元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

皇室典範に関する有識者会議

2005-11-23 08:00:38 | 時事ネタ
 時事ネタいきます。

 新聞によると、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長=吉川弘之・元東大学長)は11月21日の第16回会合で、皇室典範の改正に関する報告書の概要を決めたらしい。懸案になっていた女性・女系天皇を認めるとともに、皇位継承順位は男女を問わず出生順に「長子優先」とすることで一致したとか。また、女性の皇族が結婚後も皇室に残り、宮家を創設できるようになるという内容とか。早ければ政府は来年の通常国会に皇室典範の改正案を提出するという。

 単純に考えても、この案はおかしいと思う。

 そもそもこの諮問機関は、現在の皇室に次の次の代の「男子のお世継ぎ」がいないことから、それをどうするのかという問題があったから立ち上げたのかと思っていたが、どうやら違うようだ。彼らは皇室の伝統を根本から壊そうとしているらしい。今でも「男系」に確固とした合理性があるかどうかは別にして、過去1000年以上も守ってきたその「しきたり」を簡単に反故にしてよいものか。

 しかも「長子優先」とはいったい何だ。新聞によれば、その理由は「国民が(長子を)将来の天皇として、幼少のころから期待を込めて見守ることができる。安定性も優れている」ということらしいが、抽象的すぎて説得力に欠ける。従来の「兄弟姉妹間での男子優先」は「(女子が先に生まれた場合)皇位継承者が不確定な期間が長くなる。不安定な制度は好ましくない」と結論づけたとのことだが、何が「不安定」なのかさっぱり分からない。だいたい、この概要通りに皇室典範が改正された場合、秋篠宮殿下の皇位継承権は小さくなってしまうが、それこそ今まで認知されていた「継承権」が揺らぐことになって別の意味で「不安定」になるのではないか。

 それに結婚した女性皇族が皇室に残って宮家を創設することが可能で、女性皇族と結婚した男性も皇族となるという。別に私は普段皇室には興味はないのだが、何だかこれは胡散臭い。「伝統」よりも「ジェンダーフリー」あたりの価値観が紛れ込んでいるようで愉快になれない。

 しかしまあ、小泉が「コレに決めたっ!」と言うのならば、そうなってしまうのだろう。何せ先の選挙では国民は現政権に「白紙委任」してしまったんだから。国の伝統文化がどうなろうと、後の祭りなのだ。
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