山形建築研究所-BLOG-休憩室

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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

間取りはパズル?

2009年03月30日 | オープンオフィス
日本人にとっては、身近に「畳」という部屋の広さを思い浮かべることができる
「単位」があるので部屋の広さを畳数に置き換えて表す習慣がある。
例えば、実際に畳を敷いてないリビングルームや個室でも12畳とか4.5畳などと表現する。
それは、例えば「8畳」と聞けば、
だれもがその空間の広さを想像できる共通の認識があることを前提にしているからできること。

間取りの「間」とは居間や茶の間などというときの「間」のこと。
間取り図を描くということは、「部屋」の取り方を、あれこれ考えて配置すること。

畳のサイズを思い浮かべながら
2畳の玄関はここに、10畳のリビングはここ、6畳のキッチンはここ、8畳の寝室はここ
といったように部屋の単位を並び替えながら組み合わせを考えるのは、まるで<パズル>のよう

でも、この方法でできるのは
リビング(L)に、いくつ(n)の寝室(B)ができるか、という考え方のL+nB型の間取りのつくり方。
このL+nB型は戦後アメリカのモダンリビングスタイルと呼ばれるもので、合理的でシンプルな形なので
誰にでもわかりやすく住宅の定番となり広く普及したが、すっかりパターン化してしまって
住み手がどんな生活をしたいか?という本来あるべきものが間取りから消えてしまったようだ。

プランニングは、紙の上に平面図のような、落書きのようなものを書いているのだけれど
頭の中に描いているものは、立体であり、断面であり、時には部分的な詳細だったり
住み手の暮らし方を想像しながら住まいのかたちをまとめていく事

住み手が本当にほしいものを求めていくのだけれど、これがなかなか難解で
プランニングは<謎解きのパズル>のよう(^^;


<豊郷台のすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

新型コロナウィルス感染症への対策が続く中でしたが<豊郷台のすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト