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深夜ドラマ「コスプレ幽霊紅蓮女」最終話 〜妾にとって初の人間といふ名の友〜

2008年03月31日 | 去年までのドラマ感想
辺倉史代(なべくらふみよ)は、人付き合いに臆病で陰気な性格で、友人も恋人もいないダメ高校教師。生徒はおろか同僚の教師の間でも敬遠される存在である。そんな彼女の生きがいは、巷の噂で有名な「紅蓮女」と呼ばれる幽霊のコスプレで人を驚かす事。オーダーメイドした豪勢な紅蓮女の衣装に身を包み、夜な夜な怪奇スポットや自殺の名所を徘徊、その場に居合わせた人々を怖がらせる事に甘美な喜びを感じているのだった。しかし夜の怪奇スポットでの、様々な変人、幽霊、妖怪たちとの出会いが史代を大人の女性へと成長させていくことになる。一方で、紅蓮女の正体を暴き抹殺しようとするサイコキラーの魔の手が迫る…。

深夜ドラマ コスプレ幽霊 紅蓮女 最終話
〜妾にとって初の人間といふ名の友〜


紅蓮女の正体。
史代は、装着していた髪と顔に付いている物を剥ぎ取って取った。
驚愕する小五郎をなるべく見ないようにしながら、史代は伊田に私をちゃんと見て!と言うが、伊田はこの現実を受け入れようとはしなかった。
小五郎は何故あなたが紅蓮女のかを問いただすと、史代は「自分が嫌で、これをきっかけに自分が変われればいい…本当は丸ごと私を知って欲しかった」と話す。
史代は伊田に向き直って、それはユカさんも同じだと言う。追いかけても空しいだけ…。
伊田「違う!俺はユカを愛していた。だから…殺した。これで永遠に僕の者になった…そうおもった。しかし、ユカだけが消えて僕一人が残された。同じ炎をもらい受けた傷も13年の内に直ってしまった。僕とユカを繋ぐ物は消えてしまった!『ユカがここにいなければ、僕がユカの所に行こう』…(リストカットをしては)何度もそう思った。そんな時…紅蓮女の噂を聞いた。ユカだ…ユカが僕を捜している…!それが…生き甲斐だったのに……“騙したなあ”!?」
史代「そんなのおかしい…!幸せというのは、“人を不幸に陥れてまで奪う物じゃない”…!相手とちゃんと向き合って…!」

伊田は、“じゃあお前はどうなんだ”?と聞く…史代は言葉に詰まって小五郎の方を向いた…その時、伊田が襲いかかってきた…が、“何かの障壁が史代の周りを包み込んだ”
…すぐ目の前に殺された本当の“有加”が居た。
有加「“ありがとう”…!」

史代と小五郎には見えるのだが…“伊田には見えない”
伊田は小五郎にどこに居るんだとすがりつくが、有加が消えた事を告げると、半狂乱を起こした。
史代「あなたには…“最初から見えていなかったのよ”…!」
伊田は絶望を感じ、ナイフを自分の首元に近づけたので、あわてて史代が払いのけた。
そして、警察のサイレンが鳴り響く中、小五郎に「早くいけ!」と促されて史代は先に去っていってしまう。
と、記者の今井が生きていたらしく、うめき声を上げた…どうやら、“鳩尾付近に厚い雑誌を巻いており、急死を免れた”みたいだったようだ。
ちなみに、警察に連絡したのも彼だったようだ。

辞職届のはずが…?衝撃の事実。
史代『私、辺倉史代は聖アナスタシア学園を退職します。小五郎先生から既にお聞きの通りかと思いますが…世間を騒がせた紅蓮女の正体は、私でした』

卒業式という日に、退職届を提出することにした史代。
紅蓮女の衣装は“封印”と書かれた紙を貼った段ボールに包装されていた。
学校にはいると、早速校長と生徒数名がこちらを呼んだので、意を決心した。
校長「大変良い卒業式でしたよ?…体の方は大丈夫なんですか?」
“予想外の反応”をされたので、「ご存じないんですか?」と聞くと、「“何が?”」と返された…。

小五郎先生が既に学校に知れ渡っていると勘違いしていたからこその不審感を覚える史代は、図書室にいるという小五郎の所までやってきては、何故言わなかったのかと問いただした。
小五郎「今まで、紅蓮女を侮辱してしまいすいませんでした!紅蓮女は確かに望む霊、望霊でした。僕にも勇気をもらいました」
史代は照れて、小五郎が行っている書庫の整理を手伝った…と、
小五郎「僕、四月から別の学校へ赴任することになりまして」
小五郎の発言にショックを隠せない史代。
まだ何も思いを耐えていないことに憤りを感じた史代は、小五郎先生に言った。
史代「私…ずっとずっと前から…小五郎先生のことが好きでした!」
…俯くと、小五郎の薬指に婚約指輪がはめられていた。

どうやら、小五郎に正体を明かした時に言った史代の台詞のお陰で、誰になんと言おうと、好きな人を守るために結婚することを決意したらしい。
「こごり〜ん♪」とやってきたのは…英麻だった!

話があるという英麻に促されて、小五郎は失礼しますと言って去っていった…。

白い百合の花が…。
たまたま目に入った白い百合の花を図書室から持ち帰ろうとした史代は、廊下でばったりと留美に出くわす。
小五郎先生が結婚することを悔やんでいるらしい留美は、突然「その花…手作り?」と聞いてくる。
…手に持っている百合を見てみると…“金色の百合”になっていた。

史代は、以前歩美が言った「愛の天使ラブリエル」のことを思い出した。
ラブリエルが現れる時、“金色の百合の花が咲く”…。
まさか…あの時の聖書が本物だというのか…?

オカルト同好会でも卒業式を。
同好会では先輩の歩美、佐織、英麻がこれまでのいきさつの感想を言っていた。
英麻が言う時に、史代が入ってきて…鍋倉先生にお礼を言いたいという。
なんでも、小五郎が史代に勇気をもらったことに対するお礼だという。
本当にありがとうございますと頭を下げる英麻を見た歩美は、最後に史代に一言お願いしたいと言った。
史代が照れながら考えていると…例の“ラブリエルの件”を思い出しては、用事があると言って去っていった。

紅蓮女の復活。
自宅に帰ると、封印したはずの紅蓮女の衣装が入った段ボールを開け始めた。
そして、紅蓮女に変装すると、図書室へ忍び込んだ。
金の百合を持ちながら探していると…ほのかな“加齢臭”がしたので、した方向を向くと…ラブリエルが居た。
…こごろーの声をやっている人ではないか、という突っ込みは無しにしよう。

虹色の聖水を取り出すラブリエルに、史代はいらなくなったと言うが、ラブリエルは「キャンセル不可です!」と天使のくせに頑固だ。
遂に無理矢理聖水をかけようとするラブリエルに、紅蓮女は思わず、“天使に攻撃する”という罰当たりなことをしてしまう
消えていくラブリエルに必死に謝る史代。

紅蓮女は愛の天使?
と、そこへ金色の虹見たさにやってきた同好会メンバー&小五郎
もうラブリエルが居ない状態で、来る前にいたのは紅蓮女こと、史代のみ。
同好会メンバーは、紅蓮女をラブリエルと勘違いしていた。
…金の百合を持っていて、なおかつ虹色が出ていると、“紅蓮女を愛の天使ラブリエル”と勘違いしてしまうのは無理もないだろう。
やけになった史代は、ラブリエルを演じようと…。
史代「紅蓮星地雷(グレンスターマイン)!」
…室内にも関わらず、星くずが舞った…。

まるで結婚を祝福するかのように花火が舞う光景を背に、史代に対して微笑んでくれる小五郎に、史代はうれしさで一杯だった…。

こごろーに現状報告。
未だにプラグラムが停止状態のこごろーに、史代は呼びかけた。
史代「ねぇ、こごろー。今日ね、卒業式だったよ。私もそろそろ“こごろーから卒業しなきゃ”ね…!ありがとう、こごろー。私なんかと友達で居てくれて。ありがとう…一杯助けてくれて…さよなら。こごろー」
史代は、こごろーのプログラムのリセットキーを押した。
『クリックすると、すべてが初期化されます。プログラムをリセットしますか?』
そんな警告文が表示された時、突然史代の口から嗚咽が鳴った。
やはりこごろーが居なくてもがんばれたとしても、唯一の類の友達を消すなんてあまりにも辛いからだ。
史代は意を決して、警告文の「はい」にクリックを押した…。
みるみる消えていくこごろーに、史代は「もう一人でも生きていけるから」と涙ながらに言った…。
そして、こごろーが完全に消えると、泣き崩れた…。

一ヶ月後…。
史代の所に、一通の『結婚しました』という大きな見出しの小五郎&英麻のはがきが送られてきた。
史代『小五郎先生へ。お元気ですか?はがきどうもありがとうございます。私の方は…相変わらずですが…』

史代の授業風景は、依然と大して変わらなかった…のだが…。

史代「貴様ら!私をなんだと思っている!?この史代様をなめると…消し炭にすっぞおおおい!!」
響子「…先生。やりすぎ」
…ちょっぴりだけど、少しは授業風景は一変しているようだった。


史代『何とか頑張っています(笑)…伊田さんが罪と向き合う覚悟を決めたようです。手記の出版を決めた今井さんはすっかり“時の人”です…皆たくましいのに、私と来たら…けど、初めての失恋は“最低だったけど…最高でした”!この胸の痛みは小五郎先生が最後にくれた、私へのプレゼント…そう思って大切にします』
夜になった頃、初期化された“こごろー”に呼びかけていた。
史代『出会いと別れを繰り返して、人って成長していくのかな…な〜んちゃって☆…それから…!』
いつも通り、夜に紅蓮女のコスプレを持って出かけようとすると、突然隣人の中鉢に告白を受けてしまい、“反射的に否定”したと言う出来事が起こったのだ…。
史代「けど…“お友達”なら…えへへ」
史代『生まれて初めて、“人間の友達が出来ました”!…これから私がどうなっていくのかは分かりません…でも、“好きなことはやめられません”!』
…やはり、“紅蓮女”という趣味は未だに健在のようだった。


モシ、アナタノトコロニ紅蓮女ガヤッテキタラ、思イッキリ驚イテアゲテクダサイ。
ソレガ、彼女の成長ノタメデモアルノダカラ。


総合感想。
あまりにも馬鹿臭いけど、面白いドラマでした。
これを見てきて思ったのは、どんなにへたれの人物でも、やっていけると思えばやっていけるのだと言うこと。
そして、人々との出会いによって、人間というのは成長していくこと…。
こんな印象を受けましたね。
ドラマの中身としては…唯一高部さんだけが良い味出していたという感じでしたね。
他の人も良かったと言えば良かったんだけど…小五郎先生とか。
良い味を出していた高部さんとはいえ…もうちょっと別の女優を起用出来なかったもんかなぁ。
せっかく深夜ドラマなのだから、かなり怖いと印象づける女優さんを起用して欲しかったなぁ。
たとえば…黒い紙でロングなのだから…やっぱやめとこ。
とりあえず、高部あいの起用は、味は良かったんだけど、“少し人選ミスの予感”がぬぐえないですね( ̄△ ̄;)
まぁ、これだから良いのかもしれないけど。
もっと、紅蓮女はもっとも怖いという印象付けを最初の方で行って欲しかったかなぁ。
な〜んて思います(*≧ー≦)



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