チャリボラな日々

「大阪和泉ブルセラ病の犬達」管理人の個人ブログです。HPへは、右下ブックマークからお願いします。

感染症の蔓延について

2007-04-25 00:48:59 | Weblog

毎度毎度更新が滞っており申し訳ございません。

この問題で使用しているメールを開くのが多少うんざりする毎日です。
「犬と一緒に殺されろ」とはひどすぎますよ。
むちゃくちゃですね。
ご批判は覚悟しておりますが、過去のブログ全てとは申しませんが、
せめてHPの「陽性犬処分決定を受容し、法整備をしたいと考えた理由」だけは、
読んで頂いてからお願いいたします。

うれしいメールも沢山頂いています。ありがとうございます。
お返事が満足に出来ていなく申し訳ございません。

さて、一人でも多くの方に読んで頂きたく、
メールにて転載許可のお願いをしていた記事があります。
ご意見掲示板でもTakashi様が紹介してくださっておりますし、
ネットサーフィンをしておられる方は既にお読みかと思います。
ただ、このブルセラ問題の成り行きを他のサイトでは気分が悪くなるのでもう見ない
(ただしコメント欄は吐き気がするので見ない)とおっしゃられる方のメールも頂戴しており、
やはり一人でも多くの方の目に止まります様に掲載させてください。

このブルセラ病の犬達の問題の全体を、難しい文献の引用やデーターの解読も必要なく、
分りやすい例えで、全て語って頂いている文章だと思います。

獣医師広報板様より
犬ブルセラ症の蔓延は怖い  文章-Big 1様(獣医師)

獣医師でありながら、家庭で飼育されている場合と、行政管理下におかれている場合の違いが理解できてない者がいるなんてことが信じられないです。

病気だ、犬だとして話を進めると、感情が先走って理解を阻害しているのでしょうか。
(それとて、臨床獣医師としての資質に疑問を感じてしまいますが)

某洋菓子メーカーで問題になった「消費期限切れ牛乳」に例えてみると、少しは理解しやすくなりましょうか。

消費期限が切れて一日目の牛乳は、たとえ飲んだとしてもそうそう食中毒を起こすものではありません。
ですから、個人のお宅の冷蔵庫にある牛乳を「消費期限切れだからすぐに処分しなさい」と行政が命令を出すことはありません。
自分で飲むぶんには、あくまでも自己責任の範疇です。
「飲んでも滅多なことはないですが、のまないほうがいいですよ。
どうしてもというなら、おなかの具合に気をつけてくださいね。
ただし他人にあげちゃいけませんよ」ということになるでしょう。

しかしこれが食品メーカーの冷蔵庫に入っている場合には、そうはいきません。
公衆衛生の観点では「滅多にない」よりも「万が一あったら」を重視しなければならないからです。

個人が飼育しているブルセラ羅患犬は、個人の冷蔵庫の牛乳です。
「個人の財産権を侵害して犬の飼育をやめさせられるほどに危険という確証はない」ので、行政が手出しをすることはありません。
飼い主さんの判断にゆだねられることになります。
(判断するに当たっては、獣医師の十分なサポートと助言が必要でしょうが)

行政の管理下にあるブルセラ羅患犬は、メーカーの冷蔵庫にある牛乳です。
「万が一にも市民に害をおよぼす可能性があるなら、一般に譲り渡すことはできない」という判断をするしかありません。

私が不思議でならないのは「死ななくて良いはずの命を助けたいだけだ」という言いぐさです。
であれば何故、毎日のように殺処分されている、まったく健康な犬や猫のことは騒がないのでしょうか。
そんなに小さな命を救いたいのであれば、万が一にも市民生活に害を及ぼす可能性のある犬ではなく、あの犬や猫たちを引き取ってやればいいのではないですか。

それとも、近所に自慢できるような付加価値のないただの犬や猫は放置なのでしょうか。
たぶん、崖っぷち犬には引き取り希望者が殺到しても、見かけそっくりの兄弟犬には誰も希望者が現れなかったことと根は同じなのだと、私は思っています。

 獣医師広報板 www.vets.ne.jp 意見交換掲示板2007/04/22(転載自由)


陽性犬達が殺処分されることを、子供達にどう説明するのか?とメールをくださった方、
お子様でも分りやすく例えがされている上記の文章を、
読み聞かせて差し上げてください。

 

獣医師広報板様からの転載についてですが、当サイトでは、
他にもHP「陽性犬処分決定を受容し、法整備をしたいと考えた理由」内の、
私の文章力及び知識不足の面を補助して頂く為の転載も併せてお願いし許可いただいております。
(獣医師広報板様、快く許可を頂きましてありがとうございます。近日中に更新しご連絡いたします。)
(転載自由)とされている記事以外は転載の許可が必要であると思われますので、
勝手に引用されている方はご注意ください。

ついでに「パスツレラ症」について難しいことは分りませんので私見ですが、
(参照
「ペットブームで増加。犬からうつる「パスツレラ症」(07/01/18)」)
「この細菌は、猫でほぼ100%、犬で約75%の高い確率で住みついている」とありますが

このように高い感染率となってからでは、
感染動物の全頭殺処分による封鎖など出来ようもありませんので、
ブルセラ症の場合は現在の感染率の低い内に、
蔓延防止の為の殺処分は致し方ないことであるのだなと、再認いたしました。