さしあたり、与えられた環境、条件のもとで、本気で闘う。本気で、だ。

選択、舵取り

人任せ、そうして、ぶうたれる。
それより、急ぎ、やることがある!

約1年1カ月ぶりの高値をつけた。「大発会」での値上がりは4年ぶり。

2017-01-04 18:40:30 | 一億円目標、生意気になりたい、ボンビー
良いブリが多くなると、いいなぁ
あとは、この、ブリ、が切れる時だな
どうする、ボンビー?


参考(^^)
朝日新聞
http://www.asahi.com/sp/articles/ASK144JQQK14ULFA00P.html?ref=smartnews

年明け最初の取引となった4日の東京株式市場は、全面高となった。日経平均株価の終値は、前年末より479円79銭(2・51%)高い1万9594円16銭で、一昨年12月7日以来、約1年1カ月ぶりの高値をつけた。「大発会」での値上がりは4年ぶり。
東証で大発会「騒がしい1年になって」 景気回復に期待
 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値は同35・87ポイント(2・36%)高い1554・48。出来高は23億7千万株。
 米国で3日、製造業の景況感を示す統計が市場予想を上回り、株価が上昇した流れを引き継いだ。米国の景気拡大への期待が強まり、東京外国為替市場の円相場が1ドル=118円台までドル高円安に振れたことで、自動車など輸出関連株を中心に買いが膨らんだ。

昨年はまさかの連発 今年も継続 どうする?

2017-01-04 06:14:57 | 一億円目標、生意気になりたい、ボンビー

昨年はまさかの連発
今年も継続
どうする?
何もしないでただ風に身を委ねるというのではなく、
何が起きても動じないのが大事だ
教科書はどこにもありません。
自らの頭で未来を予想する、

参考(^^)
代表取締役社長
松井道夫

明けましておめでとうございます。
 昨年は「まさか」の連発
今年も「まさか」は続くで
「明日は明日の風が吹く」と割り切った方がいい
何もしないでただ風に身を委ねるというのではなく、何が起きても動じないのが大事だよということです。
人間社会が直面している問題は何か?それにどのように対応していくべきか?といった
時代観を持つのが大切です。
それを教えてくれる教科書はどこにもありません。自らの頭で未来を予想する、

インターネット革命に続くブロックチェーン革命
 フィンテックが金融業界で注目を集めています。松井証券が1998年に始めたネット株取引はフィンテックの典型例であり、それが強烈な破壊力で既存の秩序を変えていったのは、この十数年の経緯を辿れば明らかです。
インターネットの普及には、そのインフラ構築(電話線・光ファイバー・電波・・)もあって30年ほどの年月を要しましたが、それを基盤にした
ブロックチェーンは、AI(人工知能)の進歩と相まって、もっと短い期間で、もっと大きなインパクトで、人間社会に
変革をもたらすと思います。ブロックチェーンは、インターネットに適当な日本語訳がないように、新しい概念ですから上手く訳せません。強いて言うなら、
現実空間とそれを覆う仮想空間との情報交換、というようなことでしょう。
現実空間での凄まじい量のデータ(ビッグデータ)が、
仮想空間に伝達されAIがそれを処理し、
現実空間に戻されて人間行動に繋がっていく、そうしたサイクルみたいなものと私は勝手に解釈しています。情報だけで動く金融業界は、こうした新たな仕組みと親和性が高く、その洗礼を最も早く受けると思います。フィンテックはいずれブロックチェーンの一環として進化していくでしょう。
 ビットコインで知られる仮想通貨がありますが、これはブロックチェーンの一例にすぎません。
ブロックチェーンはオープンアーキテクチャー(開放型技術)が基本です。したがって囲い込みの手段にはなり得ません。この辺を勘違いしている人達が結構おり「どうぞ、ご勝手に」と言うしかありません。証券でも銀行でも、これまでの金融取引では、
取引と決済にそれぞれ管理主体がいる
分散型管理システムでした。この上に証券取引所のような中央集権的機関があり、こうした複雑な仕組みを維持する為のコストは当然高くつきますし、何よりもタイムラグから生じる様々な不公正事象を引き起こします。情報の非対称性から生じるインサイダー取引などはその一例でしょう。ところが
ブロックチェーンの世界では、分散システムも中央集権システムも必要なくなり、情報は
仮想空間で大量に且つ瞬時に処理されますから、恐ろしいほどの低コストで、しかも堅牢なセキュリティと厳格なコンプライアンスを担保して、従来システムの代替となります。
全ての関係者間でAIによって処理された情報が共有されるからです。仮想空間そのものがマーケットとして機能するといったら分かり易いと思います。既存の秩序は大きく変わり、
業者の多くが必要とされなくなるでしょう。何のことはない、松井証券も東証も必要とされない時代が到来するということでもあります。もちろん指をくわえて淘汰を待つのではなく、そうした時代の大変化に合わせて変身できれば生き残れます。こうした動きは金融以外の分野にも急速に波及していくでしょう。
IoT(Internet of Things)というのは、あらゆるものをインターネットで結んで情報交換しながらシステム制御することですが、これにブロックチェーンが入り込めば、機能は格段に上がりコストは格段に下がります。遠い将来の話ではありません。私が所属している経済同友会では、こうした議論が活発にされており、2020年(東京オリンピック)頃から本格的に始まるだろうという意見もあります。

変わる労働の定義 資本主義の新たなる視点
 人間による仕事の半分以上をAIやロボットが代替するという近未来予測が正しければ、労働の定義が当然変わります。働くという漢字が人偏(?)に“動”ではなく“考”に変わるでしょう。不思議なことに、漢和辞典を開いてみてもこの漢字は見当たりません。
考えるのが人間だから当たり前で、あえて漢字にする必要がないからなのでしょう。
“動”には時間や数量の軸があるのに対して、
“考”にはそうした軸はなく、もっぱら質だけが問われます。
“動”にあたるものはAI・ロボットが担い、
“考”にあたるものだけを人間が担う時代が到来します。
AIも考えるではないかとの反論もあるかもしれませんが、それはデータ分析という“動”によって人間の思考を真似ているだけで、考えるのとは別物です。視点を変えて、この解釈を財務諸表で表すと頭が整理されると思います。
労働は、
“動”にあたる部分(給与)だけがP/L(損益計算書)上に計上され、
“考”にあたるものはB/S(貸借対照表)上の資産に計上されるということです。これはM&Aなどで生じる“のれん代”みたいなものと考えれば分かり易いかもしれません。
優秀な人材を無形資産と見做して企業価値を計る重要な要素にするということです。
労働をコストではなく資産とする考え方は、新しい資本主義を考える際の重要な視点だと私は考えています。
 労働の定義が変わることにより、
個と組織の関係も変わります。企業が多くの労働者を抱えて規模で競争するといった20世紀的ビジネスモデルは通用しなくなるでしょう。給与体系や雇用体系が抜本的に変わりますから、サラリーマンとか従業員・社員とかいった言葉も死語となります。
“労働者”は雇われる立場ではなく、資本家の持つ資本と同様に、会社の付加価値創造の源泉となります。これは、
B2BとかB2Cとかいった20世紀的なビジネスモデルではなく
P2P(ピア・ツー・ピア)の幕開けであり、
個が主体となってネットワークで繋がり合い経済活動をする世界です。
組織(会社)に従属する個という構図はなくなり、会社は単なる器に過ぎず、個と融合して、無数の会社が生まれては消えていくでしょう。
“考”労働は時間軸から解放されますから、個はいくつもの会社に所属するのではなく参画します。
管理部門の多くはAI・ロボットに代替されますから、会社を興すのも潰すのも簡単です。経済理論の基本要素であった失業率も意味を成さなくなるでしょう。

格差拡大の処方箋
 問題は“あぶれた”人間をどうするかです。これまでの失業とは意味合いが違いますが、
競争ですから“あぶれる”は必ず生じます。考えることができない人間などいませんが、ローマ時代の
カエサルが「世の中で最も幸せな者は、自分を大切にしてくれる主人を持った奴隷である。だが所詮奴隷にすぎない」と言ったとされます。奴隷は侵略された民であり、侵略者に考えるのを禁止された人達ですが、この言葉を引用せずとも、
自律的な人間にしか自由と責任は与えられない
というのは真理だと思います。一方で、ナチズムに直面した大衆の心理を分析した、
エーリヒ・フロムの著書「自由からの逃走」にあるように、人間心理はそんなに単純なものでないのも事実でしょう。完全自律的人間など存在しないからだと思います。“考える自由”といっても“考えても、やっぱり駄目だった”と落ち込むのは誰しもが幾度も経験します。七転八起が出来るならばいいのですが、現実は、一転二起か二転三起が精々で、そのうち心が折れ“考えるのに疲れた” “考えた責任を取らされるのは嫌だ”と言ってあぶれます。それを放っておけば、
昨今謂われる格差など及びもつかない程の格差が生じるでしょう。これは不幸な社会で永続きはしません。だからと言って、
雇用されない率である失業率という、これまでの労働定義で問題解決しようとしても無理です。無数の会社が生まれ、そこに“考”で参画するのは自由です。コストを伴わないからです。あたかも資本家のような立場になると考えればよいと思います。
個は事業利益から報酬ではなく分配を受けます。事業は成功も失敗もありますが、大事なのは何回でもチャレンジできる心が折れない仕組みです。
「所有」から「共有」へ個人の価値観が変わり、シェアリングエコノミーが広がりを見せていますが、「共有」は“あぶれる”を解決するキーワードのように思います。ただし、個の自由な思考を奪い、努力を否定して、究極の組織である国家が個を統制する共産主義とは全く異なります。情報技術の進歩によって、この新しい領域がとてつもなく拡大していくのだろうと私は思います。

投信工房スタート
 松井証券は来年100周年を迎えます。次の100年に向けて新たなるスタートなどとは言いません。時代がそんな陳腐な言葉など嘲笑うと思うからです。これまで述べてきたように、
時代は我々の想像を遥かに超えるスピードと大きさを以って変化
していきます。それにハアハアとついていくのがやっとです。20年前にある意志をもって投信販売から撤退していましたが、昨年末に投信販売プラットフォーム「投信工房」をスタートさせました。昨今流行っている、ロボアドバイザーを使って云々といった陳腐なものではなく、冒頭に述べたブロックチェーンも念頭に置いて、日本の投信構造変革を目指したものです。詳しくは、近々日経新聞朝刊に載せる「意見広告」をご覧ください。自分で言うのも何ですが、1999年の自由化に際して「株式委託手数料解体新書」と銘打ち、ネット証券時代の幕開けを宣言した広告と同様の、かなり思いきった内容です。ホームページにも載せますので一読していただければ有り難いです。
 本年も変わらぬご支援・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。