病める心も身体もよみがえる。本来の鍼のびっくり効果‼ ハリで心も身体も元気になった。

「原点に基づく快微鍼 表刺・置鍼法」を土台に、新たな医学・医療の創造をめざす、超高齢チャレンジ鍼灸師の歩み。

ハリは効いた!でも誰も信じてくれない ②

2017-04-17 15:49:57 | 全身症状・こんな症状がよくなった。
ハリは効いた!でも誰も信じてくれない ②
私は、
この「ハリは効いた!でも誰も信じてくれない」のシリーズで
現代医療の実態に触れながら、
「ハリ治療の現状」をもきちんと整理し
「効果効果」が確実に出ているのかを点検して
「患者中心の医学・医療の確立」をめざして問題点を明らかにしていこうと
考えている!

前回は「整形外科医」から「老化現象のため治らない」と断定された「歩行時の膝痛」を
考えてみた。

今回は「脊柱管狭窄症」で、左下肢が、歩行時に痛みだし歩けなくなり、
一休みするとまた歩ける。典型的な症状の患者である。
この患者は数年前から漸次進行して、初診時は100メートル前後で痛みがでるそうである。
一応は「手術」も視野に入れ「経過観察」ということになっている。

ハリ治療はあまり信じていないが、奥さんが旧来の患者であまりに勧められるので
やって見ようという気になったという。

毎週一度の間隔で通院を続けたが、治療は気持ちよく症状も楽になるが何となく
持続性がいまいちという感じだというのである。

治療は、私が多用する「腰椎傍水平刺」で、標準通り「20分置鍼」である。
いつも、この通りやってきたが、置鍼したハリの周りが赤くなるが「温かい感じ」はしない。
半年ほど前に、ふと、それに気づいて「温かく感じるまで」置鍼をしておいた。


いつもは、「教科書通り」の20分であるが、一時間かかってようやく温かみを感じ抜鍼。
その後、来診が一月後にあり、こんなに間隔があいたのは初めてであった。

少し心配で何故「空いた」のか尋ねると「あれから完全に歩行時痛がなくなり、
どんなに歩いても平気なので、「歩き疲れ」で治療を受けに来たと答えてくれた!

その後、治療は1か月か2か月の感じで「歩き疲れ」と「体調保持」のために来院を
続けてくれている。「置鍼時間」も短くなった。

それ以後置鍼時間は「教科書の10分、20分、または適宜」などというのを無視して、
明確に置鍼で温まり、患者が「もういいかな」というのを「待つ」ことにした。

この患者も、多くの知人に勧めてくれているが
誰も信じてくれず、「治療経験」のある人は逆に「効かなかった」というそうであろ。


これも重大な課題である。
私自身も「効かないハリ」が多くなったと耳にする。
何故であろうか。
これは「ハリ治療の原則」が問われているのだと思う。


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中川求真堂
☎ 028-633-1866



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