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コレステロールと食事は関係がない?

2017年07月14日 | 日記

ご存知の方も多いと思いますが、先頃、動脈硬化学会と厚労省から「コレステロールと食事との間に因果関係はない」との発表がなされました。

医学知識のある方なら当たり前の話ですが『体内コレステロールのほとんどは体の中で作られますから、食べ物や飲み物として外から摂取する・しないに関わらず、その値は 本来、ある程度一定に調整されてるはず』なんです。なのに「現在、重篤な症状でもないのに、どうして殊更に摂取量を気にしなければならないの?」と不思議に感じられてた方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。

また コレステロールだけでなく、その他の“いま話題の抑制すべき成分”の多くにも・・これは同じことが言えるわけで・・TVで、カロリーとかプリン体・特保なんて話題が取り上げられるたび、何だかちょっと不思議な感じもしますよね。

したがって『塩分ひかえめ』とかも、食事より内器官にその要因があることはよく知られてますが・・もちろん、そういった謳い文句で売り上げが左右される各種メーカーも、ここからスポンサー料をいただいて、お国に管轄されてるメディアなども、こんなの大きな声で言えるはずもなく・・今後もニュースや健康番組でこういった事がアナウンスされなくても、それはそれで仕方ないことなのでしょう。

いずれにしろ、幸いにも、人にはあらゆる面で自動調整機能が働いています。本当に絶妙かつ完璧なバランスが働いてるからこそ、人は生きていられるので・・個人的には、あまりひどい症状でもないかぎり、過剰な自己調整や無理な運動は避けられたほうが良いとも考えてたりします。

何事も偏りは禁物ですが、これは健康に関するあらゆる観念においても同様では? じつのところ 予防医学といった、最近できた新しい分野より、バランスのよい食事と生活、心地よい程度の体操や散歩みたいな・・昔から言われてることのほうが 人にとって最も最適な暮らしぶり! と言えるのかもしれませんね。