陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

トランプ大統領が巡航ミサイルでシリア空軍基地を急襲攻撃(2)

2017-04-17 11:44:12 | 中東問題

 前回のエントリーから既に1週間以上も経過してしまった。庭の山茱萸(さんしゅゆ)の木は、黄色の花が満開となり、玄関脇の白木蓮が咲き始めた。今週末には、桜も咲き始めるだろう。

 今回のトランプ急襲の理由として、トランプ大統領は人道と正義のためと述べている。だが化学兵器を用いた国家または集団組織は、必ずしもシリア政府軍と客観的に特定されたわけではない。アサド大統領は、濡れ衣であるとしてこれを強く否定する。ロシアの協力のおかげで、反政府軍との戦闘を有利に進めているアサド政府軍にとって、国際条約違反行為をする理由が希薄である。

 用いられた化学兵器は、トルコによりサリン・ガスと断定された。それによる大量虐殺が発覚したのが4月4日、それから50時間もしない内に、トランプ大統領はシリア空軍基地攻撃を命じ、直ちに実行された。実行部隊は地中海に基地を持つ米海軍ミサイル駆逐艦2隻である。この駆逐艦2隻は、実に都合良くシリア沖を遊弋していたものだと不思議に感じる。また、攻撃開始に先立って、米国はロシアに通告している。結果的に、ロシア軍の被害は軽微であったと言う。

 

 以下に掲載するDHCテレビ、馬淵睦夫元ウクライナ大使の説明は、中々説得力がある。3分後から動画が始まり、CMの後、43分頃から質疑応答がある。そこでは、北朝鮮問題にも触れられている。

馬渕睦夫「和の国の明日を造る」第44回

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