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村上宏之のブログです

ライブの告知です

2008-11-19 14:49:36 | DEFT・練馬マッチョマン
ちょっとライブをやることになりました。12月13日(土)、下北沢のケーブ・ビーです。

前に書いたように、知り合いの○○○君(事情あり、伏せ字)に頼まれて個人連に付き合ってたんですけど、「ライブもやりたいのでなんとかなりませんかね?」と言って来たのでした。そうは言っても俺は手品師ではないので「ドラムとギターだけじゃ出来ないでしょ」、と言ったら「いや、歌は探します。それ か自分で歌います」と言うのでした。「歌うったって、今までヴォーカルでライブやったことあんの?」と聞いたら「無いですね。初ですよ」ときっぱりと言い切るのでした。

そこまで言うなら何かやってみっか、じゃベース入れてトリオでもいいか、ということになり「誰に頼む?」となったのですが、共通の知り合いのベーシストは二人、内一名は平田さんというお寒い状況なんで、じゃまあ、久しぶりに彼を誘ってみましょうかー、ということで、元:『あのバンド』、現:パワー・ヌードのK君を誘ってみました。

雨降りの中待ち合わせて、何年ぶりかで三人で会ったんですけど、これがまあ、何も変わってない三人で、さしてテンションが上がって大騒ぎするでもなく、かと言って険悪になるでもなく、地味―に話し込んでお開きでした。渋谷の居酒屋で。「三人で2曲づつ歌う?」とか「『あのバンド』の曲はなー、このメン バーとは言え、今更なー」とか話てるうちに「いや、歌うのはいいんですけど、それならやっぱりサイド・ギター欲しいっすね。どうしましょう、誰かいませ んかね?」と○○○君(事情あり、伏せ字)が言うので、冗談半分に「いや~このメンツだったら『あのバンド』でやってもらった沖縄人のシュウジでも呼ぶかー」ということになりました。誘ってみたら以外にあっさり「よろしくお願いします、楽しみです」という返事でした。しかし、本当にバンドマンとの交流の少ないメンツですね。

メンバーが揃えば、あとは曲を決めてリハですが、残念ながらK君が忙しく、当分リハには来れない、ということでした。そうなると普通は「じゃあまあスケジュール合わせて空いたらやりますか」となるか、仮で誰かにベースを頼んで、とりあえず様子見でやってみるのですが、このメンバーの変なところは、ドラム+ギター2本だけでもリハをやっちまうのでした。それもきっちり、毎週2時間、とか。ドラム的にはつらいですよ、音、すっかすか、なのにギターはうるさいし、しかも曲に飽きたらセッションとかやり出して延々と二人でギター・バトルをやるし、盛り上がって上半身裸のやつとかいるし。

…俺的には「このメンツでも、まあ、シュウジは比較的まじめだし、大丈夫だろう」などと思ってたんですけどね。甘かったですね。キャラクター的には全く変わってなくてマイペースな感じで…ギターはスゲーけど、平たく言うと「天然」。北京にギター弾きに行って「気をつけろ」って言ってるのに風邪ひいて帰ってくるあたりが。何も語らないけど、絶対なんかあったに違いないですね。

それで、ようやく昨日のリハからK君も参加しました。とは言うものの、やはり何事もなく終わるわけもなく、初リハなのに一時間近くも遅刻して来たのでした。そういう時は、みんなで、もの凄い悪口を言うわけですよ。「PNやりだして変わったな」とか「PNだったらこんな遅刻は絶対にしないよな」とか「そういえば『俺は後から行くから、おまえら三人で練習しとけ』ってメール来てたもんね」とか。ま、K君も予想していたようで全部軽く流されましたけどね。

考えてみると、K君以外で最近音を出したベーシストは平田さん(この人も元:パワー・ヌードね)だけ(注・マスクド赤羽除く)なんですよね。だから平田さんとはこのところ、異常にノリが合うので、ちょっと久々、どうだろう、と思ったんですけど、これがねー。やっぱ、良いベーシストですね。やりやすいですよ、マジで。音、でかかったですけど。しかし、本当のロック好きのメンバーと、常軌を逸したようなでかい音でやるのも久しぶりなんですけど、これがやっぱり面白いし、気合いの入り方が全然違って、不真面目だったここ2年間のドラムとは大違いですね。叩いた直後はヘロヘロ、翌日は腹筋も含めて全身筋肉痛ですね。

まあ、冗談のようなメンバーなんですけど、ある意味、自分的には最高のメンバーなわけですよ。だって、みんな自分で目を付けて連絡を取って会いに行って『あのバンド』に引き込んだメンバーなんですから。「スーパー・リーダー」とか呼ばれて。やっぱ、この3人は自分に取って、非常に貴重で大切なやつらなんだな、と実感しました。かっこいいですよ。

プレイバック

2008-09-25 13:14:05 | BLIZARD
ちょっと書いたように、ブリザードの曲を久々に叩きました。と言っても、知り合いのギタリストの個人練習に付き合って、ドラムとギターだけでちょっとやってみた、っていうだけでしたけど。時期的には肩と腰をやってしまって、しばらく休んだ後ですね。「個人連を付き合ってくれませんか、曲はブリザードをやってみたいんですけど」と言われ「ブリザードなら、すぐに出来るだろう」と思って、ざっと聞き、思い出せないところもあったんですけど「なんとかなんだろう」と思って気楽に出かけました。

いやーしかし、リフを聞いて叩き出した途端、身体が勝手に動くのには自分でも驚きました。特に初期の曲、「ブリザード」とか「セカンド・ダイヤモンド」とか。「やっぱりあの頃は真剣に考えて真剣にやってたんだな」と実感しましたね。とは言うものの、後期の曲はやっても思い出せないところが結構ありましたが…取り組み方が不真面目だったんせいでしょうか。

「また個人連やりたいから付き合ってくださいよ」と言われ、自分的にもリハビリには丁度いいので引き受けることにして、家に帰ってもう一度CDを聞き直したところ、ほぼ思い出したんですけど、1曲だけどうしても自分が何をやっているのか分からないところがありました。それは「オーバー・ヒート」という曲のエンディング周りで、何回聞いても、一体どういう手順(足含む)で何をやってるのか思い出せないのでした。

当時のレコーディングは基本的にドラムは一発で録るしかなかったので、自信のあるフレーズしか叩いてないはずなのに「それが分からないなんてどういうことだ」と思いましたね。推理して行くと「多分、自分だったらこういうフレーズはこうやってるんじゃないか」というところに行き着き、次の時にやってみたんですけど「いや、やっぱりこのフレーズとは違う」「だとすると、今では思い付かない、叩けないようなことをやれてたのか、あの頃の俺は」と思うとがっかりしました。

しかし、面白いもので何回かやってるうちに急に閃くんですね「あ、分かった、こうやってたんだ」って。忙しくてちょっとてこずるけど叩けない程難しくもない、という手順(足含む)でした。

こういうことっていうのは他人の曲をコピーするのと大差ない行程なわけですね。何回も聞いて推理しながら手順、足順を決めて行くわけです。何回聞いても、どれだけ考えても解らないけど、何かのきっかけで急に解ったりするとやっぱり嬉しいです。目の前が開けたような気分を味わえますね。行き着けなくても「ああ分からん、分からんし、こうじゃないけど、これは自分のフレーズとして取っておけばいいか」ということも、これまでたくさんありました。

ちなみに個人連でやった曲は「ブリザード」「オリオン」「セカンド・ダイヤモンド」「スティーラー」「シャロー・ランナー」「オーバーヒート」でした。個人的に今一番叩きたいのは「アゲイン」ですけどね。しかし、叩くことを前提に自分のプレイを聞き直すのは面白かったです。当時と同じようには叩けなくなってるところもありましたけど、「ここは本当はこうしたかったんだよな」と、今なら叩けるフレーズに置き換えたりして行くのも楽しかったです。

先日のエンジェル・キッスで「セイブ・ミー」と「ゲット・ザ・フリー」をやった、というのは全然、質の違う話なので、その話はまた今度。

ご無沙汰です

2008-09-08 11:55:16 | DEFT・練馬マッチョマン
ご無沙汰です。先月の「エンジェル・キッス」、この間の「スター・チャイルド」と、見て頂いた通り、相変わらずで、何も変わっちゃいませんね。

まあ、この歳くらいになってくると、生きてるだけでも色んなことが起きますから、怪我したり体調崩したり、気分的にふさぎ込んだり。ドラムやバンドに対して不真面目になったり。様々ですね。

書きかけのブログがいくつもあったので、ちょっと見返してみたら、3月「車を車検に出したら、ひどい代車が来て、でも面白かった」っていうのがあり、5月「腰と肩をやっちまいました」っていうのがあり、あとは「相変わらずZeppelinにはまってて、あなたを愛し続けてのドラムが最高!」とか、あとは「知り合いのギタリストの個人連に付き合って20年振りにブリザードの曲を叩いた」とか、「MGFでポルシェとランデブーした」とか。時間経つとまとめるのが面倒くさい話ばっかりだな、という感じです。

ドラム的にはZepとKISSのコピーバンドばっかりやってて、あと「ベイシティローラーズ」もやったし、70年代ものばっかり。あと、先月のエンジェル・キッスではレイジーとかノヴェラとか、邦楽の70年代物もやったなぁ。人様のプレイをコピーをするのは好きだけど、人前でコピー物をやるのはあまり好きでは無い、というか、戸惑うのがイヤなんですよ。

誰のプレイであれ、完コピなんて絶対に出来ないし、どこかで「完コピを披露しても無意味」と思ってるからだろうな。だって、自分が叩いたブリザードの曲だって、今や同じには叩けなかったんだから、人様のプレイを完全再現、なんて無理に決まってますね。

そういうわけで、いつも最初はコピーしてみてじたばたするけど、結局「自分らしくやるしかないよな」と、どこか中途半端な気分でやってしまうからでしょうね。

まあ、ZepにしろKISSにしろ、別に完コピを目指してるわけではないので、曲を覚えてやってみるのは楽しいです。特にZepをマジで叩ける日が来るとは思ってなかったので夢のようですけどね。ジョン・ボーナムは何をやってんのか分からない所も多いし、分かっても叩けないフレーズも多いし、プレイ出来ても別物にしかならないし、というのが正直なところだから、自分なりにやるしかないので返ってラクだったりしてます。

そういう、コピーする能力の低さ、みたいな物を改めて痛感していますが、それ以外にも、春頃、ちょっと腰や肩をやってしまって、良くなってから久しぶりにドラム叩いたら、手はマメだらけになるし、腕も足もすぐにパンパンになるし、ひどいもんでした。30年以上やっててもそうなんだから、向き不向きで言ったら、やっぱり向いてないのか、俺は。

永遠の詩・最強盤

2008-02-28 16:01:45 | その他
 待ちわびて、出るなり飛びつくように買ってしまった「レッドツェッペリン/永遠の詩・最強版(CD)」ですが、実は聞いてみると結構、肩透かしでした。ま、冷静に考えてみれば新しく追加された楽曲はライブ集のDVD(Led Zeppelin DVD)ですでに見て聴いてるのが殆どなわけですし、それ程感激は無くて当たり前なんですけど。

 「永遠の詩」に関しては、当時何回もレコードを聴き、映画の方も最近DVDを買って何回も見ていて、正直飽きてもいたんですが、ライブ集のDVDに収録されている「あなたを愛し続けて」や「オーシャン」が異常にかっこよく、特にドラム・サウンドは恐ろしく良くなったりしてるので、どちらかというと「古い楽曲群を同等のクオリティで聴けるんだろうか。だとしたら死ぬ!」と、ちょっと期待が大きすぎた、とも思います。

 最強版、好きな人には申し訳ないのですが、「ロックンロール」の例のドラムのイントロ、そこまでは良かったんですけど、曲が始まると「あれ?」っと。「ああ、これは映画版のテイクなのか」と思わされ、気を取り直して続く「祭典の日」へ。「これだよこれ、中でも聴きたかったのは」と思ってるうちに最後のギターソロに来てまたも「あれ?」っと。「…こんなギターソロだっただろうか、もっとバックのドラムやベースとも絡んで怒濤のようなギターソロだったように思うんだけど…」と。

 通して聴いてみると、他にも気になるところが多数あり、「祭典の日」「永遠の詩」ともにプラントのフェイクがない、「ノー・クォーター」のギター・ソロの出だしが無い、「胸いっぱいの愛を」の中間部分がない、MCがない、など「ないない尽くし」で、特に聴きたかったところが殆どカットされていました。ドラム・ソロも変に派手なエフェクトが掛かってるのがちょっと…。で、2、3回聴いて孝之に回しちまいました。全く、納得できなかったですね。「ちょっと期待し過ぎたな。そんなに焦って買わなくても良かったんじゃないか…」と思ってしまったのでした。

 映画版を見てると曲のカットもひどいし、音源も繋ぎまくってるのも分かるし、恐らく最強版の方が実際のライブには近いんだろうな、と思います。「ハート・ブレイカー」や「幻惑されて」のドラム・サウンドはものすごくいいし、全体的なサウンド・クオリティが上がりつつ生々しいように思います。ですが、なんか思い出にケチを付けられたように感じてしまったのでした。

 「じゃあ、原盤はどうなんだ、今改めて聴いたらやっぱりしょぼいのか?」「ずっと聴いてないから、思い込みが激しいだけなのか?」という思いに駆られ、買ってしまいました、原盤のCDを。で、結論から申し上げると「やっぱりこれだ」という印象でした。確かに今聴いてみるとあちこち不自然ですし、「ロックンロール」の歌は苦しそうですし、ドラム・サウンドも軽いし、ベースが妙に大きくてギターが細かったりしてます。ですがなんか、妙に暑苦しくて、聴いてると胸が熱くなり、引き込まれて何回でも聴きたくなる「何か」があるように思いました。「これからはいつでも聴ける」と思って、ようやく安心した次第です。そして安心してしまうと「…やっぱ最強盤ももう一回聴いてみようかな?」と思うのでした。

2月9日「JCR」

2008-02-13 16:00:40 | DEFT・練馬マッチョマン
今回もお誘いに乗ってしまって、またもや「デレク」をやって来ました。ピーターやデレクもいいけど、そろそろ自分なりのドラムも叩けって感じでしょうか。前回ベイシティ・ローラーズをやった時「ややハード過ぎる」とう意見もあったので、今回は全体的に抑えめ、かつシンプルにやったんですけど、そうすっと今度は「前回の方が勢いがあった」とか言われちまいました。そういう事で動揺するという自体、開き直って自分の思うままのプレイをしてない証拠ですね。よくないですね。今回はちょっと都合があって曲数が減ってしまった、というのもあると思いますけど。

やるに当たって、色々と音源は聞かせてもらいました。4人でやってる武道館のライブ版とか。ベイシティ・ローラーズは自分がやって来たロックの範疇だと「こういう風に叩くかな?」と思うところが多々あります。やたらフロア・タムを多様するとことかもそうですけど、どうもモロにロックにはせず、「ややロックっぽい」という感じにまとめてんのかな?と思いますね。ボン・ジョビのドラムとかに近いように思いました。こういうのは自分的にはかえって難しいです。今度機会があったらリハの時にでも、全部自分の思うように叩いてみよっかなー?などと画策してます。

そしてライブのあった夜中、なんとなくテレビを見てたら「デトロイト・ロック・シティ」という映画をやってました。キッスの大ファンの高校生が、色んなトラブルに合いながらもキッスのライブを見に行く、という映画なんですけど、これが。いやぁ。ファンにはたまらない映画でした。一応最後にライブ・シーンもありますし。というかキッスについての基礎知識がないと笑えないんじゃないの?と思う場面が多かったですね。サントラで使ってる曲が良かったし(チープ・トリックのサレンダーとか)、ちょっと「当時」に返らされるような、妙なリアル感がありました。

そんなわけで70年代どっぷりな、大変楽しい一日でした。