たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

本当に「てんかん」だったの?

2012年04月13日 | 脳脊髄液減少症

いつの間にか
桜の美しい季節になっていました
こちらの地方では、はらはら散る、桜吹雪が何ともいえずはかなげです。

そんなあでやかなお花見客で賑わう

京都・祇園で、また痛ましい事故が起こりました

http://www.asahi.com/national/update/0412/OSK201204120075.html

「京都・祇園の車進入、運転中に発作か 歩行者ら7人死亡」
12日午後1時すぎ、観光客らで混雑する京都市東山区の四条通大和大路の交差点に軽乗用車が突っ込み、
横断歩道などの男女18人を次々とはねた。京都府警によると、女性5人と男性2人が亡くなり、
残る11人も重軽傷を負った。

運転していた男性は、運転中にてんかんの発作をおこした、という。
「容疑者は大学生だった約10年前、バイクの自損事故で頭の骨が折れる大けがをした。
昨年ごろから発作が起きるようになり、最近も月1回程度の発作があって通院中」

んんんん???

「事故後にてんかんが発症?」
ひっかかりました。
これって本当にてんかんだったのでしょうか?

ある重症の脳脊髄液減少症の患者さんも、ご自分の日記に、
その疑問を綴っていらっしゃいました。
「これって脳脊髄液減少症の症状じゃないの?」
と。

そして
「無知な医者が症状を軽くみたために起きた事故
早期にこの病気が周知徹底されていれば、こんな事故おこらなくてすむのに・・・。
もし、この加害者が「脳脊髄液減少症」の診断ができるお医者さんと出会えていたら
バイク事故でかなりの後遺症を抱えた時期もあることから、運転する仕事は避けるよう
注意することもできたと思う。」
とも。。。

彼女も、時折意識をなくす事があるようで、
車の運転なんかとても怖くてできないそうです
容疑者は本当に「てんかん」だったのでしょうか?
脳脊髄液減少症の検査はしていたのでしょうか?


脳脊髄液減少症でも、てんかん発作のような症状が出ます。
けいれん発作、意識障害、過呼吸、目まいやふらつき、吐き気などなど。。。
私も、「抗てんかん薬」を服用しています(てんかんではありませんが)


容疑者も死亡し、司法解剖にまわされるらしいのですが、
もう、脳脊髄液が漏れていたか、までは分からないのかな~。
でも、硬膜に穴が開いていたかどうかは、わかるのかな~。
だとしたら、ぜひ調べてもらいたいものです。

もし、彼が脳脊髄液減少症だったとして、
それが見過ごされていたとしたら。。。
今後、似たような悲惨な事故が起こるかもしれません。


早く、早く、早く
交通事故後や外傷後に起こる後遺症に
とりあえず脳脊髄液減少症を疑う、という認識が広まって
常識になってもらわないと。
悲しむ人を、もうこれ以上、増やさないでください

今回事件に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。
ただ、この事故で他のてんかん患者さん達が、
辛い想いをしませんように。。。お祈りします。