数字に込められた神秘的な世界を、温かい心で魅せられてしまった。博士の愛した数式の意味は完全には理解していないけど、確実に感じる事ができた。これは本当に見てよかったと思えた唯一の邦画作品。
交通事故で天才数学者の博士は記憶が80分しかもたない。何をしゃべっていいのか混乱した時に、言葉の変わりに数字を持ち出す。
相手を慈しみ無償で尽くし常に数字のそばから離れない…
彼の記憶は10年前で止まっていた。
その博士のもとで家政婦として働く事になった杏子と、彼女の10歳になる息子のストーリー。博士は息子をルートと呼び、実は自分の中にあった子供へのトラウマを無意識に感じているのか、とてもかわいがる。
ルートがやがて教師となって、ルートの目線で作品は語られる。数式やその起源、意味などを丁寧にわかりやすく話しながら、博士との思い出を語っていく。
これは授業ではないから、ノートをとらなくていいと最初につげるが、非常に授業より分かりやすい。ノートに記録しなくても心に刻まれる授業だった。
こんな数学の授業なら、誰しも興味を持って楽しめるだろうに。
小難しい数式から温かい数への愛が溢れ出てくる。それが生きていく事への希望と今を大事にする心、人を愛していく不確かなものへの確実な証さえも感じ取れる。
先日みた「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」とこのあたりをどうしても比べてしまう。
いかに忘れない様にするか、ではなく、忘れてもいかに感じられるか。だと思う。
確かに忘れていく事って人は恐いのかもしれない。でも、愛した事は心が覚えている。だから好きなことは忘れられない。
なんでも好きになり興味を持ち純粋に愛する事は、人を魅了しそれ以上に自分へも愛を運んでくる。
博士を演じた寺尾聰のなんともいえない温かいオーラに終始涙が溢れて困った。
数字と会話するなんておかしな天才肌の彼、まるで子供みたいでなんともそれがほほえましかった。「時は流れず」とも確実にそこには流れついた色んな愛があった。最後に明かされる義姉との仲と哀しい愛。深津絵里演じる家政婦の、自然体な博士への友愛数で結ばれた「友愛」が、義姉の心を開いていく。
じわじわと響いてくる音楽の使い方もまた素晴らしい。まったく音が消えて白黒画面に移っていくラストのシーンにはしびれた…これこそ「i」…虚数。イマジネーションの音楽。自分の心の中にある音楽を感じ取れ〜ってことか。
「プルーフ…」では笑ってしまった「虚数」の意味が今なら理解できる(苦笑)
その場も感動できたけど時間がたった今も尚、心が震える。私は泣き虫だ…それでも今を精一杯感じるままに生きていきたいと思えた
音の周波数にがんじがらめに毎日を送り、時計の針とにらめっこと追いかけっこ…
交通事故で天才数学者の博士は記憶が80分しかもたない。何をしゃべっていいのか混乱した時に、言葉の変わりに数字を持ち出す。
相手を慈しみ無償で尽くし常に数字のそばから離れない…
彼の記憶は10年前で止まっていた。
その博士のもとで家政婦として働く事になった杏子と、彼女の10歳になる息子のストーリー。博士は息子をルートと呼び、実は自分の中にあった子供へのトラウマを無意識に感じているのか、とてもかわいがる。
ルートがやがて教師となって、ルートの目線で作品は語られる。数式やその起源、意味などを丁寧にわかりやすく話しながら、博士との思い出を語っていく。
これは授業ではないから、ノートをとらなくていいと最初につげるが、非常に授業より分かりやすい。ノートに記録しなくても心に刻まれる授業だった。
こんな数学の授業なら、誰しも興味を持って楽しめるだろうに。
小難しい数式から温かい数への愛が溢れ出てくる。それが生きていく事への希望と今を大事にする心、人を愛していく不確かなものへの確実な証さえも感じ取れる。
先日みた「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」とこのあたりをどうしても比べてしまう。
いかに忘れない様にするか、ではなく、忘れてもいかに感じられるか。だと思う。
確かに忘れていく事って人は恐いのかもしれない。でも、愛した事は心が覚えている。だから好きなことは忘れられない。
なんでも好きになり興味を持ち純粋に愛する事は、人を魅了しそれ以上に自分へも愛を運んでくる。
博士を演じた寺尾聰のなんともいえない温かいオーラに終始涙が溢れて困った。
数字と会話するなんておかしな天才肌の彼、まるで子供みたいでなんともそれがほほえましかった。「時は流れず」とも確実にそこには流れついた色んな愛があった。最後に明かされる義姉との仲と哀しい愛。深津絵里演じる家政婦の、自然体な博士への友愛数で結ばれた「友愛」が、義姉の心を開いていく。
じわじわと響いてくる音楽の使い方もまた素晴らしい。まったく音が消えて白黒画面に移っていくラストのシーンにはしびれた…これこそ「i」…虚数。イマジネーションの音楽。自分の心の中にある音楽を感じ取れ〜ってことか。
「プルーフ…」では笑ってしまった「虚数」の意味が今なら理解できる(苦笑)
その場も感動できたけど時間がたった今も尚、心が震える。私は泣き虫だ…それでも今を精一杯感じるままに生きていきたいと思えた

音の周波数にがんじがらめに毎日を送り、時計の針とにらめっこと追いかけっこ…












リンクは映画「博士の愛した数式」のクチコミ応援サイトです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
jamsession123goは、阿弥陀堂だよりがとても好きな映画なので、この映画にも期待しています。
観れたら、レビューを書きます。
といっても今週は親子ともインフルエンザでダウン中。来週まで我慢・がまん・ガマンー!!
パワー補給にはゾロの方がいいかしら?
家政婦・杏子も献身的でしたが、それ以上に
息子のルートがより博士を理解し、友達でいた
いとゆー気持ちがすっごい伝わってきました!
そして、杏子と義姉の似たよーな境遇には、
この映画の中で、唯一「暗」とした部分であ
り、哀しさを表現してましたよね。
この作品は原作に特別の思い入れがあるので、映画を見ながらも原作を思い出しながらそれをなぞりながら涙が溢れ続けたのでした。(ちょっと複雑かしら?)
心配していたキャスティングも上手くハマっていて安心しました。
ルート先生はそれで締めくくったけれど、それでも博士の流れない時間は積み重ねられているはず、そう思いました。
素敵な作品ですね。
私もずっと涙が伝い続けたました。
応援します。先ほど伺いました。
jamsession123goさん
「阿弥陀堂だより」は未見ですが、良さそうですね。
こちらもご覧になりましたらぜひ感想を聞かせてください!
Ringさん
辛いですね〜親子でなんて。無理しないで下さいね!
まだまだゾロも博士も公開が始まったばかりですから、逃げませんよ〜
こういうときこそゆっくりしないと。母は休みが無いですからね!
治ったらたくさん語らいましょう〜お大事に…
たましょくさん
杏子と義姉の似た境遇…本当にそうですね。
杏子は義姉に共感できたのでしょうか。その辺が曖昧ですけど…
明と暗。さまざまなバランスがとてもよかったと思ってます。
ミチさん
涙腺固い方が泣く作品、私が泣かないでどうする…ってところですが(笑)
キャスト達も全く違和感を感じませんでした。
私も原作が読みたくなりますよ…
そうですね、流れていないようですが流れている事は確実でもあります。でも不思議と時が止まっているような錯覚。
感覚的にインパクトは全く感じないけれど、あとからじわじわ沸いてくる温かさに懐かしさを感じる作品です。
とても良かったので、なかなか感想がかけませんでした。
暖かい映画ですね。
主役の寺尾さんのコメントを鑑賞前に読んでいたので、そういう観点からみても彼は素晴らしいと思いました。
彼はお父様の宇野重吉氏が言っていた「思えば出る」 という言葉を大事にして、俳優という職業を40年近くやってきたそうです。
テクニックではなく、演じる人物が何をどう感じているか。
「博士」の息使い、仕草、声音どれをとっても演じてるのではなく、そこにそのようにして在る、という感じでした。
静かに淡々と進むのですが
人の心が美しいということに、たくさん涙を流してきました。
特に、「子どもは大人以上にに難しい問題を抱えているのだから、子どもを困らせてはいけないよ。」というセリフに代表される、大人が忘れがちな子どもへの配慮を、博士が躊躇なく現す姿に我が身を反省したりもしました。
自分にとって意味のある作品こそ、なかなか言葉につまって文字として表現できなかったりしますよね。
「思えば出る」…ですか。
確かに何かを表現するって、自分の内にあるものが溢れ出てくる状態ですものね。
出そうと思っているのではなく、「出てくる」もの。
そういう意味で寺尾聰の中にある「博士」像が自然で人間味あるものであったのは、まさに博士としての寺尾聰、そのものでありました。役者って演じているわけではないのだと改めて思います。
この作品の母と息子、まさに自分を重ねて反省しきり…誰にも頼らず一人で息子を育てている家政婦杏子にとって博士は何よりも温かい家族「友愛」であったのだと思います。…このようなお母様、博士をを見て育つルートの優しさ穏やかさにも、どこかつながった家族の数式を垣間見ました。
ようやく、書けました。
ブログにアップしたので、時間があるときに読みに来てください。
お待ちしています。
ちょっと待っててください。・・・といいつつ、もう拝見してきました!
毎日忙しいのに更新が頻繁でまったくもって頭が下がりますわ〜。
トラックバック&コメントありがとうございました☆
久しぶりに映画館に座っていつまでも観ていたいような作品に会えたと思います。
一件無機質な数が友愛という言葉で温かみを持ち始めるというじんわりとした感動は心に残っています。
深津絵里さん素敵ですよね。こういう自然なお母さん役も素晴らしいと思いました。
そうですね、なかなか余韻が持てる作品に出会うことはないですよね〜
なんというか「が〜っ!」と感動するよりも「じわじわ」責められた作品でした。
深津絵里がお母さん役をやるようになるなんて…やはり「時は流れて」いますね…苦笑
見ていてホッとしました
邦画もいいですね
全てが自然でゆっくりで温かさがありましたよね。
ルート先生の授業だったら数学を嫌いにならずにすんだんだろうなぁって思いました。
私にとって数学は敵です(笑
邦画もやっといいものに出会えた気がします。
食わず嫌いはいけませんね。
あまり起伏のない淡々とした作品だけに和みますが、見方によってはイマひとつ…かもしれませんけど。
なななさん
時間はゆっくり流れていました。80分たつと元にもどってしまうけれど、なんでも急ぎ足になる現代人にはこういうひと時が実は必要なんでしょうね〜
「数学は敵!」…に1票!…笑
そんななかでも、寺尾聰はしっくりきました。ユーモアとペーソスのある、私の想像の中の博士そのものでした。…そしてなんだかんだ文句言いながらも泣きましたよ…。
原作の世界がますます知りたくなります。
どうしても自分の頭の中ではそれぞれのイメージが出来上がってしまいますからねえ。
映画を監督の一イメージとして捉えて鑑賞する自分は、結構原作とは切り離して楽しんでしまう方かな。
原作を読んでも多分すぐ内容を忘れるし…博士より時間が短いですよ、多分。笑
それに私もなんだかんだ言っても泣いた・・・っていうことたくさんあります〜!
あれだけルートを愛でたんですね。
数学を愛する気持ちが博士からルートへ、
教師となったルートから生徒へ。
素晴らしい循環でした。
博士が愛した「数式」は完全に理解できませんでしたが^^;
劇中授業を見ながら、僕らの数学の教え方もああだったらもう少し好きになれたのにな、と思ったのですが、劇中授業は原作にない映画的手法で好感が持てました(^^)
「子供」という視点に変えたところが原作と違う点ですか…
授業するシーンも活字(原作)ではあるのでしょうか?あの授業、ぜひ数学苦手な子供達に見て欲しいな。
循環させて博士の想いを子供という未来へ繋いでいく。子供がいなかったからこそ出来たのかもしれません。数字への愛は子供がいない寂しさも感じました。
お久しぶりです!お元気でしたか?いつもお忙しいようで何よりです。お返事等は気にしないでくださいね。
原作にはない映画的手法ですか。これは原作読んでみなくては!読む、読むといっておきながらまだ読んでないです…苦笑
野球の懐かしい映像もちょっと楽しめましたし、日本の風景の美しさもまんざらでもないな〜と和みました。
最近の邦画は、お客さんが入ってますねぇ〜♪大阪の映画館で観たんですが、満員でしたよ。
博士、杏子、ルートそして数学の世界・・・その絡み方が実に暖かくって、良かったです!大笑いする映画でも、号泣する映画でもなかったけど、何となく優しい気分になれる映画でした!
邦画も食わず嫌いだったのですけど、ちゃんと食べてみると噛むほどに味が深いことに今更気がつきました^_^;
イや〜、結構涙もろい私はわけもなく泣いてました
本当に、気品のある映画でしたね。
唯一かどうかは別として、観てよかった邦画ですね。
>音の周波数にがんじがらめに毎日を送り、時計の針とにらめっこと追いかけっこ…
エー(笑)、音の周波数って、何のこと?
唯一…としたのは私はあまり邦画を見ないので…
音の周波数っていうのは、私はピアノの調律師です。
どうぞお見知りおきを♪
こんにちは!
数学って苦手でしたー。
でもこんな授業受けてみたかったな。
興味を持たせる授業の進め方でしたね。