シャーロットの涙

☆映画と音楽、その他、芸術鑑賞記録と残しておきたい日々の雑記☆

善き人のためのソナタ

2007-02-12 00:30:18 | 映画「や」行の作品
この曲を本気で聴いた者は悪人になれない・・・

祝アカデミー賞外国語映画賞受賞!

・・・レーニンがベートーヴェンの曲の事を言ったという事を劇中で引用しているのがこの言葉。
ベートーヴェンの曲で有名なものは感情的に高揚感があおられるものが多いけれど、ベートーヴェン自身は音楽を愛しそこに生涯をつぎ込んできた人で、音楽はいわば彼の分身みたいなもの。そんな曲を真剣に受け止めれば誰も悪い事は出来ない・・・それは音楽そのものや神へ、そして人への冒涜にも繋がるから。

善き人のためのソナタは「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞を受賞したガブリエル・ヤレドが提供。レコーディングはプラハ交響楽団によって行われているほどのすごいもの。真剣にサントラで聴く価値あり。
実際にはこのソナタもほんのワンシーンのみで使用されるだけだし、最初から最後まで全部流れるわけではないので印象に残るかどうか。個人的には心の琴線に触れるとても味わい深い曲。
きっとヴィースラー大尉のようにヘッドフォンでじっくり聴いていたら、人生変わるくらいにグッとくるかと思う。

芸術家というものは自己表現を仕事にしているだけあって、その思考は自由で発展的。こういう社会主義国家においてある程度地位も築いている彼らにしてみれば、お国の為の戯曲は自分達こそ献身的で信頼性あるものだと国家に認識されていたはずだと思っている。
でもどこまでも国の管理下で創られるという、ある程度の抑制された中での表現でしかないのは本音を言えば内面を本当の意味で解放できずに苦しいのかもしれない。

特に国の言うとおりにしていれば生活する面では困らないし、協力というか反勢力に対しての密告が出世に繋がったりもするわけで。理不尽だと思いながらも誰もが目をつぶっていたとしたら…。そしてまた、出る釘は打たれてしまうような圧力をかけられてしまったら…。

尋問シーンは容赦ない。どんな国でもこういう卑劣な尋問が行われてきた(現在進行形の国もあり?!)事を思うと、それに耐えうる精神力が培われるというより、それに屈してしまったり自ら命を放り出してしまいたくなるのもわかる気がする。
だからこそ、己の信念を貫き潔く死と向かい合ったゾフィー・ショルのすごさが身に沁みるわけで。

シュタージ文化部部長グルビッツから、劇作家ドライマンとその恋人女優のクリスタを監視し、反体制である事を見つけるようにヴィースラー大尉は命じられる。そして盗聴器を仕掛け日夜問わず屋根裏から彼らを監視する。そしてそれがヴィースラーを変えてしまうことになっていく…

芸術家特有の自由な愛情表現に感化され、自分も娼婦との情事に身を任せようなんて思考が変化するあたりに注目。事が済みさっさと次の客との約束に向かう娼婦に向かって「もう少しそばにいてくれないか」・・・と懇願するあたりのヴィースラーは、尋問官として講義するあの姿と同じには見えない。

「善き人のためのソナタ」はシュタージに創作活動の芽をつまれてしまった演出家イェルスカの贈りもの。今はなき昔の栄光を懐かしむような哀しくも美しい曲。
レーニッシュというドイツの由緒正しいピアノの美しい音色にのせて、今でも十分その輝きは放たれるであろう曲に酔いしれる。(多分収録はピアニストの吹き替えでピアノも違うかと)
そしてヴィースラーの頬につたう涙が、その曲の裏に込められたイェルスカや人間としての尊厳を思い起こさせた事を気がつかせてくれた。

彼のその後はある程度予測も出来そうなものだけど、ドライマンとクリスタを絡めた行く末には私の想像を超えたやるせなくて残酷な運命が待っていた。
クリスタの心理もわかるがゆえに、それを利用しようとした大臣には開いた口がふさがらない。こういう腐ったお方には最後に捨て台詞をはくドライマンの心情はきっとわかるはずもなく。

ベルリンの壁が崩壊しても東側の人間にとってはしばらく住みやすいとはいえない環境が続いたのではと思うし、思想は自由に解放されても何も創る事が出来なくなってしまったドライマンの心の傷は計り知れなく重く深い。それでも隠れたところで見つけたヴィースラーの気持ちが彼を再生への道へ連れ戻す。

そしてあんなに威厳があったヴィースラーがチラシ配りなんかしてる姿にはなんだかとてもやるせない気持ちでいっぱいに。でも人を監視したり欺いたり騙したり、そんな心を持つ必要もなくなった今の方が気分は明るいのだろうか。
ヴィースラーへのおくりもの「善き人のためのソナタ」が鳴り響く。


~~~~~~~~~~~~~~~~
監督・脚本・・・フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

音楽・・・ガブリエル・ヤレド

出演・・・ウルリッヒ・ミューエ
     マルティナ・ゲデック
     セバスチャン・コッホ

2006年 ドイツ 原題「Leben der Anderen, Das 」

・2007年度アカデミー外国語映画賞ドイツ代表
・ローラ賞(ドイツ映画賞)
 作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、主演男優賞、助演男優賞
・バヴァリアン映画賞 
 主演男優賞、新人監督賞、脚本賞、最優秀新人プロデューサー賞
・ミュンヘン映画祭 ベルンハルトヴィッキ映画賞
・ロカルノ国際映画祭 観客賞
・ロッテルダム映画祭 観客賞

~~~~~~~~~~~~~~~~
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。

しかし予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうということだった。
国家を信じ忠実に仕えてきたヴィースラーだったが、盗聴器を通して知る、自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。
ふたりの男女を通じて、あの壁の向こう側へと世界が開かれていくのだった…。(goo映画より)

善き人のためのソナタ

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42 コメント

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見たい!でも・・・ (サクラ)
2007-02-13 11:06:20
さすがシャーロットさん、もうご覧になったのですね!
ドイツ映画最高の作品という意見もあるようなので、私も見たいのですが、とても苦しそうな映画(ドキドキ)、上記を読み更にその深さが伝わってきます。
うー悩む~
アカデミー賞外国語部門 (シャーロット)
2007-02-13 14:55:35
サクラさん
ドイツ代表の作品ですよー。
ぜひ見てくださいな。
苦しくはないかと思いますが。私はいつも苦しくなっちゃうんですけどね。笑
もうすぐオスカー・・・一年は早いですね。
昨年のこの時期はブロークバックマウンテンがーとか、クラッシュがーとか言ってましたっけ。笑
見て損はないです。ストーリー展開もよく練られた脚本でかなり面白いのではないかと。。。
芸術家ものはよいですねー (かえる)
2007-02-16 13:16:00
ぐーてんたーく。
ベルリンの東側はちょっと暗い感じなんですよねー。
初め、これもまた尋問映画なのかと思いました。
あんなふうにマニュアル化されているんですね。怖い。
しかし実際は尋問映画というより盗聴映画でしたね。
とても秀逸な脚本だと思いました。もちろん、演技と演出も見事。
この邦題、原題と違うので、また配給会社が勝手にイメージを膨らませてテキトーにつけたんかいなと思っていたのですが、実はそうではなかったと知って、感動。
配給会社さん、疑ってごめんなさいー。
おくりもの (シャーロット)
2007-02-17 00:42:11
かえるさん
尋問映画でなくてよかった、と思いながらも盗聴されるのもイヤだなと思っちゃいます。
個人に対して国は恐れるものが多々あったのかしらね。ただ純粋に芸術が好きなだけなのに、疑われるというものはいい気持ちがしませんー。
音楽やってる人は結構単純だったりします。
邦題が原題と意味が全然違うと、やはり疑っちゃいますねー。私もそう思ってました。汗
音楽のおくりものは感動でした。いい作品でしたね。こういう大人の映画見るたびに自分はお子ちゃまだなあといつも思うのです;
クリスタ役のお方、3月公開の「素粒子」にも出てます。かえるさんは映画祭ではご覧になってなかったですよね?これもすごい映画ですんでぜひ見て感想をお聞かせくださいねん。
ピアノソナタ (kazupon)
2007-02-24 11:43:21
シャーロットさん
「ドイツの音楽家がベルリン崩壊前に書いた曲を
民衆の前で聞かせる」とか「戦場のアリア」
みたいな映画を想像してたんですが
全然違ってました(笑)
このソナタ、てっきりクラシックの1曲だと
思ってたんですけど、オリジナルなんですねぇ
全般的に音楽が素晴らしいと思いました。
サントラ欲しくなってます。
でも盗聴はやっぱりいやだ~^^
まぁ自分の場合はされたとしてもしれてますけど
(笑)
サントラ (シャーロット)
2007-02-25 01:10:26
kazuponさん
そうですよね、サントラ欲しいです!
でも密林にはでてないのかしら。
さほどうるさくないクラシックのスコアでした。
あのソナタを聴いてるヴィスラーの表情はホント印象的ですよね。
ドイツ人とかって日ごろからああいうクラシック音楽とか聴きなれてるんだろうなって、勝手に思ってましたけど、ヴィスラーのように音楽とは無縁の方もいるんですね。でも芸術に関しては感度が高い国民性の血を持つわけですから、些細なことでも体が反応しちゃうところがまた素晴らしいなと思います。
きっと日本人にクラシック聴かせても、反応できる人って今の時代ならまだしも当時くらいだったらあまりいないかもしれませんよ。
こんにちは! (真紅)
2007-03-01 17:07:31
シャーロットさま、TBさせていただきました。
音楽も、脚本も演出も演技も素晴らしい作品でしたね。
私が観た劇場では、サントラ売っておりました。
オスカー効果かすごい人で、「通路に座っていただいての鑑賞になりますが・・」と言われている方もいました。
多くの人に観ていただきたい作品ですね。監督33歳って、すごいわ~。。
ではでは!
サントラ (シャーロット)
2007-03-01 23:29:03
真紅さん
そうなの、劇場ではサントラは売っていたのですが、買わずに帰って後でネットで買おうと思っていたんですよ~。早く買わねば。
監督はかなりリサーチに時間をかけたようですね。
そういう下調べがきちんとなされたものは、やはり感動作になってヒットしてますし、だいいち説得力が大きいです。
いい作品を作るのに年は関係ないですね。
若手が頑張ってくれると頼もしいです。
こんばんは (とらねこ)
2007-03-02 01:37:06
この作品、すごく良かったです!
そうですね、最後、チラシ配りをする姿には、なんだかやるせない気持ちになりましたね。
でも、本屋で、「これは俺のための本だ」
謙虚な人が見せた一片の誇りに、胸を突かれました。
「ウッ!」と嗚咽がもれそうになってしまいましたよ~。
感激の良作でした!!
善人 (aq99)
2007-03-02 22:43:45
もうすでに純粋ではない私は、ソナタを聴いても涙がでるか微妙なとこですが、聞かなくても悪人になることはないと思いますので一安心です。

後半の展開は、ハリウッドなれしてた私には、新鮮でした。
ラストの余韻も。
前半のりにくかったのが悔やまれますわ~。
とらねこさん (シャーロット)
2007-03-02 23:22:29
こんばんは。
壁が崩壊後、淡々とチラシを配りながら歩く彼の背中を見るにつけ、なんともいえず涙がこぼれました。でも心情は私が考えるよりきっと清々しいものであったと思ってるのですが。むなしさはないはずだと。
でも、どこか孤独感はぬぐえない・・・そんな時に見つけたあの本。
んー、もうあのラストは忘れられませんよ。私もこの作品は大好きです。
連日でおじゃまします (CB)
2007-03-03 01:01:37
なんか大変そうで… お察しします。

>シャーロットさんのレビューを読んで観に行こうと想い、今夜観てきました。

文句なしです!
紹介して頂いてありがとうございました!

ちなみに「シカゴ」は4日の日曜まで日比谷・日生劇場でやっています。
お忙しいみたいですが、一応お知らせでした。
aq99さん (シャーロット)
2007-03-03 18:26:06
こんにちはー。
んー、もうすでに心に愛が満たされちゃってる方には、もっと刺激的な曲でないとビリビリしびれないのかもしれませんね~笑
私は・・・ビリビリきちゃったのですが。繊細なのよん。うふふ 爆
ハリウッド作品以外の映画ももっと楽しみましょうね♪
CBさん (シャーロット)
2007-03-03 18:30:07
うー、シカゴは明日まで?楽日ではチケは売り切れてるでしょうねえ。というより、どっちにしても行けないっ…。大涙
お知らせありがとうございます。うれしいです♪
この「善き人の…」も初日にさっさと見ちゃったので、サントラでも買ってまた余韻に浸るか見に行っちゃうかもな。…って暇がないのに願望だけは人一倍。んー、時間がほしいです。は~
こんばんは☆ (きらら)
2007-03-05 22:02:28
シャーロットさん、風邪ぎみでちょっとボーっとしながらも鑑賞してきました☆
「善き人のためのソナタ」。これ、たしかにヘッドフォンで聴いたほうがじーんときちゃいそうなメロディですね。
音楽って素晴らしいものなんですね~。ほぅ。。。

体調万全に回復したらぜひもう一度観にいきたいなぁ~って思いました!
花粉症予備軍 (シャーロット)
2007-03-07 00:02:57
きららさん♪
こんばんは。
私は自分では認めてないのですが、花粉症予備軍らしくこの時期はボーっとしてます。あ、いつもですが;汗
感想はきっと体の調子が良い時と違うと思いますよ。
リピートするにはちょっと重たさもある作品ですが、見る価値は大いにあるとも思いますー。
私も実はひそかに見たいなあと思ってるところですが・・・。もっと近所でもやってくれるような映画だったらなあと悔やんでますー。
観てきました (かのん)
2007-03-12 00:35:49
以前より観たかった作品でしたが、アカデミー受賞で行きつけのシネコンで上映してもらえました。評判通りの素晴らしい作品でした。全体的にはとても重苦しいのですが、その中に希望が見いだせたことが何よりも救いで感動的でした。
かのんさん (シャーロット)
2007-03-12 23:17:41
こんばんは。
お返事が遅くなりました。
オスカー受賞した事によって拡大公開されるのは、とっても良いことですよね!
こういう作品こそ、全国一斉公開するべきだと声を大にして言いたい~。
この監督の繊細さある脚本など、詳しいリサーチには頭が下がります。
ラストの一言 (サクラ)
2007-03-15 16:28:42
やっと昨日見てきました。

ラストシーンが秀逸だと、映画の価値はぐっと上がりますよね!
返答へ引っかけての最後の一言は、ヴィースラーのこれからの人生が、納得いくものという暗示になっているようでホッとします。

でも彼はきっとどの職にいても、自分を持ちながら淡々と生きていた人のように思えます。
チラシ配りも、決してしょぼくれた撮り方でなく、意外ときびきびしていたような気がします。

クリスタの行動、分かるようで分からず、分からないようで分かる・・・

「善き人のためのソナタ」の題名(原題は他人の人生でしたが)の持つ意味が、シャーロットさんの「芸術は自由で発展的」という解説で、よく分かりました
続き (サクラ)
2007-03-15 16:34:06
すみません(汗)
人に感想を聞かれた時、何となくは分かっていても、言葉にしようとするとできなかったと思うので。

自由で発展的、それは抑圧された社会で一番必要なものだった。
それは芸術で示すことができ、変えることができる。

今なら言葉で言えます(笑)
サクラさん (シャーロット)
2007-03-16 12:52:24
こんにちは。
ご覧になられたのですね~!
うれしいです♪
そう、ヴィスラーは自分らしくなれて自信も持つ事が出来ていたのかもしれません。
チラシ配りをする姿は、その背中がどこか寂しげにも見えたのですが、生きる上でどんな仕事に就こうとも人間として善き人であるなら、ソナタは彼の中でずっと鳴り響くのでしょうね。
抑圧された中で自己表現そしていかねばならないアーチスト達。今の時代はかなり壁がなくなり自由ですが、当時はかなり彼らにとっては苦しかったのかもしれませんね・・・
シャーロットさん☆ (mig)
2007-03-19 22:45:32
やっと昨日みてきたのー
最初あまり好きな映画じゃないかなー?なんてのめりこめなかったんだけど、
徐々に展開目が離せなくなっちゃった、
ラスト本当、あのヴィースラーの最後の姿は感慨深いものがあったなぁ。。。。
素敵なお話デシタ。。。。
migさん (シャーロット)
2007-03-21 17:11:24
こんにちは~。
んー、そうですねー、migさんの好みのタッチではなかった気もします。
でもかなり高評価して下さってるんで嬉しいでーす。
ラストの余韻はとっても好きです。
監督も若いんですよね。素晴らしいです。
ドイツ作品ももっとがんばれー!!・・・ひとり応援隊結成。爆
良作でした (へーゼル☆ナッツ)
2007-03-22 15:28:06
シャーロットさん、こんにちは。
いやぁ~、いい作品でしたね^^
いいとは聞いておりましたが、ほんっと"じん"って効きました。
上映時間が長いのも感じられなかったです。
私だけでしょうが、ドライマンがスティーブンセガールにみえました~^^;
背ガール (シャーロット)
2007-03-22 22:48:24
ヘーゼル☆ナッツさ~ん
ご覧になったのですね!
ジンジンしたでしょ??結おころで構引き込み方が上手い作品ですよね。
さすがオスカー受賞作品ですー。
ところで。
ドライマンがスティーブンセガール???
んー、見えなくもないですが。その発想が素晴らしいわー。
素敵な曲でした (いわい)
2007-04-01 00:48:33
こんばんは。いろいろサボっておりまして、ご無沙汰してました。
コメントありがとうございました。

劇作家のくせにピアノ上手ねー、と思ってしまいました。
あの”善き人のためのソナタ”は、わたしの心にも響きました。サントラだともっと長いヴァージョンで収録されているのでしょうか。
ぐいぐいと引き込まれて、ラストの一言で感動させるという、うまい脚本。とても素晴らしい映画でした。

ソナタ (未来)
2007-04-01 20:48:47
マジメで忠実な大尉・・・
彼こそ、愛に飢え孤独で優しく、最も人間的だったのでしょうね。
あの無表情な中での微妙な表情が素晴しかったです。
最後の彼のアップは輝いてました。
脚本 (シャーロット)
2007-04-01 23:50:27
いわいさん
こんばんは☆
更新されてないからどうしたかと思ってました。
私のほうも急にココログさんにTBが送れなくなってしまい・・・。ご無沙汰をしてしまいました。
お元気のようで何よりです。
ピアノが印象的に使われているので、個人的にはとっても嬉しく。
そうですね、作家でもピアノが上手かった!
ああいう情感のある曲調は慣れ親しんでいるか、よほど心の琴線を刺激する何かを自分の中に持っていないと、響いてはこないかもしれません。
いわいさんにも響いてくれてうれしいです♪
脚本とかは私はいつも二の次なんですが、この作品はドラマ性もあってとても良かったと思います。
まじめ (シャーロット)
2007-04-02 00:06:34
未来さん
ヴィスラーって真面目ですから、なんに対しても忠実。でも忠実である相手を見失っていたのか、その辺の心の扉を開け放ったあのソナタの鍵は、ヴィスラーにとってかけがえの無い贈りものとしてラストには自分の元にも残りましたね。
脚本が素晴らしかった。私が脚本を褒めたい気持ちになったのも久しぶりです。笑
こちらにも・・・ (ミチ)
2007-04-17 23:31:56
これは題材的にも私のツボにドンピシャの作品でした。
芸術が人の心を変えて行くって素晴らしいことじゃないですか。
あのソナタも少ししか流れなかったのがあざとくなくて良かったです(もっと聞きたいと思わせるため??)
ブレヒトの詩も、いかにも自由な雰囲気で良かった。
旧東ドイツのあの雰囲気の中で芸術家達はいかにして自己表現をしようか悩んだことでしょうね。
ドイツは統合されたとはいえ、実質は東が西に飲み込まれたような物。
未だに差別意識は高いと聞きます。
旧東ドイツ時代の物を懐かしむ風潮もあるとか。
そういうこともこれからまた映画を通して見ることができたらいいな。
ミチさん (シャーロット)
2007-04-20 16:35:39
本当に芸術ってなくてはならないものだと確信します。
戦争下ではご法度みたいな風潮もあると思うのですが、それが生きる希望になっていたり深い心の傷あとへの癒しになっていたり。
またこの作品では、音楽と文学とが人の心をつなぎ心を本当の意味での解放につなげてもいるところが、個人的にも非常に嬉しいのでした。
東独逸の事ももっと題材に映画が作られるといいですよね。でもそれって難しいのかしら・・・。
別人 (たいむ)
2007-05-11 20:44:43
シャーロットさん、こんばんは。
最初のヴィースラーと最後のヴィースラー。同一人物とは思えないほどの変化に、本人次第で「本当に人は変われる」ってつくづく思うのでした。

この頃の芸術家って孤高の戦士ですね。殺されるのではなく、自殺を選ぶのは強さなのか、弱さなのか。
彼らは何と戦っていたのでしょうか?
イェルスカの自殺にふと思ったのでした。
たいむさん (シャーロット)
2007-05-12 00:55:54
こんばんは。
そうなの、「人は変われる」のですよね。
そういう事がこの作品のうまい演出のし方で、よりいっそう伝わってきます。
でも変われない人もいますー。私みたいな凝り性の人は特にがちがちで頭が固いですわ。苦
でもそんなヴィスラーにちょっと勇気もらった感じ。

芸術家ってとっても孤独なところに自分を追い込むんですよね。でもそれは商業的なことが絡んでいて、そうしないと生み出すことが出来ない辛さに苛まれるんです。自然と湧き出るものではなく、血を吐き涙を流しながら生まれているものも数多く。

この作品のイェルスカの場合は、どちらかというと行き場を失った想いが充満した事と、そういうものを今後生み出せない辛さ、迫害による抵抗と抗議みたいなものも感じましたが。・・・なので強さと弱さと両方なのかな。
たいむさんはいかがですか?

う~む。 (たいむ)
2007-05-12 14:02:40
絶望が彼を殺した。
自殺なのだけど殺されたのと同じことと、シャーロットさんのお考えと同様な思考で「ああ、やっぱり」と思ったのですが、自殺しか選択肢がなかったのか?と嘆いたのも確か。
けれど、イェルスカはお年だったし、抑圧された世界に疲れきっていたことと思えば、自殺と言えども弱さゆえの決断とは思えず・・・・
やはり、最後は自分との戦いであり、自分で導き出した結末ならば、決断は”自己主張”として芸術家を貫きとおした強さかな?
・・・という結論に達しました。

いや~投げっぱなしの質問にお答えありがとうございます。
切り返しに慌てて頭の中をフル回転させて出した苦肉の回答でごめんなさーい!
たいむさん (シャーロット)
2007-05-12 22:35:24
こんばんは。
うわ、すみません、たいむさんてきにはさほど疑問を私に投げたというよりつぶやきみたいなものだったのかもと思いながらも反応してしまった。何度もお返事をありがとうございます。
>決断は”自己主張”として芸術家を貫きとおした強さ
=うん、そうであると思いたい。
弱さで選んだ選択ではなかったと思いたいというのが私の本音かも。
すみません、切り替えしは反則?とか思いながらも;書かせてしまったわん。ありがとうです!
はじめまして (なな)
2007-08-17 15:33:36
シャーロットさま いつもブログを楽しく拝見させてもらっておりました。最近やっとネットデビューしたので,おじゃましてみました。
この作品,昨日やっとレンタルで見れました。地味な印象のジャケットと段違いの,珠玉の傑作でございました。ラストシーンの余韻が心に残って離れません。人間の心の美しさは,どんなささやかなものでも,燦然と輝くものですね。
TBもさせていただきました。これからも時々おじゃまさせてください
ななさん (シャーロット)
2007-08-17 22:17:44
初めまして!ご訪問ありがとうございます
イメージ的にはとっても暗くて地味な作品でしょうけど、とても美しい「珠玉」の作品でしたよね。
ななさんの記事を読んだらまた見たくなってしまったわ♪
ヴィスラーを演じたウルリッヒ・ミューエ氏、先日亡くなったんですよね。今もこの作品のラストを思い出し、なんだかとってもやるせない気持ちです;;
ネット生活も慣れると楽しいものです。
またお暇がありました是非お越しくださいね。
ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします♪
蜘蛛の糸に手繰り寄せられ (ミ・アモーレ)
2007-09-29 23:51:00
今夜DVDで鑑賞し、その後ネットで検索していたら辿り着いちゃいました。

ヴィスラーの濃い青の瞳の色がどんどん変わってゆきましたよね。
強くて硬くて冷たい青が、切なく揺れて瞬く深いそして美しい青に。
亡くなられたのですか、あの俳優さん…

私も多くの方と同様、チラシを配る彼の姿に涙しました。
亡くなった人々、自分の手でしに追いやった人々は還らず、彼自身時代の波に翻弄される人生なのだけれど、それでも生きつづけてゆく彼の姿が、なんだか胸にこたえました。
彼を探しに行った筈のドライマンが、車から一度は降りたのに声をかけなかったのは、私たち以上にその姿から多くのものを感じたからではないでしょうか。
その代わりドライマンが選んだのは「書く」ということだったのですね。
彼の姿を、彼の姿に託して希望を。
ウルリッヒ・ミューエ氏 (シャーロット)
2007-09-30 00:26:29
ミ・アモーレさん
きゃー、ご訪問ありがとうございます♪
シャーロットは元々蜘蛛ですから(笑)あちこち網を張ってますの。捕まっちゃいましたね。あははー

見てくださったのですね。こんな時代が本当にあったなんて信じられないです。ウルリッヒ・ミューエ氏も実際に盗聴されていた事があるそうで。それも奥さんだった方からの通報というのが、また胸が痛くなる・・・。そしてまだお若いのに亡くなっているんですよ。涙
実際の彼の人生も壮絶だったのかもしれないと思うと、涙なしではいられません。
本当の孤独は本人にしかわからないけど、でもこの物語のように、誰か一人ただ一瞬でも自分を見つめていてくれた事によって、その人は救われるのですよね。
音楽がヴィスラーを変えたというより、それもひとつの要素だったのでしょうけれど。。。
でも一見失っていそうな希望という要素が曲と物語になってよみがえるなんてなんてドラマティックなんでしょう。
もう一度劇場で鑑賞したい気分になってきました~。

ドイツ映画は重いけれど秀作が多いですよ。これを機会にたくさんご鑑賞いただけると嬉しいです。

Unknown (ひめ)
2008-02-13 19:41:06
程よい緊張感はあるけど、静かだな~・・・って見ていいたんですが
「善き人のためのソナタ」を聞いたときに、ヴィースラーみたいに
私もすごくグッとくるものがありました。
見終わったときに、何とも言えない気持ち良さがあって
しみじみ「良い作品だった」と思いました^^
ひめさん (シャーロット)
2008-02-14 21:39:53
静かでしたね。
盗聴する時に騒いだらバレちゃいますし。笑
そうそう、ヴィスラーにはあの音楽に心をつかまれちゃったんですよね。
音楽の力ってつくづくすごいなって思います。
芸術は生活にはどうしても二の次になってしまう娯楽なんでしょうけど、でも本来は一番なくてはならないものだと思います。
こういう作品がたくさんの賞を受けて、世にたくさん紹介されると嬉しいです。前回のアカデミー外国語映画賞オスカー受賞作でした。今年はどの作品でしょうね。。。
50年一昔 (梁 骨体)
2010-11-04 03:39:50
私は1963年から68年まで西Berlinに留学していた。
壁に囲まれた世界だったが、壁の向うでは秘密警察がこんな事を日常していたのだった。時々西Berlinに居住する外国人に許される24時間東Berlin滞在許可を利用してOperaを見に行ったりした。物資が乏しくやたらとPolizaiと老婦人の多い暗い町だった。東独書記長のホーネッカーが朝太陽に『お早う』と言うと太陽も『お早う』と返事をする。昼に『こんにちは』と言うと太陽も返事をするが、夜『こんばんは』と言っても太陽は返事を返さないので、『なぜ返事をしない?』と言うと太陽が『俺は今西にいる!』と言った小話は当時ドイツ人がよく話す駄洒落で、西ドイツに住んでいた私には懐かしい思いでだ。
馬鹿な政治家の為に夢を持てない東ドイツ国民は本当に気の毒であわれだった。

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壁があった頃の東ドイツを舞台にした社会派ドラマ。これは興味深い力作! 『善き人のためのソナタ』2月10日公開。劇作家ドライマンは、反体制の疑いをかけられ、国家組織シュタージによって監視されることになった。四六時中彼を盗聴するのはヴィースラー。監視されてる...
『善き人のためのソナタ』 (かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY)
芸術は偉大。心にソナタが鳴り響く。 気高さと重厚さと深みを持ち合わせた名品。 1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられ...
『善き人のためのソナタ』とメロドラマ (Days of Books, Films)
蛍光灯の青白い光に照らしだされた灰白色の壁と青ざめた顔。この映画を貫いているの
善き人のためのソナタ (日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~)
1984年、冷戦下の東ベルリン。東ドイツの秘密警察、諜報機関であった国家保安省(シュタージ)のヴィースラーは、反体制派であるとの疑いがかけられていた劇作家ドライマンとその同棲相手である舞台女優のクリスタの監視を命じられます。彼らの住まいに盗聴器を仕掛け、24...
善き人のためのソナタ (カリスマ映画論)
【映画的カリスマ指数】★★★★★  芸術と良心が打ち破った支配の壁  
善き人のためのソナタ (ロッタのひなたぼっこ)
1984年の東ドイツ。社会主義のもと、国民を恐怖で忠誠を誓わせ、ひとり一人を完全に監視し支配していた暗い時代。 その中枢を担っていたのが、シュタージという組織でした。 そこに所属するヴィースラーは、上官グルビッツから「劇作家ドライマンとその恋人、女優クリス...
善き人のためのソナタ (週末映画!)
期待値: 100%  ベルリン崩壊前の東ドイツが舞台。 物語は淡々と進んでいきますが、そこにある言葉
善き人のためのソナタ (It's a Wonderful Life)
盗聴された事ってありますか?って聞かれても答えられませんよね。 以前テレビで、ごく普通の民家にも盗聴器が仕込まれてるのを 発見するのを見たことがあるんですが、出てきてびっくりして、 「何でウチが盗聴されてるのか?」って人ばかりが被害者でした。 怖い...
「善き人のためのソナタ」回復の回路 (映画雑記・COLOR of CINEMA)
弱冠33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドーナスマルク監督による監視国家の真実を描いた傑作「善き人のためのソナタ」注・内容、台詞、ラストシーンに触れています。物語・1989年ベルリンの壁崩壊前の東ベ
映画:善き人のためのソナタ (駒吉の日記)
善き人のためのソナタ(シネマライズ) 「この本を<HGW XX/7>に捧げる」 (原題:DasLebenDerAnderen (The Lives Of Others))協力者10万人、密告者20万人。 体制維持のためにこれだけの人員と労力をかけていたのは本当に末期症状だったのだろうな、と思いまし...
善き人のためのソナタ (Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆))
  この曲を 本気で聴いた者は、 悪人になれない         評価:★7点(満点10点) 2006年 138min 監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 主演:ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバス...
真・映画日記『善き人のためのソナタ』 (CHEAP THRILL)
2月19日(月) 日中は特になし。 少し忙しく、午後6時半に終業。 虎ノ門から銀座線に乗り渋谷へ。 7時15分頃「シネマライズ」に到着。 ドイツ映画の『善き人のソナタ』を見る。 監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。 この作品が長編初監督...
【劇場映画】 善き人のためのソナタ (ナマケモノの穴)
≪ストーリー≫ 1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし予期していなかったのは、彼...
『善き人のためのソナタ』 (カエルノセカイ)
1984年11月の東ベルリン。 DDR(東ドイツ国家)は、一党独裁体制の下、反乱分子と目される人物に対する盗聴や尾行の強化、密告を奨励する監視国家であった。 国家保安省(シュタージ)に所属し、尋問や諜報活動を任務とするヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は...
共鳴する魂~『善き人のためのソナタ』 (真紅のthinkingdays)
 1984年、ベルリンの壁崩壊5年前の東ドイツ。強固な一党独裁政治の元、人々は 言論・表現の自由を制限され、逆らうものは「反体制派」として投獄されていた。その 社会体制を支えていたのが国家保安省(シュタージ)の監視シ
#34.善き人のためのソナタ (レザボアCATs)
素晴らしい傑作!アカデミー賞受賞の一日前に、見に行って、「これ、(外国語映画賞)取れるといいね~♪」なんて言ってたのですが、そうですか、やはり、取りましたか!納得です。私、アカデミー外国語賞はいつも気になってしまうんですが、この作品も、本当に傑作と自信...
善き人のためのソナタ (Alice in Wonderland)
観ようかどうかを迷っていた作品ですが、アカデミー賞の外国語作品賞を獲得した事も後押しして梅田の空中庭園まで足を運びました。 1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタ...
「善き人のためのソナタ」 ハリウッドリメイクしないでね! (『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記)
原題直訳の英語題が「THE LIFE OF THE OTHER」。 めっちゃいい邦題をつけたな~と思いますが、若干ミスリードしてる感じ、します。 善き人への目覚めが、音楽だけではなかったです。 本! そして、SEX! このエロに目覚めるシーンが、ヘッドホンで聴く「ソナタ」、こっ...
善き人のためのソナタ (映画通の部屋)
「善き人のためのソナタ」 DAS LEBEN DER ANDEREN/製作:20
映画~善き人のためのソナタ (きららのきらきら生活)
 「善き人のためのソナタ」公式サイト第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品国家保安省(シュタージ)局員のヴィスラーは劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし予...
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」 (詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記))
監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 出演 ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ケデック  たいへんすばらしいシーンがある。  男が盗聴している。彼は会話に耳を澄ます。聞こえてくることばから何らかの意味、秘密をさぐろうとしている。しかし、思...
善き人のためのソナタ (シネマログ  映画レビュー・クチコミ 映画レビュー)
この曲を本気で聴いた者は、悪人になれないチラシ「善き人のためのソナタ」より引用。1984年、東西冷戦下の東ベルリン。壁の向こうで、何が起こっていたのか?ようやく明かされた、”監視国家”の真実___。国家保安省(シュタージ)局員のヴィスラーは、劇作家のドラ...
善き人のためのソナタ (5125年映画の旅)
ベルリンの壁によって分断されていたドイツ。東の国家保安省局員ヴィースラーは、劇作家のドライマンが反政府活動に関与していると睨み、彼の部屋を盗聴する。冷徹で任務に忠実だったヴィースラーだったが、ドライマンを盗聴する内に彼の主義主張に共感していく。 第79...
善き人のためのソナタ/ウルリッヒ・ミューエ (カノンな日々)
アカデミー賞外国語映画賞受賞作です。出来れば受賞が決まる前に観ておきたかった作品なんですけど、受賞したおかげで私のホームシネコンでも上映してくれたわけなのでとっても感謝なのですが、そもそもこんなに素晴らしい作品に大手シネコンが手を挙げないというのはどう...
映画 『善き人のためのソナタ』 (Death & Live)
すっごい久々に映画観ました。 『善き人のためのソナタ』  2006年 原題 : Das Leben Der Anderen 監督 : Florian Henckel von Donnersmarck ラストの台詞が良いのですよ。 「ギフト包装しますか?」 「いや、わたしのための本だ」 人間...
善き人のためのソナタ (たーくん'sシネマカフェ)
評判が良いため、せっかく都心し来たので鑑賞することに。この「善き人のためのソナタ」は旧東ドイツの冷戦時代の出来事を描いたもの。監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ...
善き人のためのソナタ/“監視国家の驚くべき真実” (銅版画制作の日々)
  シュタージとは・・・・?!1989年のベルリンの壁崩壊は、いまだ記憶に新しい出来事だ。それまでのドイツは東西に分かれていた。この出来事によって、冷戦時代の終焉を迎えるわけだが・・・。旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)で、その支配の中枢を担っていたシュタージ...
善き人のためのソナタ/Das Leben Der Anderen (我想一個人映画美的女人blog)
今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞したドイツ映画{/kirakira/} 先月から日本公開されていて、ずっと観たいと思ってたけどやっと観てきた♪ ほとんど前知識なく観たんだけど 評判通り、良い作品でした{/hikari_pink/} 時は1989年のベルリンの壁崩壊少し以前。 共...
★「善き人のためのソナタ」 (ひらりん的映画ブログ)
今週の平日休みもシネコン2軒はしご。 1本目は川崎チネチッタで、今年のオスカーで外国語映画賞を獲得したドイツ映画。
『善き人のためのソナタ』 (狐の穴にて)
1984年、壁崩壊前の東ベルリン。旧東ドイツのシュタージ(国家保安省)という監視システム。その忠実な一員であった男を主人公にして、彼が芸術家の監視を命じられたことによりもたらされた変化を描いている。息
善き人のためのソナタ (future world)
ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツ・・共産圏社会主義ということぐらいなら知ってるが、 国家警察(シュタージ)や国家の圧力でこれほどまでの監視国家だったとは知らなかった。 監視国家の実態・・・国への反逆行為が疑われる人物の監視、盗聴器やカメラの設置、ソ...
彼らを支え続けていたのは尊い心。『善き人のためのソナタ』 (水曜日のシネマ日記)
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中で自分たちの信念を貫こうとする芸術家と、それを監視する国家保安省局員の物語です。
★★★ 『善き人のためのソナタ』 (映画の感想文日記)
2006年。ドイツ。  "DAS LEBEN DER ANDEREN". フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク脚本・監督。 ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、その他出演。
善き人のためのソナタ (しぇんて的風来坊ブログ)
東西冷戦時代。 旧東ドイツはシュタージという国家的監視により国民は監視され反動分子は摘発されていた。 そのシュタージの監視者としての任務を当たり前のように、間違った事でないと信じていた「彼」は、ある芸術家を監視する事によって・・・。   監視国家とい...
映画 【善き人のためのソナタ】 (ミチの雑記帳)
映画館にて「善き人のためのソナタ」 アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。 『グッバイ、レーニン!』も東ベルリンを舞台にした作品だったけれど、この作品は綿密なリサーチに基づきシュタージの内幕を表した、サスペンス性に富んだ美しいヒューマンドラマとなっている。 ...
「善き人のためのソナタ」 DAS LEBEN DER ANDEREN (俺の明日はどっちだ)
とにかくお見事というか、本当に完成度が高く見応え充分で、観終わった後すぐ誰かに勧めたくなる、そんな映画だった。 舞台は1984年、壁崩壊前の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)に所属し、国家に忠誠を誓う真面目で優秀で、だけど生き方は不器用な男ヴィースラー大...
「善き人のためのソナタ」国民を監視する国 (再出発日記)
『善き人のためのソナタ』という映画がはねたあと、近くの公園に弁当を食べに行った。GWの始まりの昼下がり、後楽園をぐるりと囲む旭川はゆたりと流れ、岡山城がかむなび山(聖なる山)の操山を借景として黒くそびえていた。満足して弁当を捨てるゴミ箱を探す。数年前には...
「善き人のためのソナタ」■これはどこの国のことか? (映画と出会う・世界が変わる)
この映画を見た後では、「東ドイツという国はとんでもない国だったのだね。」「北朝鮮も同じような国なのではないかな。」という感想が出てくるのは自然なことであろう。しかし、この日本が向かっている先は、まさにそのような国ではなかろうか?
『善き人のためのソナタ』 (映画館で観ましょ♪)
【シアターキノ】にて今日が最後の上映。 めちゃ混み!  前から2番目・右横通路・パイプ椅子という悪条件で鑑賞。 国家保安省(シュタージ)局員 ヴィースラー 真面目に、孤独を孤独と感じる事も無
「善き人のためのソナタ」■権力からの脱却 (映画と出会う・世界が変わる)
この映画では主人公に当たるヴィースラーは、シュタージ(国家保安省)の期待される局員として登場する。当時の東ドイツとしては国家権力の中枢を担ういわばエリートである。ラスト近く、彼は地下作業室で郵便物のチェックを行うという身分に左遷され、東西ドイツ統一後は...
「善き人のためのソナタ」みた。 (たいむのひとりごと)
ヴィースラーが小田和正に見えた。。。というのはともかくとして、ラス前からラストにかけて号泣。ぐっと込み上げてきたものに堪え切れなかった。ベルリンの壁の崩壊直前のお話。壁が崩壊してからカナリ経つというのに、まだまだ明かされていない闇は多そう
善き人のためのソナタ (とんとん亭)
「善き人のためのソナタ」 2007年 独 ★★★★★ 胸を打つ・・・・そのソナタを聴いた人には悪い人はいない。 そのソナタを書いた人も演奏する人も、聴いて、そっと涙する全ての人に。 まず、驚いたのがベルリンの壁崩壊前の、東ドイツの国政だ。 徹...
善き人のためのソナタ (eclipse的な独り言)
 人の私生活を覗き見るという行為は多分、楽しいのでしょう。でもやはり許される行
ボビーのソナタ (Akira's VOICE)
「ボビー」 「善き人のためのソナタ」
善き人のためのソナタ (虎猫の気まぐれシネマ日記)
張りつめた糸のような,緊張感を全編に漂わせながらも,ひそやかな静けさが満ちてい
mini review 07075「善き人のためのソナタ」★★★★★★★★☆☆ (サーカスな日々)
解説: ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中枢を担っていたシュタージの実態を暴き、彼らに翻ろうされた芸術家たちの苦悩を浮き彫りにした話題作。監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが歴史学者や目撃者への取材を経て作品...
『善き人のためのソナタ』 (2006) / ドイツ (NiceOne!!)
「この曲を本気で聴いた者は、悪人にはなれない」真実に目覚めた者の信念、自分の弱さに負けた者の悲劇、そして愛を失った者の言葉。****************************『善き人のためのソナタ』 (2006) / ドイツ監督・脚本:フロリアン・ヘン....
善き人のためのソナタ (☆彡映画鑑賞日記☆彡)
 『1984年、壁崩壊直前の東ベルリン。 盗聴器から聞こえてきたのは、 自由な思想、愛の言葉、そして美しいソナタ・・・。 それを聴いたとき彼は、生きる歓びにうち震えた――。』  コチラの「善き人のためのソナタ」は、2/10公開になったアカデミー外国語映画賞ノ...
『善き人のためのソナタ』 (Sweet*Days**)
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション(2007/08/03)ウルリッヒ・ミューエ、セバスチャン・コッホ 他商品詳細を見る監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク  C...
善き人のためのソナタ (★YUKAの気ままな有閑日記★)
WOWOWで鑑賞―【story】ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツ。シュタージ(国家保安省)のヴィースラー(ウルリッヒ・ミューェ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむよう命...
「善き人のためのソナタ」 (シネマ・ワンダーランド)
旧東ドイツの監視社会を描いた映画「善き人のためのソナタ」(原題:他者の人生、2006年、独、138分)。2006年のアカデミー外国語映画賞やNY批評家協会賞などを受賞。監督は弱冠33歳の新鋭フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。本作では、ファシ...
善き人のためのソナタ ~ “監視する”から“見守る”への変化 ~ (Prototypeシネマレビュー)
~ “監視する”から“見守る”への変化 ~ 第79回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したこの作品『善き人のためのソナタ』(原題:Das Leben der Anderen、英題:The Lives of Others)。ベルリンの壁崩壊前の東ドイツの監視社会を克明に描いたことでも話題になった作...
「善き人のためのソナタ」 (クマの巣)
「善き人のためのソナタ」、DVDで観ました。 正直あまりにアカデミー外国語映画賞を取った作品で好きなのがないのですが観ました。……まあまあでした。 崩壊前の東ドイツの政府が反逆者を見つけようとすることで起
映画「善き人のためのソナタ」を観た! (とんとん・にっき)
「盗聴」とは、他人の会話や通信などを、知られないようにそれらが発する音や声をひそかに聴取・録音する行為です。聴取した音声から様々な情報を収集し、関係者等の動向を探る目的で用いられます。旧ソ連時代、在モスクワの外国公館すべてに盗聴器が仕掛けられていると
善き人のためのソナタ (Das Leben der Anderen/ The Lives of ... (communication 101)
すばらしい映画である。 1984年の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉は、徹底した尋問により西ドイツ亡命への協力者等、共産主義体制に背く人々次々に検挙。彼の揺るぎのない共産主義への忠誠は、しかし、劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優...
『善き人のためのソナタ』 (・*・ etoile ・*・)
これも見たかった。以前WOWOWで放送していたのを録画していたので見る。 「1984年旧東ドイツ国家保安省(シュタージ)の大尉ヴィースラーはヘムプフ大臣の依頼を受け、劇作家ドライマンの監視をするが、彼を通して芸術を知り・・・」という話。これは、しっとりとした良...
善き人のためのソナタ (ストロボフィッシュ)
評価:★★★☆☆ 1984に存在した、監視社会。 善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD] posted with amazlet at 09.07.06アルバトロス (2007...