猫のひたい

尾崎杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

オリンピックで印象に残る試合は?

2017-06-25 02:38:29 | 映画
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あまりオリンピックは観ないのですが…2010年のバンクーバーオリンピックのフィ
ギュア・スケートのキム・ヨナ選手ですかね~。当時の世界最高得点で金メダルを
獲得したあの演技です。美しさと完璧さに圧倒されましたね。フィギュアのことは
よくわかりませんが、素晴らしいということだけはわかりました。
ミシェル・クワン氏が「あんなに力強くかつエレガントな演技を観たことがない」
(うろ覚えなので微妙に違うかも)とおっしゃっていました。SPもFSも指先に至るま
で優雅でパーフェクトでした。
長らく世界最高得点保持者でしたが、最近エフゲニア・メドべージェワ選手に記録
を更新されましたね。う~んどうなんでしょう。確かに彼女も素晴らしいのですが、
キム・ヨナ選手の点数を越える程なのかな?…とど素人のワタクシは思ったのでし
た。




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家族の肖像

2017-06-24 09:52:26 | 映画
1974年のイタリア・フランス合作映画「家族の肖像」を観にいった。
老教授(バート・ランカスター)はローマの高級住宅街で2人の使用人と共に静かに暮
らしていた。そこへビアンカ・ブルモンティ伯爵夫人(シルヴァーナ・マンガーノ)と
その娘リエッタ(クラウディア・マルサー二)、リエッタの婚約者ステファノ(ステファ
ノ・パトリッツィ)、そしてビアンカの愛人コンラッド(ヘルムート・バーガー)がやっ
てきて、上階を貸してくれるよう頼み込む。教授は平穏な生活が壊されることを恐れ
て断るが、しつこく口説き落とし、仕方なくコンラッドを住まわせることになった。
数日後、勝手に改装を始めたコンラッドと教授との間にいさかいが起きるが、コンラ
ッドが予想もしなかった芸術の理解者であることを知って興味を覚える。コンラッド
はかつて学問好きの青年だったのだが、過激な左翼思想に傾倒して学業を中断し、今
は昔の仲間に追われていた。ビアンカの夫は実業家で、ファシズムを支持する右翼の
過激派と通じていた。

ルキノ・ヴィスコンティ監督作品。この人の映画は不思議なムードが漂う。管理人と
家政婦と3人で静かに暮らしている老教授(最後まで名前は出てこない)。そこへ突然
押しかけてきた伯爵夫人、その娘、娘の婚約者、夫人の若い愛人。教授の家は広いの
で2階を貸してくれと言う。何故無関係の人たちに部屋を貸さなければならないのか。
何故教授は毅然として断れないのか。ここからもう変である。結局貸すことになって
しまうが、住むのは夫人の愛人だけ。と言っても皆がしょっちゅう押しかけてくるの
だが。1対4という人数に負けたのか、教授の考えもよくわからない。
ビアンカ夫人の夫はファシズム支持派、若い愛人コンラッドは左派と、正反対の立場
である。そしてコンラッドはビアンカのいわばヒモのような状態であり、自分でもそ
れを苦々しく思っている。初めはコンラッドのことを良く思っていなかった教授だが、
コンラッドが芸術について教養があることがわかると、見る目が変わってくるのであ
る。
しかし上階の部屋を貸したものの、ビアンカの娘やその友人たちのすることは教授に
は理解できない。"今時の若者たち"なのだ。やがてビアンカは食事の席で離婚したこ
とを話す。コンラッドはビアンカに求婚するが、彼女は一笑に付してしまい、コンラ
ッドとステファノの間でいさかいが生じてしまう。その後起きる悲劇。コンラッドは
ああするしかなかったのだろうか。
突然の悲劇に床に就いてしまう教授。教授はコンラッドのことをどう思っていたのだ
ろう。意外にも教養のある若者だという興味なのか、あるいは家族(息子)のように思
っていたのか。それとも愛していたのか。私にはわからなかった。

昨年はルキノ・ヴィスコンティ生誕110年、没後40年らしく、それを記念してヴィス
コンティ作品がリバイバル上映されている。残念ながら「郵便配達は二度ベルを鳴ら
す」と「揺れる大地」は観られなかった。観たい映画が色々あるので、是非制覇した
いものだ。

良かったらこちらもどうぞ。
若者のすべて
ベニスに死す




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困ったななちゃん

2017-06-21 09:41:35 | 映画
次女猫なな(18歳)が2週間くらい前からだろうか、床で粗相をするようになった。なな
はこれまでにもたま~にトイレ以外で粗相をすることがあったのだが、最近頻度が高く
なってきている。現場を見た訳ではないのだが、長女猫ちゃぴ(20歳)と4女猫ベル(13
歳)は今までそういう経験がないので、多分ななだと思う。ななは子猫の頃から1番問
題が多い子だった。神経質なのだろうか。
床に粗相をしているのも臭くて困るのだが、トイレの下にまで流れていってると、もう
…掃除が大変である。年齢のせいもあるのだろうか。ななはもともと問題が多い上に、
我が家は高齢化が進んでいる。1番年下が13歳なのである。とても困るのだが、これは
どうしようもないんだろうな…。
布団などにしないだけマシだが。結構大変なのである。




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華麗なるギャツビー

2017-06-17 17:26:24 | 映画
2013年のアメリカ映画「華麗なるギャツビー」。
1920年代のニューヨーク。証券会社に就職した青年ニック・キャラウェイ(トビー・
マグワイア)の隣家は宮殿のような豪邸で、夜な夜な豪華なパーティーが開かれてい
た。しかし、そんな騒乱の屋敷に住んでいるのはジェイ・ギャツビー(レオナルド・
ディカプリオ)という謎めいた男1人だけ。ある日、ニックの元にもパーティーの招待
状が届く。ニックと対面したギャツビーは、自らの生い立ちを語り始める。あまりに
できすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か嘘をついていると直感する。やがてギ
ャツビーは上流階級のデイジー(キャリー・マリガン)に惹かれていくが、彼女にはト
ム(ジョエル・エドガートン)という夫がいた。

1920年代のアメリカの貴族たちの人間模様を描いた映画。ギャツビーの屋敷やパーテ
ィーの様子は豪華絢爛で、目の保養になる。でもアメリカって何もかもが大きいんだ
なあ…大きな宮殿のような屋敷、大きな車。いくら国土が広いからってここまで大き
くしなくても、と思う。狭っ苦しい日本に住んでいる身としては、羨ましいを通り越
して無駄に大きいと感じてしまうのだが。
メインの登場人物はギャツビー、ニック、デイジー、トムである。ニックとデイジー
はいとこ同士で仲が良い。トムには愛人がおり、デイジーもそのことに勘づいていて、
夫婦の関係は冷めつつあった。そして、ギャツビーとデイジーは昔恋人同士であった
ことがわかってくる。ギャツビーはデイジーと別れても、彼女がトムと結婚してから
も、ずっとデイジーを想い続けていた。この映画はいわばギャツビーの純愛物語なの
である。あんなに長い間、相手が既婚者になってもなお愛し続けるなんてそうできる
ものではない。ギャツビーに迫られ、迷うデイジー。
デイジーはギャツビーと夫のトムとどちらを選ぶのだろう、と思いながら観ていたが、
あんな悲劇が待っていようとは…。ギャツビーが気の毒すぎる。いや確かに悪いこと
もしていたのだが、あの結末は悲惨だ。そして掌を返したようなデイジーの薄情さ。
人間はああまで薄情になれるものなのか。ニックが最後までギャツビーを友人として
愛していたのだけが救いである。財を成した1人の男の悲恋の物語である。




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ケンとカズ

2017-06-14 02:14:25 | 映画
2016年の日本映画「ケンとカズ」。
悪友であるケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は自動車修理工場を隠れみのに
して覚せい剤の密売で金を稼いでいたが、ケンは恋人が妊娠したことをきっかけに、
彼女と生まれてくる子供のために人生をやり直そうと考えていた。一方カズは、認
知症の母親を施設に入れるために金が必要であり、密売ルートを増やすべく敵対グ
ループと手を組むが、元締めのヤクザに目をつけられ、次第に追い詰められていく。

不良の友人同士の犯罪や人生を描いたドラマ映画。いかにも日本のマイナーな映画
らしく、とても暗い。出演者もテレビなどで見かけないような人たちばかりなので、
妙にリアルな感じがする。
ケンとカズは自動車修理工場で働いているが、裏で覚せい剤の密売をしている。し
かし2人の考え方は変わりつつあった。ケンは同居している恋人が妊娠したため、悪
いことをやめて真っ当な生き方をしたいと思うようになるが、カズは認知症の母親
を施設に入れるためにもっと金が必要だった。カズは更なる悪事に手を染めるよう
になる。
カズの母親は死んだ夫がまだ生きていると思い込んでいて、カズによく「お父さん、
遅いわねえ」などと言っては、カズに「親父はとっくに死んでんだよ。何度も同じ
こと言わせんな」とすごまれる。この母親は精神病のようにも見える。カズが子供
の時ひどい虐待をして、その後「ごめんね、ごめんね」と言ってカズを抱きしめた
りしていたので、昔から精神に異常をきたしてはいたのだと思う。こんな母親と暮
らしていたらカズがグレるのも無理はない気がする。私だってイライラするし、「
何度も言わせんな」と言うかもしれない。
ケンの恋人にもまたイラッとした。後半彼女はケンと別れることを決めるのだが、
それは仕方ないとして、「この子(お腹の中の子)にはちゃんとした父親が必要なの
」って言い分は何なのだ。ケンと別れて、お腹の子の父親になってくれるちゃんと
した男性を捜すつもりなのか?そんな妊娠中の女の面倒を見ようというお人好しの
男性はそういないと思うのだが。あまりにも甘いし厚かましいのではないだろうか。
「私が1人で育ててみせる」ならわかるのだけど。
後半は暗さが加速していき、悲劇へと向かっていく。絶望的な結末はなかなかに好
みである。カズの母親とケンの恋人、2人の女にはイラッとさせられたが、ラスト
シーンは良かった。監督・脚本は小路紘史という30歳そこそこの人である。若い人
が作った映画だなあ、という雰囲気が全編に漂っている。




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