ちゃりけん

自転車・旅・音楽

I can't live without a rose.

「ブルベのすべて」鈴木裕和さん著 を読んで

2017-05-18 | BRMブルベ

正式発売開始になった「ブルベのすべて」スモール出版

実は表紙の写真にたまたまオイラが写っていたので出版社から少し前に手元に届いていた(ほかにアマゾンからも購入してますが)

完読した感想は

うんうん、そうそう、へー!すごいなあ

ほとんどの部分で共感し、また新しい発見もあり、ああここは少し考え方違うなっておもうところもあり

すらすら読みすすめて面白かったです

ズッチャさんの文章はとてもわかりやすく親切で楽しく、個人的な思い入れもちゃんと書かれてあって素晴らしい一冊だと思います

 

ひとつ

「仮眠場所」

これについて大いに考えさせられました

 

200km300km400km600kmと距離順に読み進むうち

400や600以上ではどうしても「睡魔」の問題のことが出てくるなあと痛感

寝不足なのは仕方ないが居眠り運転は道交法的にも違反だ

自分なりに思うのは・・・

公的に寝ていい場所で対価を払い堂々と横になる

これがベスト。ホテルや健康ランド、ラブホやネットカフェなど

ところが実情は駅やバス停、コインランドリー、などで横になってしまうことが多い

公園のベンチや道の駅などはもともと休憩するためのものだから寝ていても人様に迷惑はあまりかからないと思うが

暖かいからと言ってトイレ前や通路に横になるのはやはり避けたほうがいいと思う

 

ブルベじゃなくて私的なツーリングの時は、テントを積んでキャンプ場や河川敷などで寝ることが多い

場合によっては道の駅の裏にテントを張ることもある

本当はキャンプ場以外はテントを張ってはダメなのかも知れない

大目に見てもらってるってのが実情だと思う

大学生ツーリングや旅人も同じこと

毎日ちゃんとキャンプ場にたどり着けるとは限らない

なるべく人様の迷惑にならないように、必要最低限の時間だけ必要最低限の面積で休ませてもらう

世間様に大目に見てもらってるのだ

駅寝だってバス停寝だって、大目に見てもらってるのであって、大声で無人駅に寝たなんて言う旅人は少なくなったと思う

 

北海道のブルベの時はテント持参したこともあったが

それは野生動物から身を守ったり荷物を守るためであって夜露を凌ぐためではない

人里が近いところなら屋根付きのところを探せばテントなんてなくたって雨露は凌げる

屋根なんかなくたって防寒具とカッパとサバイバルシートがあれば氷点下じゃない限りは雨でも眠れるものだ

 

昨年のゴールデンウイークに静岡から和歌山までひとりで走ったときは、紀伊半島の白浜に転がってテントなしで寝た

ホテルに泊まろうとしたら満室か、桁違いの宿泊料金でとても泊まれなかったからだ

雨の心配がいらなかったので砂浜にマットを敷いてそのまま寝てしまった。満天の星空を見ながら寝るのはなんと気持ちの良いことか!

夜中も散歩しに人がたくさん歩いていたが自転車や荷物に鍵をかけ紐を自分の腕につないで熊鈴をぶら下げ

人や動物にいたずらされてもすぐに音が鳴るように工夫していた

 

数年前に九州を旅したときは無料の海沿いキャンプ場に寝たが、夜中になるにつれて※浮浪者の方たちに囲まれ

朝起きたときは20名ほど。朝飯までご馳走になったこともある

彼らは明るいうちは寝具や料理道具を広げることはせず存在すら消している

いくら無料とは言え見るからに浮浪者とわかる人たちがキャンプ場を占拠していたら子供連れ家族などに敬遠されることを知ってるからだ

彼らもきっと、大目に見てもらってネグラを確保させてもらってるのだろう

まだ観光客が来ない早朝にゴミ拾いやトイレ掃除をしてる姿が印象的だった

※「ホームレス」という言葉が嫌いなので「浮浪者」と表現しました

 

キャンプツーリングの時にどうしてもいい場所がみつからないときは地元の駐在所に声を掛けることもある

案外いい場所を教えてくれたりするものだ。おまけに「夜中に何度か巡回してあげるね」などと言われたこともある

田舎じゃないと無理かもしれないが、警察は意外と親切だったりするものだ

「ったくしょうがないなあ、今度だけだよ」と注意は受けるが・・・

それでもどうしても寝場所が見つからない時は眠くならないように休みながら少しづつ走り続け明るくなってから浜辺や公園で寝るときもある

夜中は不審者扱いされても日中なら昼寝してるだけ、と嫌がられないこともおおい

 

話が逸脱しかけたが、ブルベでの実際は・・・

コンビニの前で横になったりするのは他のお客さんに対して違和感を与えるし店の人にも迷惑がかかるからやめたほうがいいと思う

道端で寝ていたら行き倒れと勘違いされるから迷惑なのでこれもやめたほうがいい

コイン精米所やコインランドリーもピンチの時以外はなるべく使わないほうがいい

ファミレスでは横にはならずテーブルに顔をうずめるくらいが限度だと思う

ブルベっていうものに参加してるなんてのは一般人にしてみたら無関心であり薄気味悪い変人にしか見えないのだから

 

道の駅や公園でも夜中も人の出入りはあるのでなるべく迷惑がかからないように必要最低限の仮眠を取ったら速やかに移動しなければないないと思う

ブルベの最中に煮炊きする人はいないと思うが、キャンプ禁止の看板があるところではトラブル回避のためにも横にならないほうがいいだろう

日本は安全な国だからこんなことができるのかもしれない

日本だから大目に見てもらえるのかもしれない

ありがたいことだ

本当はホテルやら健康ランドを調べて計画的に行動すべきだが、その余裕がない場合は出来るだけ人の迷惑にならないところを探して

「どうしても眠くて横にならないとだめです。ちょっと休ませていただきます。

申し訳ございません。すぐに立ちますから1~2時間寝させてください」

っていう気持ちが大切だと思う

甘い考えかもしれないが、大目に見てもらえるような方法と気持ちで許してもらうしかない

 

地元の住民や他の利用者とトラブルになりそうだったら速やかに撤収してその場を離れなければならない

警察に注意されたらやはり速やかに移動すべきなのは言うまでもない

 

昔のサイクル紀行を読むと閉店後の大型ショップの軒下で寝た、とか、ガソリンスタンドで寝たとか平気で書いてあったけど

今はどこもかしこもカメラで監視されていておかしなことをすればすぐにガードマンがやってくる

道の駅にしろ無人駅にしろバス停にしろ公園にしろ、寝ていい場所ではないのだ

 

甘えているだけかもしれないが、大目にみてもらってる。それが現実だと思う

ブルベ参加者や、旅人のマナーが悪くなり、そういった場所での仮眠が「禁止」になったらたいへんだ

公的な仮眠場所が確保できるコースコーディネートをオーガナイズしなければならなくなるし

計画を立てその通りに走れる人しか完走できなくなるかもしれない

ギリギリ隊は寝ないで走るしかなくなってしまうかもしれない

(実際自分もこの頃は脚力が落ちて時間が作れず寝ずに走ることが多くなったが・・・)

 

どうか「大目に見てもらえる」日本がずっと続きますように・・・

 

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