レイ・チャールズ (Ray Charles):レイ・チャールズ・ロビンソン(Ray Charles Robinson、1930年9月23日~2004年6月10日)は、アメリカ合衆国・ジョージア州出身の歌手、ピアニスト。
惜しまれながらも2004年6月10日にこの世を去った(74歳)ソウル・ミュージックの天才(The Genius of Soul)レイ・チャールズ。第47回グラミー賞「年間最優秀アルバム」「年間最優秀シングル」含む8部門受賞 (ジーニアス・ラヴ~永遠の愛 Genius Loves Company )そんな彼の足跡を音楽の動画で追ってみました。
盲目というハンディを背負いながらも、R&Bやジャズ、ゴスペル、黒人霊歌などのブラックミュージックを、黒人である自らのルーツを遡って行くような音楽活動の中で、自分の魂を歌うという「ソウルミュージック」の形を自らで実証し、「ソウルの神様」と呼ばれたカリスマとなった。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第2位。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第10位。
「Q誌の選ぶ歴代の偉大な100人のシンガー」において第24位。
Genius Loves Company (ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛)
Here We Go Again by Ray Charles ft. Norah Jones
ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン
Here We Go Again (With Nora Jones) - Genius Loves Company (ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛)
Ray Charles - Hit The Road Jack
=バイオグラフィ=
6歳の頃仲の良かった弟のジョージ・ロビンソンを亡くした。その9ヵ月後緑内障のために失明した。目が見えないというハンディを背負いながらピアノを学び、黒人霊歌やジャズなど、黒人である自らのルーツを遡っていくような音楽活動の中で、自分の魂を歌うという「ソウル」音楽の形を自らで実証し、「ソウルの神様」と呼ばれるほど、その方面でのカリスマとなった。
また、彼独特の、満面の笑みで、体をのけぞらせて、ゆらしながら歌う姿は、非常に印象的であった。1959年の『What'd I Say』が自身初のミリオンセラーである。
What'd I Say - 100 Essential Hits
代表曲は1961年の『Georgia On My Mind (わが心のジョージア)』(ミリオンセラーを記録)
Ray Charles - Georgia On My Mind
Georgia On My Mind - 100 Essential Hits
一方で、ヘロインをはじめとする様々な麻薬に手を出し、17年間にわたって常用し続けた麻薬中毒者でもある(眼が見えない事で注目される事からくる、計り知れないストレスの為)。1965年に3度目の逮捕後、ロサンゼルスの更生施設に入所、ヘロインを絶つことに成功した。
1979年4月24日、ジョージア州議会は『Georgia On My Mind (わが心のジョージア)』を正式な州歌と定めた。
日本でも、サザンオールスターズの『いとしのエリー』のカバーEllie My Loveがヒットしていたこともあり(桑田自身もレイのファンであるらしく、彼の曲の中にレイの名が登場する)
ELLIE MY LOVE~いとしのエリー~
2004年の死去時には新聞やニュース、一般紙がその死を伝えた。また、彼をリスペクトするアーティストによる「音楽葬」が行われたことも話題となった。2005年2月13日、第47回グラミー賞授賞式では、ノラ・ジョーンズとのデュエット曲「ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」が最優秀レコード賞となったほか、最優秀アルバム、ポップス・ボーカルやゴスペルなど計8部門で受賞した。
2004年にはテイラー・ハックフォード監督の伝記映画『Ray/レイ』が公開され、彼を演じたジェイミー・フォックスはアカデミー主演男優賞を受賞した。また同時におよびアカデミー音響賞を受賞した。 本人はこの映画の完成直後になくなったため、見ることはなかったが、製作中に撮影現場で演技指導を行った際にジェイミーのあまりの演技力から「あんたは俺の後継者だよ!」と賞賛の言葉を送っている。
=作品紹介=「Youtube」動画ならではの紹介になる。
『Georgia On My Mind(わが心のジョージア)』
『I Can't Stop Loving You(愛さずにはいられない)』
I Can't Stop Loving You - レイ・チャールズ
『Unchain My Heart(アンチェイン・マイ・ハート)』:映画Lay/レイより
Unchain My Heart
Unchain My Heart - The Best of Ray Charles
『You Are My Sunshine(ユー・アー・マイ・サンシャイン)』
『Hit The Road Jack(旅立てジャック)』
Hit the Road Jack - Hit the Road Jack
『In The Heat of The Night(イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト)』
In the Heat of the Night (feat. Ray Charles) - In the Heat of the Night (Soundtrack)
『Let's Go Get Stoned(レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド)』
Let's Go Get Stoned - The Best of Ray Charles
Ray Charles - In The Evening (When The Sun Goes Down)
Late in the Evening Blues (Remastered) - 100 - 100 Original Tracks (Remastered)
Ray Charles Yesterday『イエスタディ』
Yesterday - The Best of Ray Charles
『The Long and Winding Road』
『Stevie Wonder and Ray Charles living for the city』
『Ella Fitzgerald & Ray Charles at the Moulin Rouge』
『』
『』
トーク&ピアノ
Ray "The Greatest" Charles
『Hallelujah, I Love Her So(ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー)』
『Ellie My Love(エリー・マイ・ラブ)』 - 「いとしのエリー」
(サザンオールスターズ)のカバー曲。日本独自ヒット
映画『ブルース・ブラザーズ』にも楽器店の店主で出演し、『Shake Your Tailfeather』を演奏している。
=トピックス=
日本では「いとしのエリー」をカヴァーした大物歌手として有名であるが、この曲をカヴァーするに至る経緯は元々CMソングとして日本の楽曲をカヴァーして欲しいという依頼がレイに舞い込んだことによる。
幾つか提示されていた日本の楽曲の中で唯一気に入ったとされるエリーがCMソングとして起用され、日本でヒットを記録することとなる。尚、現在においても日本で逆輸入邦楽がヒットすることは「SUKIYAKI」と「ELLIE MY LOVE」(現在、映像が無い)が最も有名な作品として挙げられる。