■『ふぁ〜ん!すげぇな、これ!』
――どんな夢見てるのかなぁ。
■『なんでぇ…。ほんとに…』
――私にはわかりませんよ。
突然こちらを向き、
■『あった?』と聞いてくる。
――起きたのかと思い、「何が?」と聞くと、
■『石!』
――「石?なんの?」
■『あなたが埋めた石!』
――「はっ?」
■『はっ?じゃないよ!埋めたじゃん!はっ?じゃないよ!埋めたじゃん!はっ?じゃないよ!埋めたじゃん!』
――繰り返し多い。…寝言だな、これは…。
■『強いじゃん!千葉真一!』
――千葉真一が出ているらしい。
Tanuki'Dが布団を跳ね飛ばしたので、起き上がってかけ直してあげていると、Tanuki'Dが私の枕に転がってきた。
Tanuki'Dが私の枕に寝ていると、私が寝られないので、一生懸命Tanuki'Dの体をあっちに押していると、
■『何するんですか!のいてください!』
――いやいや…、私のセリフですから!
それでもTanuki'Dは退いてくれず、私がベッドから「落ちる〜!」と言うと、
■『どうぞ』
――え〜!そんなぁ〜!
■『白い旗が立ってるよ!俺たち勝ちだよ!勝ち!』
――バスティーユに白旗がぁ〜!
■『あけるやつ欲しいな』
――何をあけるやつですか?
■『会いたくて〜♪会いたくて〜♪かゆくて〜♪掻きたくて〜♪』
――なぜ、「会いたくて〜」から「掻きたくて〜」になるんだろ…。
■『だから、聞いたでしょ!どなたですかって。』
――知りませんよ!
■『最近そんなの多いんすよ』
――どなたかわからない人が訪ねてくるの?
■『はまさき・・・意味わからん!はまさき・・・意味わからん!はまさき・・・はまさき・・・はまさき・・・意味わからん!』
――私はもっと意味わかりません。
急に、私の方の布団をはがし、
■『どうだ!参ったか!』
――何するのよ〜!寒いよ〜!
■『今、火にかけてあるよ!匂いするよ!釜が!火に…』
――何も火にかけていませんし、匂いません。大丈夫です。
■『なんか遠慮深いね。食うな食うなってね。ほんと来たいのかな』
――何かの集まり?もしかして合コン?
私のアゴをつかみ、
■『これだよ!これ!あれ外れない!あれ外れない!おかしいな。何でだろ?変なの?』
――外れたら困りますよ!
■『右が痛いんです。痛いんですよ!痛いんですよ!意味わからん!右が痛いんですよ!』
――痛いのが意味わからんとな?
■『そうですね〜。痛いんですよ!痛いですね〜、これは。』
――意味わかったのかな?
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