2044年に健康障害
を起こす可能性があるわけです。こうした将来の世代への危険も問題とされる
理由の一つだと思います。
石綿による肺癌とは、どういう病気ですか?
通常の肺癌と同様の肺癌が、石綿曝露者に多い事が知られています。肺癌には、
扁平上皮癌、小細胞癌、腺癌、大細胞癌の4種類が代表的なものですが、石綿曝露
で特にどの組織型が増加すると言うことはなくて全体的に増加するようです。
今後、悪性中皮腫や石綿肺癌は増加するのでしょうか?
今後日本男性の悪性胸膜中皮腫で、40年間で平均10万人の死亡が推定されたのです。
石綿肺癌の男性はこの約2倍、悪性腹膜中皮腫と女性での発病を推計し合計すると、
かなりの影響が予想されます。石綿(アスベスト)関連疾患は平均して40年前後の
潜伏期間がありますから、石綿の消費年代(その際の石綿の、作業環境や一般環境
への飛散)から約40年して発症の時期になるわけです。1920-1930年代の日本の
石綿の消費と石綿曝露は、造船所、鉄道や発電等の蒸気機関周囲が多く、あとは
石綿製造工場でした。消費される地域も石綿製造工場の多かった大阪泉南地区や
神奈川県、横須賀市や呉市や長崎市等の造船所地域等で、その時期の影響が1970-
1990年代にその地域で顕著に見られた訳です。1940年代日本は戦争のため石綿の
輸入の制限で、石綿の使用が激減します。1949年から再開された石綿(アスベスト)
の輸入と消費は、1960‐1990年代まで、多くは建材として全国で使用され、また
自動車や電気製品等様々な産業で使用されました。吹きつけ石綿(アスベスト)
も広範な地域で使用されたのです。40年後に発症の時期が来るとすると、2000年
から2030年代以降まで、様々な病気の発症が予想されるわけです。
アスベストに暴露されてタバコも吸うと肺がんで死ぬ可能性は53.2倍になる。
http://www.asbestos-center.jp/asbestos/qanda.html#anchor14
肺癌というと喫煙による影響が有名ですが、石綿による影響も古くから知られています。特に疫学的に有名なのは、喫煙の「なし」「あり」、石綿の職業性曝露「あり」「なし」で、相乗的に影響がでる事です。
「肺がんを発見してもどうせ助からない」「症状が出てから病院を受診すればよい」という
矢野栄二教授の安易な科学的根拠?EBM?に批判が高まっています。
喫煙・受動喫煙による肺がん対策にも支障
江口委員
胸部エックス線検診が廃止されると、受診する人はかなり減り、しかもいちばん
受診してほしい喫煙されている方、働き盛りの男性の方、そういう方々の受診率
が極端に落ちてしまうことが予測されると皆さんが考えていられることだと思い
ます。ですからそういう意味で何らかの対策をやはり立てる必要があるだろうと
思っています。
労働環境の中での喫煙というのは、いまはまだもう少し注目すべきところがたくさん
あるのではないかと思うのです。つまり仕事場の環境の中での喫煙は、いまはまだ
まだ規制されている方向が緩いと思いますので、そういう意味では今後あと10年、
20年ということを考えると、呼吸器の疾患、特にがん、閉塞性の肺疾患の原因が
いまは野放しになっていると思います。
矢野栄二教授の主張は「まず廃止ありき」の論調
これではまるでアスベストやタバコの害を隠す陰謀のようだ・・・
日本呼吸器学会、肺癌学会も安易な胸部エックス線検診廃止には反対を表明!
柚木先生が矢野栄二教授の間違いを指摘
胸部エックス線検査で得られる利益よりも、放射線被ばく線量の有害性が高い旨
の発言が矢野栄二先生からありましたが、これは次のようなことから間違いでは
ないかということを提起したいと思います。
矢野栄二教授の主張は極めて特異な机上の空論
現行の胸部エックス線の間接撮影検査は、検査の有効性が低い場合が多く、肺がん
などの見落としが多く、精度も低い旨の発言がやはり矢野先生からありましたが、
これは極めて特異な机上の意見であろうかと考えております。胸部エックス線検査
の必要性は感度、特異度のみの面から、CTと対比すべきものではないと考えます。
胸部エックス線検査は一つの検査で、胸部全体の概要を知り得る簡便で安価なもの
として定着している検査法であり、有効性が低いとする根拠はないわけです。
人間ドック等ではCTと共存して活用されており、その役割は非常に重大であり、
失われていないと考えております。
帝京大学医学部 矢野栄二教授の検診は見落としや誤診が多い。一方、全衛連の検診は精度管理が非常に優れている。
肺がんなどの重要疾患の見落としや誤診の防止に努めているのは、全衛連が過去
17年間にわたり精度管理をやってきていますが、最近はダブルリーディングを
トリプルリーディングにして行っている検診機関がすべてであります。
その中にあって当てにならないというような矢野栄二先生の発言が過去の検討会
でありましたが、それは全衛連の精度管理は非常に優れているということを改めて
紹介したいと思いますので、敢えてこの場で出しました。
矢野栄二教授の誤りは単に勉強不足によるものか? 恣意的な誤り? これではアスベストや受動喫煙による肺がん対策への影響は必至
石綿(アスベスト)が危険とされて問題になるのは何故ですか?
石綿は物質として安定し変化しにくく、飛散しやすく飛散しても気づきにくい
上に、悪性中皮腫や肺がんを起こす発ガン性があります。最初の石綿(アスベスト)
吸入からおおむね40年前後の潜伏期をへて、石綿(アスベスト)肺、石綿(アスベスト)肺癌、
悪性中皮腫、といった健康障害がおきる事が、大分以前からわかっています。
石綿による健康障害の中でじん肺の一つである石綿(アスベスト)肺は、10年
以上職業性に石綿を吸入していた方にのみ起こるとされています。悪性中皮腫は
より少量の石綿吸入であったり、短期間の曝露でおきることが知られています。
特に2002年、日本の男性で2000‐2040年の今後40年間の悪性中皮腫の死亡数が
10万に達するという、早稲田大学の村山教授の研究が公表された事が大きな衝撃
を与えています。また在使用されている製品から様々な理由で飛散した石綿
(アスベスト)が現在どなたかに吸入されたとすると40年後の2044年に健康障害
を起こす可能性があるわけです。こうした将来の世代への危険も問題とされる
理由の一つだと思います。
石綿による肺癌とは、どういう病気ですか?
通常の肺癌と同様の肺癌が、石綿曝露者に多い事が知られています。肺癌には、
扁平上皮癌、小細胞癌、腺癌、大細胞癌の4種類が代表的なものですが、石綿曝露
で特にどの組織型が増加すると言うことはなくて全体的に増加するようです。
今後、悪性中皮腫や石綿肺癌は増加するのでしょうか?
今後日本男性の悪性胸膜中皮腫で、40年間で平均10万人の死亡が推定されたのです。
石綿肺癌の男性はこの約2倍、悪性腹膜中皮腫と女性での発病を推計し合計すると、
かなりの影響が予想されます。石綿(アスベスト)関連疾患は平均して40年前後の
潜伏期間がありますから、石綿の消費年代(その際の石綿の、作業環境や一般環境
への飛散)から約40年して発症の時期になるわけです。1920-1930年代の日本の
石綿の消費と石綿曝露は、造船所、鉄道や発電等の蒸気機関周囲が多く、あとは
石綿製造工場でした。消費される地域も石綿製造工場の多かった大阪泉南地区や
神奈川県、横須賀市や呉市や長崎市等の造船所地域等で、その時期の影響が1970-
1990年代にその地域で顕著に見られた訳です。1940年代日本は戦争のため石綿の
輸入の制限で、石綿の使用が激減します。1949年から再開された石綿(アスベスト)
の輸入と消費は、1960‐1990年代まで、多くは建材として全国で使用され、また
自動車や電気製品等様々な産業で使用されました。吹きつけ石綿(アスベスト)
も広範な地域で使用されたのです。40年後に発症の時期が来るとすると、2000年
から2030年代以降まで、様々な病気の発症が予想されるわけです。
アスベストに暴露されてタバコも吸うと肺がんで死ぬ可能性は53.2倍になる。
http://www.asbestos-center.jp/asbestos/qanda.html#anchor14
肺癌というと喫煙による影響が有名ですが、石綿による影響も古くから知られています。特に疫学的に有名なのは、喫煙の「なし」「あり」、石綿の職業性曝露「あり」「なし」で、相乗的に影響がでる事です。
「肺がんを発見してもどうせ助からない」「症状が出てから病院を受診すればよい」という
矢野栄二教授の安易な科学的根拠?EBM?に批判が高まっています。
喫煙・受動喫煙による肺がん対策にも支障
江口委員
胸部エックス線検診が廃止されると、受診する人はかなり減り、しかもいちばん
受診してほしい喫煙されている方、働き盛りの男性の方、そういう方々の受診率
が極端に落ちてしまうことが予測されると皆さんが考えていられることだと思い
ます。ですからそういう意味で何らかの対策をやはり立てる必要があるだろうと
思っています。
労働環境の中での喫煙というのは、いまはまだもう少し注目すべきところがたくさん
あるのではないかと思うのです。つまり仕事場の環境の中での喫煙は、いまはまだ
まだ規制されている方向が緩いと思いますので、そういう意味では今後あと10年、
20年ということを考えると、呼吸器の疾患、特にがん、閉塞性の肺疾患の原因が
いまは野放しになっていると思います。
矢野栄二教授の主張は「まず廃止ありき」の論調
これではまるでアスベストやタバコの害を隠す陰謀のようだ・・・
日本呼吸器学会、肺癌学会も安易な胸部エックス線検診廃止には反対を表明!
胸部X線検診廃止を要求する矢野栄二教授に須賀局長(連合)も意見提出
肺癌やアスベストによる中皮腫は検診で発見しても治療が難しいことを理由に
胸部X線検診廃止を要求している帝京大学医学部公衆衛生学 矢野栄二教授に対し、
柚木先生は矢野栄二教授が国に提出した科学的根拠の誤りを指摘しました。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/dl/s1110-8h.pdf
また、日本労働組合総連合会の須賀恭孝総合労働局長も
労働者の健康を守る立場から次のようにご発言されました。
第4回議事録 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/txt/s1110-2.txt
○須賀局長(連合)
アスベスト問題への関心の高まりもあり
昨今における特徴的な動向として、アスベスト問題への関心の高まりもありますし、
これへの政府、あるいは業界等の対応が不明瞭な中で、呼吸器系疾患を憂慮する
労働者も少なくないことは事実です。そこで、こうした労働者の不安に応えるため
にも、仮に胸部エックス線検査が縮小、または廃止される場合には、受診する労働者
に負担の少ない何らかの呼吸器系に対する検査を胸部エックス線検査の代替検査と
して導入することが望ましいと考えています。
…現実に胸部エックス線検査という現在の検査項目を変更するのであれば、労働者
の健康保持、促進に不可欠なあるべき検査項目について、医学的見地から見解を
とりまとめ、報告書に示していただきたいと考えていることも申し添えます。
また、全衛連の北里大学名誉教授の冨田友幸先生も
胸部X線検診廃止を要求している帝京大学医学部公衆衛生学 矢野栄二教授に
意見書を提出しました。
○冨田先生(全衛連)
胸部エックス線の目的について
まず第1番目、胸部エックス線の目的です。これは結核予防法が改正されて、
どのような疾患が対象となるかと馬鹿げた議論をしていますが、これはアンケート
で見ているように、どのような目的で行うかということに結核だけによるものだけ
ではないというのが、90.5%で、医学部の教授、産業医もそのようにおっしゃって
います。2番目の労働安全衛生法も先ほど申したように、目的は結核に限らないの
だということを言っています。3番目で問題にしているのは、厚生労働省の労働衛
生課が指導して作っている健康診断のハンドブックがあり、それに基づいて皆さ
んは健康診断をしているわけですが、そのハンドブックに多種、胸部疾患を対象
疾患として検査するよう指導がされています。
有効性について
…4頁は、役に立っているかということです。これについては有効性、有用性、
有益性などといろいろな言葉がありましたが、役立っているかどうかという質問を
皆さんにアンケートですると、設問2−2にあるように、「胸部エックス線は結核
を含め、胸部疾患の診断に役立つと思いますか」に対して、80.4%が役立っている
ということです。これは複数回答ですから、「異常なしの確認に役立っている」と
いうのが23%ありました。要するに役立っていないというのが、「結核以外には
役立たない」というのは僅か1.4%で、「役立っていない」が5%で、併せて
6.4%、残りの90%以上が「役立っている」ということになっています。
循環器疾患に役立つ
…呼吸器疾患以外の病気に役立つかどうかの2番目に、「循環器疾患に役立つと
思いますか」に対して、「役立っている」が60%です。例に挙げましたが、
心肥大から貧血が発見されるようなこともあり、これは活用の問題だろうと考えます。
結核は大丈夫なのですか?
…そして医療現場の多くの人が、私が行く度に、「結核は大丈夫なのですか」と
言われるわけで、これはもう切り捨てたという形で進めるのは非常に問題だろうと
思います。
設問、アンケートをしましたが、「特に差し障りない」というのは僅か5.9%で
す。そしてもし除かれた場合には、「雇入後の発病もあり、雇入時の健診だけでは
対応できない」というのが67.8%です。これは複数回答可ですから、「そのほかに
もいろいろな公衆衛生対策が必要である」が50.4%です。90%以上の人がこれは
非常に問題だと言っているのですから、安易に決めることは非常に問題だと思い
ます。「雇入時の健康診断だけで対応できない」に移ると、これは肺結核はご存じ
のとおり慢性の感染症ですから、感染と発病が別なのです。ですから診断までの
間に非常に長い時間がかかるものも多いわけです。ですから雇入時だけで対応でき
ないということは常識なのです。それを雇入時だけでよい、定期健康診断はやめる
というのは極めて問題ではないでしょうか。
多数の有識者が雇入時だけでは対応できないと言っております。
肺がんは検診による死亡率減少効果がある
7番目、肺がん検診の有効性についてです。肺がん検診については誤った考え方で
エビデンスがない、有効性が明らかでないと言われておりますが、肺がん検診の
有効性については、21世紀になってから有効であるという日本の研究が次々に欧米
の医学誌に発表されています。その根拠となる資料は、2に厚生労働省研究班の
研究報告があります。これは有名なので皆さんはご存じだと思いますが、国立がん
センターのホームページにも載っており、肺がんは検診による死亡率減少効果が
あると相応な根拠があると科学的に評価されているとなっています。
矢野先生のEBM…古い
矢野先生のEBM検診でも、しないほうがいいという判定になっていましたが、
これはもう古いという論文も同時に載っておりましたように、これは2000年
世界肺癌会議に発表されて、2001年以後『Cancer』等非常にインパクトアートの
高い雑誌に投稿され、国際的に注目されています。
アスベストの問題・・・
次に業務起因性疾患と未規制物質の対策です。これはアスベストの問題が社会問題
になっているように、我々は前から指摘していますが、それが今回表に出てきたと
いうことで、そのような時期に健康診断の胸部エックス線を廃止、縮小することは
極めて不適切ではないかと思っております。
胸部レントゲンの放射線被ばく量は自然放射線の数十分の1
胸部エックス線の有益性と有害性は、これは十分それは放射線の被ばくに関して
は、注意しなくてはいけないことはわかっていますが、これは胸部レントゲンの
放射線被ばく量は自然放射線の10分の1から50分の1程度です。医療の中では極め
て少ないとされています。だからこそ安全だということで行われているわけです。
…被ばくの問題は、確率的影響と確定的影響があり、確率的影響はそういう可能性
があるということで、証明されていないのです。確率的にはそういうことがあると
いうことです。ただ50シーベルト以下でがんが増加することは確認されておりませ
ん。
胸部レントゲン100枚分の放射線を浴びても癌発生に差はない
そして例えば自然放射線が日本では地方により違いますが、非常に多い所と
少ない所では胸部レントゲンを100枚撮るような差がありますが、そこでがんの
発生の差があるということは見つかっておりません。これはエビデンスだと思いますが。
○矢野栄二教授は・・・ ご欠席
矢野栄二教授は所用により検討会をご欠席
これらの反論に対し矢野栄二帝京大学公衆衛生学教授は所用により検討会をご欠席
されました。矢野栄二教授は所用につき議論に参加されませんでした。
矢野栄二教授の主張の要点は「肺癌やアスベストによる中皮腫は検診で発見しても
治療が難しいため胸部X線検診で発見する意義は少なく、その他の疾患も症状が
出た時点で病院を受診すればよいので検診は無用である」というものです。
しかし、国民・労働者の健康にかかわる重大な問題ですから、欠席などなさらずに
堂々と討論していただきたいものです。
胸部X線検診廃止で喜ぶのはタバコ会社?
厚生労働省の検討会では話題になりませんでしたが、今、胸部X線検診によって
発見される肺癌が世界的に増加しているのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/s1116-12g.html
喫煙者の肺癌は以前から有名ですが、最近では受動喫煙によって非喫煙者でも肺癌
になると言われています。また、アスベストによる中皮腫も喫煙者に多いと言われ
ています。
中皮腫や肺がんの発症を予防するにはどうすればよいか?
禁煙は重要
過去、石綿にばく露したことによる中皮腫や肺がんの発症を予防することに
ついては現在有効な手段は明らかではありませんが、石綿を吸い込んだ方が全て
中皮腫を発症するわけではありません。吸い込んだ石綿の量、期間、種類によって
異なります。
肺がんについては、石綿ばく露と喫煙との組み合わせで肺がんの発症は相乗的
に上昇するとの報告があり、禁煙は重要です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/07/tp0729-1.html
肺がんになる人は世界的に増加傾向にあります。
国立がんセンターによれば
肺がんになる人は世界的に増加傾向にあります。2015年には、我が国での肺がん
の1年間の新患者数は男性11万人、女性3万7千人になると予想されています。
肺癌の原因は胸部X線検診ではなく、喫煙が大きな要因(危険因子)
5)肺がんの原因と予防
肺がんの原因のすべてが解明されているわけではありません。それゆえ、確実な
予防法もありません。しかし、喫煙が大きな要因(危険因子)としてあげられます。
特に小細胞がん、扁平上皮がんは喫煙との因果関係が深いといわれています。
たばこを多く吸う人ほど肺がんにかかりやすくなり、一般に「重喫煙者(1日の
本数×喫煙年数=喫煙指数が600以上の人)」は、肺がんの「高危険群(リスク
の高い人)」といわれています。毎日喫煙する人は非喫煙者に比べ、約4.5倍肺がん
のリスクが高くなります。また、喫煙の開始年齢が若いほどリスクが高くなり、
20歳以下に喫煙を開始すると非喫煙者に比べ、リスクは6倍近くなります。
1998年の集計では、我が国の20歳以上の男性の喫煙率は55.2%と先進諸国の中では
トップです。また、20歳以上の女性の喫煙率は13.3%です。喫煙は喫煙者本人だけ
でなく、まわりの人にも影響を及ぼすといわれています(受動喫煙)。10〜20%の
肺がんは、喫煙と関係がないといわれています。大気汚染や他の環境要因、放射性
物質、アスベストなどとの関連も指摘されています。現在、発がんを抑制する遺伝
子及び薬物・食物の研究が行われていますが、一般に利用されるほどの成果は、ま
だみられておりません。
胸部X線検診廃止を要求している帝京大学医学部公衆衛生学 矢野栄二教授に対し、
柚木先生は矢野栄二教授が国に提出した科学的根拠の誤りを指摘しました。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/dl/s1110-8h.pdf
また、日本労働組合総連合会の須賀恭孝総合労働局長も
労働者の健康を守る立場から次のようにご発言されました。
第4回議事録 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/txt/s1110-2.txt
○須賀局長(連合)
アスベスト問題への関心の高まりもあり
昨今における特徴的な動向として、アスベスト問題への関心の高まりもありますし、
これへの政府、あるいは業界等の対応が不明瞭な中で、呼吸器系疾患を憂慮する
労働者も少なくないことは事実です。そこで、こうした労働者の不安に応えるため
にも、仮に胸部エックス線検査が縮小、または廃止される場合には、受診する労働者
に負担の少ない何らかの呼吸器系に対する検査を胸部エックス線検査の代替検査と
して導入することが望ましいと考えています。
…現実に胸部エックス線検査という現在の検査項目を変更するのであれば、労働者
の健康保持、促進に不可欠なあるべき検査項目について、医学的見地から見解を
とりまとめ、報告書に示していただきたいと考えていることも申し添えます。
また、全衛連の北里大学名誉教授の冨田友幸先生も
胸部X線検診廃止を要求している帝京大学医学部公衆衛生学 矢野栄二教授に
意見書を提出しました。
○冨田先生(全衛連)
胸部エックス線の目的について
まず第1番目、胸部エックス線の目的です。これは結核予防法が改正されて、
どのような疾患が対象となるかと馬鹿げた議論をしていますが、これはアンケート
で見ているように、どのような目的で行うかということに結核だけによるものだけ
ではないというのが、90.5%で、医学部の教授、産業医もそのようにおっしゃって
います。2番目の労働安全衛生法も先ほど申したように、目的は結核に限らないの
だということを言っています。3番目で問題にしているのは、厚生労働省の労働衛
生課が指導して作っている健康診断のハンドブックがあり、それに基づいて皆さ
んは健康診断をしているわけですが、そのハンドブックに多種、胸部疾患を対象
疾患として検査するよう指導がされています。
有効性について
…4頁は、役に立っているかということです。これについては有効性、有用性、
有益性などといろいろな言葉がありましたが、役立っているかどうかという質問を
皆さんにアンケートですると、設問2−2にあるように、「胸部エックス線は結核
を含め、胸部疾患の診断に役立つと思いますか」に対して、80.4%が役立っている
ということです。これは複数回答ですから、「異常なしの確認に役立っている」と
いうのが23%ありました。要するに役立っていないというのが、「結核以外には
役立たない」というのは僅か1.4%で、「役立っていない」が5%で、併せて
6.4%、残りの90%以上が「役立っている」ということになっています。
循環器疾患に役立つ
…呼吸器疾患以外の病気に役立つかどうかの2番目に、「循環器疾患に役立つと
思いますか」に対して、「役立っている」が60%です。例に挙げましたが、
心肥大から貧血が発見されるようなこともあり、これは活用の問題だろうと考えます。
結核は大丈夫なのですか?
…そして医療現場の多くの人が、私が行く度に、「結核は大丈夫なのですか」と
言われるわけで、これはもう切り捨てたという形で進めるのは非常に問題だろうと
思います。
設問、アンケートをしましたが、「特に差し障りない」というのは僅か5.9%で
す。そしてもし除かれた場合には、「雇入後の発病もあり、雇入時の健診だけでは
対応できない」というのが67.8%です。これは複数回答可ですから、「そのほかに
もいろいろな公衆衛生対策が必要である」が50.4%です。90%以上の人がこれは
非常に問題だと言っているのですから、安易に決めることは非常に問題だと思い
ます。「雇入時の健康診断だけで対応できない」に移ると、これは肺結核はご存じ
のとおり慢性の感染症ですから、感染と発病が別なのです。ですから診断までの
間に非常に長い時間がかかるものも多いわけです。ですから雇入時だけで対応でき
ないということは常識なのです。それを雇入時だけでよい、定期健康診断はやめる
というのは極めて問題ではないでしょうか。
多数の有識者が雇入時だけでは対応できないと言っております。
肺がんは検診による死亡率減少効果がある
7番目、肺がん検診の有効性についてです。肺がん検診については誤った考え方で
エビデンスがない、有効性が明らかでないと言われておりますが、肺がん検診の
有効性については、21世紀になってから有効であるという日本の研究が次々に欧米
の医学誌に発表されています。その根拠となる資料は、2に厚生労働省研究班の
研究報告があります。これは有名なので皆さんはご存じだと思いますが、国立がん
センターのホームページにも載っており、肺がんは検診による死亡率減少効果が
あると相応な根拠があると科学的に評価されているとなっています。
矢野先生のEBM…古い
矢野先生のEBM検診でも、しないほうがいいという判定になっていましたが、
これはもう古いという論文も同時に載っておりましたように、これは2000年
世界肺癌会議に発表されて、2001年以後『Cancer』等非常にインパクトアートの
高い雑誌に投稿され、国際的に注目されています。
アスベストの問題・・・
次に業務起因性疾患と未規制物質の対策です。これはアスベストの問題が社会問題
になっているように、我々は前から指摘していますが、それが今回表に出てきたと
いうことで、そのような時期に健康診断の胸部エックス線を廃止、縮小することは
極めて不適切ではないかと思っております。
胸部レントゲンの放射線被ばく量は自然放射線の数十分の1
胸部エックス線の有益性と有害性は、これは十分それは放射線の被ばくに関して
は、注意しなくてはいけないことはわかっていますが、これは胸部レントゲンの
放射線被ばく量は自然放射線の10分の1から50分の1程度です。医療の中では極め
て少ないとされています。だからこそ安全だということで行われているわけです。
…被ばくの問題は、確率的影響と確定的影響があり、確率的影響はそういう可能性
があるということで、証明されていないのです。確率的にはそういうことがあると
いうことです。ただ50シーベルト以下でがんが増加することは確認されておりませ
ん。
胸部レントゲン100枚分の放射線を浴びても癌発生に差はない
そして例えば自然放射線が日本では地方により違いますが、非常に多い所と
少ない所では胸部レントゲンを100枚撮るような差がありますが、そこでがんの
発生の差があるということは見つかっておりません。これはエビデンスだと思いますが。
○矢野栄二教授は・・・ ご欠席
矢野栄二教授は所用により検討会をご欠席
これらの反論に対し矢野栄二帝京大学公衆衛生学教授は所用により検討会をご欠席
されました。矢野栄二教授は所用につき議論に参加されませんでした。
矢野栄二教授の主張の要点は「肺癌やアスベストによる中皮腫は検診で発見しても
治療が難しいため胸部X線検診で発見する意義は少なく、その他の疾患も症状が
出た時点で病院を受診すればよいので検診は無用である」というものです。
しかし、国民・労働者の健康にかかわる重大な問題ですから、欠席などなさらずに
堂々と討論していただきたいものです。
胸部X線検診廃止で喜ぶのはタバコ会社?
厚生労働省の検討会では話題になりませんでしたが、今、胸部X線検診によって
発見される肺癌が世界的に増加しているのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/s1116-12g.html
喫煙者の肺癌は以前から有名ですが、最近では受動喫煙によって非喫煙者でも肺癌
になると言われています。また、アスベストによる中皮腫も喫煙者に多いと言われ
ています。
中皮腫や肺がんの発症を予防するにはどうすればよいか?
禁煙は重要
過去、石綿にばく露したことによる中皮腫や肺がんの発症を予防することに
ついては現在有効な手段は明らかではありませんが、石綿を吸い込んだ方が全て
中皮腫を発症するわけではありません。吸い込んだ石綿の量、期間、種類によって
異なります。
肺がんについては、石綿ばく露と喫煙との組み合わせで肺がんの発症は相乗的
に上昇するとの報告があり、禁煙は重要です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/07/tp0729-1.html
肺がんになる人は世界的に増加傾向にあります。
国立がんセンターによれば
肺がんになる人は世界的に増加傾向にあります。2015年には、我が国での肺がん
の1年間の新患者数は男性11万人、女性3万7千人になると予想されています。
肺癌の原因は胸部X線検診ではなく、喫煙が大きな要因(危険因子)
5)肺がんの原因と予防
肺がんの原因のすべてが解明されているわけではありません。それゆえ、確実な
予防法もありません。しかし、喫煙が大きな要因(危険因子)としてあげられます。
特に小細胞がん、扁平上皮がんは喫煙との因果関係が深いといわれています。
たばこを多く吸う人ほど肺がんにかかりやすくなり、一般に「重喫煙者(1日の
本数×喫煙年数=喫煙指数が600以上の人)」は、肺がんの「高危険群(リスク
の高い人)」といわれています。毎日喫煙する人は非喫煙者に比べ、約4.5倍肺がん
のリスクが高くなります。また、喫煙の開始年齢が若いほどリスクが高くなり、
20歳以下に喫煙を開始すると非喫煙者に比べ、リスクは6倍近くなります。
1998年の集計では、我が国の20歳以上の男性の喫煙率は55.2%と先進諸国の中では
トップです。また、20歳以上の女性の喫煙率は13.3%です。喫煙は喫煙者本人だけ
でなく、まわりの人にも影響を及ぼすといわれています(受動喫煙)。10〜20%の
肺がんは、喫煙と関係がないといわれています。大気汚染や他の環境要因、放射性
物質、アスベストなどとの関連も指摘されています。現在、発がんを抑制する遺伝
子及び薬物・食物の研究が行われていますが、一般に利用されるほどの成果は、ま
だみられておりません。
矢野栄二教授の胸部検診廃止提案に異論続出
石綿(アスベスト)により発生する肺の中皮種という病気が問題となり、全国各地
でアスベストの撤去作業が始まっています。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/houdou/index.html
このような背景の中、胸部X線検査による健康被害は聞いた事がありません。
しかし、国の検討会では帝京大 矢野栄二教授より胸部X線検診の廃止が提案され
ておりまして、胸部X線検診を廃止したい本当の理由は何なのか?
胸部X線による健康被害の報告はありませんから、「アスベストなど何か別の原因
による肺疾患を隠そうとしている???」と勘ぐりたくなります。
議論を注意深く見守りたいものです。
さて、胸部X線検診廃止を訴える矢野栄二教授の提案について日本肺癌学会と
日本呼吸器学会から意見書が提出されました。
労働衛生課長
資料2ですが、日本肺癌学会、日本呼吸器学会の会長、理事長から厚生労働大臣宛に
きたものです。紹介ということで全文を読み上げさせていただきたいと思います。
結核予防法改正に伴う労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直しについ
て。結核予防法の改正に伴って、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直し
が検討されております。もとより、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査は、労
働現場における結核感染を防止することを主たる目的としたものであり、近年の結核罹
患率の減少の下で、本来の意義が著しく低下していることは十分承知しております。し
かしながら、胸部エックス線検査が、労働安全衛生法において呼吸器系疾患を対象とす
る唯一の検査であることから、結核発見率が低下した今日でも、肺がんをはじめとする
さまざまな呼吸器疾患の早期発見と、国民の中核をなす5,000万労働者の呼吸器疾患に
対する予防意識の喚起に重要な役割を果たしていることも事実であります。
私どもは、今回の見直しによって、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査が廃
止もしくは著しく縮小された場合、国民の呼吸器疾患の早期発見と予防意識に後退が生
じかねないことを危惧しており、何らかの代替え策の導入が必要と感じております。
今日、我が国では年間約5万8,000人が肺がんによって死亡しており、男性ではがん
による死亡の第1原因となっています。また、最近の調査では500万人を超える慢性閉
塞性肺疾患(COPD)患者の潜在が推定されており、現在、すでに10万人を超えてい
る在宅酸素療法患者の約半数はCOPDによっております。重要なことは、これらの疾
患は早期発見によって、救命あるいは進行を阻止し得るだけでなく、予防し得る疾患で
あることであります。
私どもは、今回の見直しにおいて、5,000万労働者の呼吸器疾患の早期発見と予防の
ために、一定年齢以上及び喫煙者に限定した胸部エックス線検査や、スパイロメトリー
の導入、また、でき得ればヘリカルCT検査など、時代に即した積極的な施策への転換
を図っていただきますよう、切に要望いたします。以上です。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
また、矢野栄二教授が胸部X線検診を廃止すべきと主張する科学的根拠に誤りが
あることが指摘され、矢野栄二教授は陳謝されました。しかし、矢野栄二教授は
相変わらず胸部X線検診廃止を主張しておられます。
しかし胸部X線検診を廃止したいという意向は充分感じられます。
でも・・・ なぜ??? 一体何が目的なのか???
○矢野栄二委員
・・・会議の後で放射線医学を専門とする委員のほうから、いろいろな議論が
あるという指摘を受けまして、・・・検査に伴う放射線被曝量と、その被曝に伴う
健康影響の両方向ともいろいろな議論、データ、1つは私の記載の誤りというのが
ありましたので、それをお話させていただきます。
・・・間接撮影のほうが直接撮影よりも低くなっているのは私もここで初めて知ったの
ですが、前回、私もしくは柚木委員が提出したものよりは、1回の検査に伴う
被曝線量が大体1/4まで下がってきている、これは大変結構なことではないか
と思います。そのような意味で、1回の検査のリスクの見積りを1/4で考えた
ほうがいいということが、現在の日本の機械では言えるということがあります。
・・・ただ、ここまでいろいろデータを見てきますと、特に国連科学委員会などでは
何百頁にも及ぶドキュメントで、その中で実際のデータがあるのは広島・長崎、
最近ではチェルノブイリの事故などの数値を使い、当然ながら、そこでは大変
高い被曝線量のところで計算をしている。それに対して、この検討会で問題に
している1回の胸部レントゲン検査というのは、それの1/1,000とかそれより
もずっと低い数字での議論をしている。
そうすると、大きいところの数字から低いところの数字へどう持っていくか、
ここがいちばん大きな問題になるかと思います。
・・・前回の私の資料の中の「3.胸部レントゲン検査の実施の利益と不利益」と
いう部分については、お詫びして削除させていただきたいと思います。
どうも申し訳ありませんでした。
これが前回の訂正の部分です
矢野栄二教授は科学的根拠の誤りを認め陳謝しましたが、一貫して胸部X線検診
を廃止したい様子です。これについて柚木(ゆき)委員と藤村委員の反論です。
○柚木(ゆき)委員
・・・仮に胸部エックス線検査を定期健康診断の必須項目から除外し、医師の選択等
の特定条件下でのみ実施する項目に改定されたとすると、定期健康診断における
胸部疾患あるいは呼吸疾患の検査は、医師の問診と聴診のみに委ねられることに
なってしまいます。これは診断技術の後退、受診者の不安や不満、医師や看護師等
の負担、責任の増加をもたらす可能性が大きいものと考えています。
・・・総合精度管理事業に参加していない健診機関の問題は残ってはいるのですが、
このデータだけを見ても疾患発見の頻度が少なくて、有所見の誤判断の可能性が
非常に高いという第2回の検討会における矢野栄二委員の発言は、一般論として
言えないのではないでしょうか。
・・・矢野栄二委員から提出された資料5に基づく胸部エックス線検査の有用性に
関する評価は、限られた視点に基づいてなされており、しかも有用・無用を断定
するには十分とは言えない根拠に基づいて結論を導いていると思われるのでは
ないかということです。
○藤村委員
矢野委員のお話ですが、スクリーニング検査の評価ということで言葉の問題を
取り上げて、これを科学的な論議において検討していかなければいけないという
ことなのですが、この矢野委員のおっしゃる科学的論議でやった場合、
医療のかなりのもの、あるいは検査のかなりのものが有用性なし
と判定されるおそれが非常にあるのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
将来は検査のかなりのものが有用性なしと判定され、すべての検診が廃止になる
のでしょうか???
でアスベストの撤去作業が始まっています。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/houdou/index.html
このような背景の中、胸部X線検査による健康被害は聞いた事がありません。
しかし、国の検討会では帝京大 矢野栄二教授より胸部X線検診の廃止が提案され
ておりまして、胸部X線検診を廃止したい本当の理由は何なのか?
胸部X線による健康被害の報告はありませんから、「アスベストなど何か別の原因
による肺疾患を隠そうとしている???」と勘ぐりたくなります。
議論を注意深く見守りたいものです。
さて、胸部X線検診廃止を訴える矢野栄二教授の提案について日本肺癌学会と
日本呼吸器学会から意見書が提出されました。
労働衛生課長
資料2ですが、日本肺癌学会、日本呼吸器学会の会長、理事長から厚生労働大臣宛に
きたものです。紹介ということで全文を読み上げさせていただきたいと思います。
結核予防法改正に伴う労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直しについ
て。結核予防法の改正に伴って、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査の見直し
が検討されております。もとより、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査は、労
働現場における結核感染を防止することを主たる目的としたものであり、近年の結核罹
患率の減少の下で、本来の意義が著しく低下していることは十分承知しております。し
かしながら、胸部エックス線検査が、労働安全衛生法において呼吸器系疾患を対象とす
る唯一の検査であることから、結核発見率が低下した今日でも、肺がんをはじめとする
さまざまな呼吸器疾患の早期発見と、国民の中核をなす5,000万労働者の呼吸器疾患に
対する予防意識の喚起に重要な役割を果たしていることも事実であります。
私どもは、今回の見直しによって、労働安全衛生法に基づく胸部エックス線検査が廃
止もしくは著しく縮小された場合、国民の呼吸器疾患の早期発見と予防意識に後退が生
じかねないことを危惧しており、何らかの代替え策の導入が必要と感じております。
今日、我が国では年間約5万8,000人が肺がんによって死亡しており、男性ではがん
による死亡の第1原因となっています。また、最近の調査では500万人を超える慢性閉
塞性肺疾患(COPD)患者の潜在が推定されており、現在、すでに10万人を超えてい
る在宅酸素療法患者の約半数はCOPDによっております。重要なことは、これらの疾
患は早期発見によって、救命あるいは進行を阻止し得るだけでなく、予防し得る疾患で
あることであります。
私どもは、今回の見直しにおいて、5,000万労働者の呼吸器疾患の早期発見と予防の
ために、一定年齢以上及び喫煙者に限定した胸部エックス線検査や、スパイロメトリー
の導入、また、でき得ればヘリカルCT検査など、時代に即した積極的な施策への転換
を図っていただきますよう、切に要望いたします。以上です。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
また、矢野栄二教授が胸部X線検診を廃止すべきと主張する科学的根拠に誤りが
あることが指摘され、矢野栄二教授は陳謝されました。しかし、矢野栄二教授は
相変わらず胸部X線検診廃止を主張しておられます。
しかし胸部X線検診を廃止したいという意向は充分感じられます。
でも・・・ なぜ??? 一体何が目的なのか???
○矢野栄二委員
・・・会議の後で放射線医学を専門とする委員のほうから、いろいろな議論が
あるという指摘を受けまして、・・・検査に伴う放射線被曝量と、その被曝に伴う
健康影響の両方向ともいろいろな議論、データ、1つは私の記載の誤りというのが
ありましたので、それをお話させていただきます。
・・・間接撮影のほうが直接撮影よりも低くなっているのは私もここで初めて知ったの
ですが、前回、私もしくは柚木委員が提出したものよりは、1回の検査に伴う
被曝線量が大体1/4まで下がってきている、これは大変結構なことではないか
と思います。そのような意味で、1回の検査のリスクの見積りを1/4で考えた
ほうがいいということが、現在の日本の機械では言えるということがあります。
・・・ただ、ここまでいろいろデータを見てきますと、特に国連科学委員会などでは
何百頁にも及ぶドキュメントで、その中で実際のデータがあるのは広島・長崎、
最近ではチェルノブイリの事故などの数値を使い、当然ながら、そこでは大変
高い被曝線量のところで計算をしている。それに対して、この検討会で問題に
している1回の胸部レントゲン検査というのは、それの1/1,000とかそれより
もずっと低い数字での議論をしている。
そうすると、大きいところの数字から低いところの数字へどう持っていくか、
ここがいちばん大きな問題になるかと思います。
・・・前回の私の資料の中の「3.胸部レントゲン検査の実施の利益と不利益」と
いう部分については、お詫びして削除させていただきたいと思います。
どうも申し訳ありませんでした。
これが前回の訂正の部分です
矢野栄二教授は科学的根拠の誤りを認め陳謝しましたが、一貫して胸部X線検診
を廃止したい様子です。これについて柚木(ゆき)委員と藤村委員の反論です。
○柚木(ゆき)委員
・・・仮に胸部エックス線検査を定期健康診断の必須項目から除外し、医師の選択等
の特定条件下でのみ実施する項目に改定されたとすると、定期健康診断における
胸部疾患あるいは呼吸疾患の検査は、医師の問診と聴診のみに委ねられることに
なってしまいます。これは診断技術の後退、受診者の不安や不満、医師や看護師等
の負担、責任の増加をもたらす可能性が大きいものと考えています。
・・・総合精度管理事業に参加していない健診機関の問題は残ってはいるのですが、
このデータだけを見ても疾患発見の頻度が少なくて、有所見の誤判断の可能性が
非常に高いという第2回の検討会における矢野栄二委員の発言は、一般論として
言えないのではないでしょうか。
・・・矢野栄二委員から提出された資料5に基づく胸部エックス線検査の有用性に
関する評価は、限られた視点に基づいてなされており、しかも有用・無用を断定
するには十分とは言えない根拠に基づいて結論を導いていると思われるのでは
ないかということです。
○藤村委員
矢野委員のお話ですが、スクリーニング検査の評価ということで言葉の問題を
取り上げて、これを科学的な論議において検討していかなければいけないという
ことなのですが、この矢野委員のおっしゃる科学的論議でやった場合、
医療のかなりのもの、あるいは検査のかなりのものが有用性なし
と判定されるおそれが非常にあるのです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/06/txt/s0620-1.txt
将来は検査のかなりのものが有用性なしと判定され、すべての検診が廃止になる
のでしょうか???
結核は増えているんですが
矢野栄二教授が提出された資料がありました。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/s0517-5e.html
「今日結核の罹患率が下がり、わが国の結核の健診での発見率は既に諸外国がレントゲン撮影の広範な実施によるスクリーニング検査を中止したレベルをはるかに下回っている。」ということですが、我が国では結核の罹患率が下がらないことが問題なのです。現実は矢野栄二教授のお話とちょっと違うようです。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1107/h0726-2_11.html
結核緊急事態宣言より
「現在の我が国の結核の状況は、今後、患者数が増加し多剤耐性結核がまん延する等、再興感染症として猛威をふるい続けるか否かの分岐点に立っており、まさに今日、医療関係者や行政担当者を含めた国民一人一人が結核を過去の病気として捉えるのを改め、国民の健康を脅かす大きな問題として取り組んでいかなければ、将来に大きな禍根を残すこととなります。」
健康診断を受けるように書いてあります。
「国民各位におかれては、結核に関する正しい知識を理解され、健康診断を積極的に受診されるとともに、咳が続くような場合には風邪だと思い込むことなく医療機関を受診される等、結核の予防に努めていただきたいこと。」
健康診断って当然、胸部エックス線検査のことですよ。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/s0517-5e.html
「今日結核の罹患率が下がり、わが国の結核の健診での発見率は既に諸外国がレントゲン撮影の広範な実施によるスクリーニング検査を中止したレベルをはるかに下回っている。」ということですが、我が国では結核の罹患率が下がらないことが問題なのです。現実は矢野栄二教授のお話とちょっと違うようです。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1107/h0726-2_11.html
結核緊急事態宣言より
「現在の我が国の結核の状況は、今後、患者数が増加し多剤耐性結核がまん延する等、再興感染症として猛威をふるい続けるか否かの分岐点に立っており、まさに今日、医療関係者や行政担当者を含めた国民一人一人が結核を過去の病気として捉えるのを改め、国民の健康を脅かす大きな問題として取り組んでいかなければ、将来に大きな禍根を残すこととなります。」
健康診断を受けるように書いてあります。
「国民各位におかれては、結核に関する正しい知識を理解され、健康診断を積極的に受診されるとともに、咳が続くような場合には風邪だと思い込むことなく医療機関を受診される等、結核の予防に努めていただきたいこと。」
健康診断って当然、胸部エックス線検査のことですよ。
胸部エックス線検査で癌になる???
帝京大学 矢野栄二教授は厚生労働省で「胸部エックス線検査によって癌になる」と話されました。
そう言われるとちょっと不安になりますね。ネットで調べてみました。
松崎先生のデータ(下記)によりますと胸部X線撮影(1回)で肺がんになる生涯リスクは10万人あたり0.5(人)です。この数字に従えば胸部X線撮影を20万回も受ければ肺がんになるかもしれませんが、胸部X線撮影の回数は生涯でも数十回でしょうから危険視するほどのことはありませんね。
今、アスベストによる中皮腫や受動喫煙による肺癌が問題になっていますが、胸部X線撮影のリスクは喫煙や受動喫煙の害と比べると極めて小さいようです。
ところで、全国的にアスベストや受動喫煙による肺の病気が問題になってきた今、胸部X線撮影の廃止が提案されるのは何とも不思議です。
10万人あたりの生涯リスク
活動または原因 10万人あたりの死亡数(人)
喫煙で早死にする 50,000
喫煙による肺ガンで死ぬ 20,000
受動喫煙で早死にする 5,000
受動喫煙による ___
___心筋梗塞で死ぬ(a) 3,000
___低体重児 2,000
___気管支喘息 2,000
___肺がんで死ぬ(b) 1,000
___乳幼児突然死(c) 100
___早死に(a+b+c) 4,100
交通事故死 1,000
アスベスト使用住宅に住み肺がん死 10
環境汚染物質の許容基準 1
胸部X線撮影(1回)で肺がんになる 0.5
胸部X線撮影(1回)で白血病になる 0.05
松崎道幸 1998より
http://health.www.infoseek.co.jp/library/0500/w0500245.html
そう言われるとちょっと不安になりますね。ネットで調べてみました。
松崎先生のデータ(下記)によりますと胸部X線撮影(1回)で肺がんになる生涯リスクは10万人あたり0.5(人)です。この数字に従えば胸部X線撮影を20万回も受ければ肺がんになるかもしれませんが、胸部X線撮影の回数は生涯でも数十回でしょうから危険視するほどのことはありませんね。
今、アスベストによる中皮腫や受動喫煙による肺癌が問題になっていますが、胸部X線撮影のリスクは喫煙や受動喫煙の害と比べると極めて小さいようです。
ところで、全国的にアスベストや受動喫煙による肺の病気が問題になってきた今、胸部X線撮影の廃止が提案されるのは何とも不思議です。
10万人あたりの生涯リスク
活動または原因 10万人あたりの死亡数(人)
喫煙で早死にする 50,000
喫煙による肺ガンで死ぬ 20,000
受動喫煙で早死にする 5,000
受動喫煙による ___
___心筋梗塞で死ぬ(a) 3,000
___低体重児 2,000
___気管支喘息 2,000
___肺がんで死ぬ(b) 1,000
___乳幼児突然死(c) 100
___早死に(a+b+c) 4,100
交通事故死 1,000
アスベスト使用住宅に住み肺がん死 10
環境汚染物質の許容基準 1
胸部X線撮影(1回)で肺がんになる 0.5
胸部X線撮影(1回)で白血病になる 0.05
松崎道幸 1998より
http://health.www.infoseek.co.jp/library/0500/w0500245.html
帝京大 矢野栄二教授 国に胸部エックス線検査の廃止を促す
胸の病気の早期発見を名目に毎年1回、職場の健康診断で実施されている胸のエックス線検査について、検討会では矢野栄二 帝京大医学部教授(公衆衛生学)が、「職場健診での肺がんの発見率は低く見落としが多い」、「他の病気も検査以前に症状が出るなどで健診で探す意義は薄い」、「エックス線被ばくの影響で発がんする人が延べ数万回から10万回の受診に1人出ると推計される」と指摘。利益と危険のバランスを考え廃止すべきと主張している。
帝京大学 矢野栄二教授の提案内容(厚生労働省議事録)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/txt/s0517-1.txt
帝京大学 矢野栄二教授の提案内容(厚生労働省議事録)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/txt/s0517-1.txt
