Cheese Days

世界中のチーズを食べつくしたい!

かじたいずみチーズ教室 オープニングパーティ

2012-01-31 14:25:57 | Weblog


1月9日、昨年末で以前のお勤め先を退職され、この1月より晴れて独立、かじたいずみチーズ教室として新たなスタートを切ったかじたいずみ先生のチーズ教室のオープニングパーティに伺いました。かじた先生は私が2009年にチーズプロフェッショナルを受験した時に、受験対策講座で大変お世話になった先生です。その人徳から先生の周りにはいつも人が集い、私も合格した後もフランスへの旅行に連れていっていただいたり、単発講座に参加させていただいたりと、今では夫婦ともども仲良くさせていただいています。この日も最初こそスペースに余裕があったものの、すぐに先生を慕う生徒さんたちでパーティ会場はいっぱいに。食いしん坊同士は仲がよくなるのが早い! あちらこちらでおしゃべりの輪ができ、私も旅行のお仲間やお久しぶりの友人や初めましての方々と楽しい時間を過ごしました。

そして、もちろん食べるほうもしっかりと。だって、並んだお料理の数々がすごいんです!!! 上の写真はお料理愛好家Eさんのパーティケータリング料理。レストランやケータリング専門店に頼んだお料理ではないんですよ。すべてEさんの手作り。色合いといい、テーブルコーディネートといい、オープニングパーティにぴったりの華やかさ。食べて、崩してしまうのがもったいない。けど、食べたい。実はこのお料理、遅れてきた方たちにもこの美しさを見てもらうために、しばらくおあずけ状態でした。ほかのお料理をいただきながらも、「食べてよし」の許可が出るのが待ち遠しかったこと(笑)。もちろん、お味もプロ級でした。



さらに贅沢なことに、キッチンではかじた先生の門下生、銀座にあるイタリアンレストラン、Vinoteca WagonのIシェフが腕をふるってくださり、リゾットやパスタなど温かいお料理が次々と運ばれてきます。上の写真は七草を使ったリゾットの調理中。この鉄製のフライパンがすごく重くて、私には具材が入った状態では持ちあげることもできませんでした。それをひょいっと持ち上げて、フライ返しなど使わずに、さっさっとフライパンを揺すって具材を混ぜていくIシェフ。すご過ぎ! 出来立てのお料理をハフハフ言いながら、堪能しました。かじたいずみチーズ教室ではチーズの講座のほかに、Iシェフによるイタリア料理の講座なども企画中とのこと。これまた受講希望者が殺到しそうな楽しみな企画です。



デザート部門も負けていません。どこかの有名パティシエの作品であるかのようなこのケーキもかじた先生の生徒さん、Oさんの手作りケーキです。本物のようなバラの花もさることながら、私が感動したのが"congratulations on opening!"の文字の美しさ。これはチョコで書いてあるのでしょうか。線の強弱や1つ1つの文字のバランスがお見事! ここまで完璧なケーキが作れるようになるまで、一体どれぐらいの年月がかかるのでしょう。残念ながら、私はこの後すぐに帰ってしまったので、味わうことはできませんでしたが、食べてみたかったな〜〜〜。

かじた先生には事前に「早めに伺い、早めに帰ります」なんて言っていたのに、気がついてみたら何時間たっていたのでしょう。楽しくて、美味しくて、ついつい長居をしてしまいました。かじたいずみチーズ教室にはチーズに詳しい人も詳しくない人も楽しく学べる講座がそろっています。楽しく学べる仲間が見つかります。そして何より、チーズに関する豊富な知識を惜しみなく私たちに授け、より奥深いチーズの世界へ導いてくださる笑顔の素敵な先生が待っています。チーズを学びたいな〜と考えていらっしゃる方は、ぜひここをクリックしてみてください。
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Les Route du Comte 番外編 パリその2

2012-01-12 15:44:32 | ジュラ チーズの旅


寒くて食べる気になれないなんて言っておきながら、ハハハ、結局、食べてしまいました。シテ島のお隣、サンルイ島にある1954年創業のアイスクリーム店、Berthillon。お昼が近くなるにつれ気温も上がり、そうなると寒さよりも食い意地復活。通ってきた道を引き返します。常に行列ができているというアイスクリーム店も、さすがにアイスクリームが美味しい季節でもなく、お客さんは私たちの前に一組だけ。迷いながら選んだのは私がフランボワーズ(右)、夫がピスタチオ(左)。確かに美味しい! 摘みたての実をそのままアイスにしたようなフランボワーズは甘酸っぱくて、酸っぱいもの好きの私にはたまりません。でも、ここのお店の実力を知るにはピスタチオの方がいいように思います。一口味見をさせてもらったピスタチオのアイスは、ナッツの風味豊かな濃厚な味で、甘いながらもこっちにすればよかったかなと思わせる美味しさでした。寒さをおして行ってよかった!



が、残念だったのがこちら。お昼に入ったサンジェルマン・デ・プレにある某老舗カフェ。「20年代は文学者が、60年代はブリジット・バルドーなどの有名女優やイブ・サンローランといったデザイナー、そして現在はカール・ラガーフェルドやカトリーヌ・ドヌーヴなど時代のセレブが集まる」(「るるぶ'10 パリ」より抜粋)とあれば、ミーハーを自認する私としては行ってみたくなるではありませんか。冷えた体を温めるために飲みたかったヴァン・ショーが、メニューにあるのに飲めなかったのはよしとしましょう(ギャルソンが何か言っていましたが、まるっきりわからず飲めなかった理由は不明)。ハーブのオムレツを注文して出てきたのが右下の写真(左上は夫が頼んだクロックムッシュー)。去年のアルザスへの旅行ではこれでもかとどっさり出る食事をもて余したものですが、このオムレツには「え? これだけなの?」と拍子抜け。ガイドブックの「カフェの定番メニューたち」に載っているお料理の写真には、つけ合せのサラダがついているものが多いし、10ユーロを超えるお値段からも当然、簡単なサラダなり温野菜ぐらいはついているだろうと思っていたのです。ところが、これだけ。お皿の白さが目立ちます(笑)。まあ、それも勝手に期待したこちらが悪いとしましょう。でも、肝心のオムレツの焼き加減も素晴らしいとは言えないし、形だって私がつくるほうが整っているし、味もとりわけどうということもないし、今は円高だからまだ許せるけれど、数年前の1ユーロ=160円の時代だったら、これで1,600円を超えるってちょっと考えられません。また私たちが通された席も悪かったのでしょう。厨房のそばで、ギャルソンたちの出入りが激しくて落ち着かず、何よりガッチャン、ガッチャン、お皿の音がうるさいのなんの。時折、ガシャガシャガッシャ〜〜〜ンなんて積み上げたお皿が崩れるような音が聞こえたりもして、もうちょっと丁寧に扱えばと言いたくなりました。



と書きつつ、結果的にはこの量の少なさが幸いしたのかもしれません。この日のお夕飯は去年に続き、今年も旅のアレンジ、通訳を務めてくださったJさんおすすめの新鮮な魚介類を食べられるレストラン、17区にあるLe Congres Maillotに行きました。魚介類の盛り合わせ3人分を頼んで出てきたのが上の写真。3人分ですよっ! メニューを見た感じでは、これだけでは足りないかもしれないと思っていたのにとんでもない。ガラスの器に入った小エビやバイ貝なんて、食べても食べても減らないんです。好きなものを最後まで残す人はケチと言いますが、私はその典型。途中まで、お目当ての生ガキは最後に味わおうと思っていたのに、このまま他のものを食べていたのでは生ガキまで行き着かないかもしれないと考え、途中で作戦変更。生ガキを先に食べることにしました。大振りのプリンプリンした身が何とも言えず美味! そして驚いたのが生のムール貝。ムール貝が生で食べられるなんて初めて知りました。蒸したのとはまた違った、さっぱりした味わいが美味しいです。魚介類の盛り合わせのほかには、シェーヴルをパイ皮で包んで焼いたものが添えてあるサラダを頼み、それを3人で分けて食べましたが、それでもうお腹いっぱい。お店の雰囲気もよいし、ぜひまた再訪したいお店です。



食べ物のことばかり先に書いてしまいましたが、サントシャペルを見た後もおのぼりさんは続き、↑こんなところ(ノートルダム寺院)や↓こんなところ(アンヴァリッド)も訪れました。同じ日なのに、逆光と順光で空の色が全然違いますね。実際は、さすがに下の写真ほど青々とした色ではありませんでした。



ノートルダム寺院は中に入るのを待つ観光客の長蛇の列に、外から見るだけにしました。でも、外観だけでも十分に見応えがあり、特に正面ファサードの中央に刻みこまれた「最後の審判」の場面とその周囲を飾る聖人たちの彫刻は、どうやってこれだけのものを彫ったのだろうと目を見張るものがありました。ただただ圧巻です。ファサードでこれだけ粋を凝らしているなら、内部は一体どうなっているのでしょうか。次はぜひとも中に入ってみたいものです。



エッフェル塔は遠くから見ました。上の写真はアンヴァリッドとグラン・パレ、プティ・パレを結ぶアレクサンドル3世橋から撮ったもの。アレクサンドル3世橋ってパリで一番美しいという言い方をされますが、どうなんでしょうね。一番美しいというよりは、一番派手と言ったほうがいいような。私にはごてごてと飾り過ぎに見え、もっと形自体の美しい橋はほかにいくらでもあるように思います。好みの問題なのでしょうね。

まだまだ行きたいところは尽きないけれど、翌日からジュラへの旅を控えているので、今回のパリはここでおしまい。基本的には田舎の風景が好きな私ですが、パリの魅力に触れ、何日かかけてパリだけをじっくり見て回る旅もしてみたいと思いました。アパートを借りて、朝、焼き立てのパンを買い、市場で買った食材を料理して食べるなんてこともしてみたいです。

ということで(?)、明けましておめでとうございます。
今年も次の更新はいつ?な状態が続くブログになりますが、ボチボチ綴っていこうと思っています。そういえば、あんなブログがあったなと思いだしたら、たま〜に覗いていただけると嬉しいです♪
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Les Route du Comte 番外編 パリその1

2011-11-26 16:30:18 | ジュラ チーズの旅


去年に引き続き、今年も10月半ばにかじたいずみ先生主催のチーズの生産地を訪ねる旅に出かけてきました。今年の行き先はフランスのフランシュ・コンテ地方とスイスのジュラ州。ジュラ紀の化石が発見されたジュラ山脈のあたりです。コンテやモンドールなど、大好きなチーズの生産地でもあり、今年の旅行はジュラと伺ったときから楽しみにしていました。が、そちらの話は次回以降に譲るとして、まずは番外編のパリから。今回、私たち夫婦にはチーズの生産地を訪ねること以外に、もう1つの目的がありました。それはパリでセーヌ川とエッフェル塔を見ること。去年の旅行ではパリ滞在が半日しかとれなかったため、サンジェルマン・デ・プレ界隈で買い物をするだけで終わってしまい、フランス初上陸というのにセーヌ川もエッフェル塔も見ることができませんでした。田舎が大好きな私ですが、フランスに行くならやっぱりパリも見たい! セーヌ川とエッフェル塔を見たい! 今年は幸い丸一日、パリで過ごせることになったので、その日はおのぼりさんに徹することにしました。



まずは朝食抜きで、ホテルにほど近いバスティーユの朝市へ。時間とともに混雑し、スリに狙われやすいと聞いていたため、張り切って7時半過ぎにホテルを出ました。ところが、フランスでは10月の半ばは夏時間。トップのバスティーユ広場の写真でおわかりになるように、まだ薄暗いっ! そして寒いっ! 前日の夜、旅仲間数名の皆さんとお夕飯を食べに出たときはさほど寒いとは思わなかったのに、歩いてもちっとも体が温まりません。当然、こんな時間から来るお客さんは少なく、お店もまだ準備中もしくは準備前のところが多数。朝市で何か温かいものを飲もうと考えていたのに、ありつけませんでした。そんな中、1件だけにぎわっているお店が。何だろうと覗けば魚屋さん。新鮮な魚が何種類も並んでいました。きっと、パリの人たちはこの魚屋さんの魚は品質がいいとわかっているのでしょう。市場にはほかにも魚屋さんがありましたが、ここほどにぎわっているところはありませんでした。

市場を端から端までのんびり見ているうちに、ぼちぼちお店も開店。野菜、肉、魚、雑貨、洋服、本、乳製品・・・とあらゆるお店があります。絞めて間もないんじゃないかと思われる羽毛で覆われた鳥や、因幡の白ウサギよろしく毛皮をはがされ、痛々しげなウサギの肉など、ギョッとするようなものも! 中でもやっぱり気になるのはチーズ屋さん。ところ狭しと並べられたフランスの各地方産のチーズを見れば、テンションが上がらずにはいられません。翌日の朝食用のチーズとしてセル・シュール・セールとサンマルセランを購入しました。本当は片っ端から買いたいところですが、明日からのジュラへの旅を考え我慢、我慢。そば粉のガレットで朝食を済ませると、私たちは一度ホテルに帰ることにしました。何しろ寒くて、もう少し厚着をしないことには耐えられません。カイロも持って、万全な態勢で再度出発です。



セーヌです! セーヌ川です! 「パリの空の下セーヌは流れる」のセーヌ川ですよっ! セーヌ川ごときで何をそんなに興奮しているんだと思われましょうが、いいんです。見たかったんです。すっかり日は昇り、快晴の空の下、青い水をたたえるセーヌ川の何と美しいこと。家の前を川が流れる環境で育った私は、川とか海とか水がある光景を見るとほっとします(もっとも実家の前の川は子供のころ、東京で汚染度ワースト1だったドブ川ですが……)。いつまでもぼ〜っと見ていたい気持ちを抑え、橋を渡りサンルイ島へ。最初の計画ではここで美味しいと評判のアイスクリームを食べる予定でした。が、寒くて、とてもそんなものを食べる気にはなれません。そこは飛ばし、お隣のシテ島にサント・シャペルを見に行くことにしました。



サント・シャペルはキリストの聖遺物、茨の冠や十字架の木片などを安置するために、ルイ9世の命により1242年から1248年にかけて建立されたゴシック建築の教会堂です。上下2層の礼拝堂の上層階には私のカメラではとても全容が写し切れませんが、三方(東、南、北)を天井まで届く見事なまでのステンドグラスの窓が囲み、西方にはバラ窓が配してあります。それぞれのステンドグラスには創世記からキリスト復活まで1113もの場面が描かれており、その1つ1つのガラスの細かいのなんの! 場面の割り振り、それぞれの構図、ガラスの配置、色決め等々、制作過程をちょっと想像するだけで気が遠くなります。また、クレーン車なんてない時代に、どうやってこんなに大きな窓をとりつけることができたのでしょう。見事なのはステンドグラスだけではありません。柱や壁に施された彫刻や装飾も意匠を凝らした豪華なもので、パンフレットの「光と色彩にあふれる天のエルサレムに到達したかのような印象」という言葉が少しも大げさに感じませんでした。特に外光が差し込む部分は透き通ったガラスの色合いが鮮やかで、首が痛くなるのも忘れ、上を見上げて何枚も何枚も写真を撮ってしまいました。

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フランス サヴォワ地方のチーズ造りの現場から

2011-11-15 14:57:50 | チーズ


いや〜、何か月振りのブログでしょう。すっかり放置してしまいました。その間、いろいろあり、ジュラの旅行記はまだかという声も聞こえてくるのですが、再開第1回はまずこの話題から。

ブログの中でK先生として何度か登場しているかじたいずみ先生が、それまで教えていらっしゃった某サロンをおやめになり、「かじたいずみチーズ教室」として新たな1歩を踏み出されることになりました。本格始動は来年1月からですが、11月12日にイベントとして、フランスのサヴォワ地方でアボンダンス等のチーズを作っていらっしゃる山口潮久さんをお招きし、「フランス サヴォワ地方のチーズ造りの現場から」という講演会が開催されました。サヴォワのチーズの大ファンとしては願ってもない講演会。連絡をいただくや速攻で申込み、いそいそと出かけてまいりました。



山口潮久さんはスキー・リゾート地として有名なオート・サヴォワ県のles Gets村にあるチーズ工房"Fruitiere du Mont Chery"で、ただ1人のチーズ職人、熟成士としてチーズを作っておられます。日本人がフランスでチーズを作っているということだけでも驚きですが、サヴォワ地方といえば、冬季オリンピックの開催地にもなった雪深い山岳地帯。てっきり北海道辺りのご出身で、畜産や酪農の学校を出た方なのだろうと想像していました。ところが、意外にもお生まれは東京で、大学時代は国文学専攻、それも源氏物語を専門に勉強していたというから驚きです。渡仏は卒業後に勤めた会社を辞めてから。言葉などほとんどできないままフランスに渡り、語学の勉強をしながらチーズの生産や熟成の仕事に従事。一度、帰国された後、再度フランスに渡って、乳加工学の勉強をされたそうです。

山口さんが作っていらっしゃるのはAbondance、Tomme des Gets、Saveur des Gets、Bleu des Gets、Tomme au Cumin、Tomme de Montagne、Tomme au Marcなど。その中から今回はAbondance、Tomme des Gets、Tomme au Marc de Raisinを持ってきてくださいました。トップの写真の一番上左(Tomme au Marc de Raisin)、右(Tomme des Gets)、真ん中右(Aboncance)がそのチーズたちです。サヴォワにはTomme des Bauge、Tomme de SavoieといったAOP、IGPを取得しているトム(小ぶりのチーズ)もありますが、山口さんはあえてそうした認定チーズとの差別化をはかり、les Gets村の名前をつけたトムを作っているのだそうです。ここら辺に山口さんのこだわりが感じられます。いただいたチーズはどれも美味しく、中でもAboncanceはミルクの甘味がたっぷりで、掛け値なしに私がこれまでに食べたAbondanceの中で一番美味しかったです。ぜひとも購入したいと思い、日本で手に入る場所をお聞きしたのですが、作ったチーズはすべて地元で消費されてしまい、輸出する分は残らないのだそうです。う〜ん、残念。でも、それってすごいことですよね。日本人がサヴォワの村でチーズを作る。これは逆に考えてみれば、フランス人が枕崎で鰹節を作っているようなもの。私たちが「フランス人が作った鰹節?」と警戒感を抱いてしまうのと同様、フランスの方たちも最初は「日本人が作ったチーズなんて」と思ったであろうことは想像に難くありません。それが、全部地元で消費されてしまうのですから、それだけ山口さんのチーズの品質が高く、地元の方たちの信頼を得ているのでしょう。

チーズ生産に携わっている方の声というのは、実際に生産現場に行かない限り、なかなか耳にする機会がありませんから、今回の講演会は大変おもしろいものでした。私にとって目からうろこだったのは、農家製のチーズについてのお話。農家製チーズというと、何となくそれぞれにこだわりがあって、チーズの中でも格上のようなイメージがありましたが、例えば山口さんの作るチーズは農家製を名乗ることができません。なぜなら山口さんは牛を育てているわけではないからです。でも、近隣の農家の牛の無殺菌乳から、昔ながらの手作業で丁寧に生産している山口さんのチーズが農家製という名前のついたチーズより格下なんてことは絶対にありません。「酪農家は乳のスペシャリストではあっても、必ずしもチーズ作りのプロであるとは限らない」というお話に、農家製という言葉にこだわるのではなく、生産者にこだわるべきなんだなということを強く思いました。

サヴォワ地方の特色の話、サヴォワのチーズの話、牛の話、製法の話etc・・・ 熱のこもった口調から感じられるのはチーズ作りに対する情熱。サヴォワという土地にしっかり根を張って、チーズ作りに励む山口さんの生き方はとても真似できないけれど、かっこいいなと思いました。まだまだやりたいことがたくさんあるため、フランスを引き上げる予定はないという山口さん。これからのご活躍を願ってやみません。そして、いつの日か山口さんのチーズ工房を訪れることができたらいいなと思います。
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パソコン昇天

2011-05-19 14:56:20 | Weblog
先週の土曜日にパソコンが突然昇天してしまいました。
ここのところ(より正確に言うなら、ここ数年(汗))バックアップをとっていなかったもので、最近の写真やら家計簿やら様々なファイル、データが全てパー。自分が悪いとはいえ、いや、自分が悪いからこそどんよ〜りした気分に陥ってしまいました。

ということで、お友達の皆さま、皆さまのメアドもわからなくなってしまいました。お手数ですが、お暇なときにでもメールをくださいませ。それと、まだ壊れたパソコンは捨てていませんが、捨てる前にハードディスクを壊して、中のデータが一切漏れないようにしますので、ご安心ください。
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