テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その2!

2016-12-31 22:12:28 | 2017!新春特別企...
 さてさて、前回よりの続きでございます。

 一年の終わりが刻々と迫るこのとき、
 ベーカーストリートを襲った事件とは――

「うひゃっ! これ、ほんものかいっ??」

 名探偵テディちゃムズから
 ユキノジョン・H・ワトソン博士が受け取ったのは、
 一枚の便箋でした。

 窓際に立ち、
 ガス燈の明かりにかざしてみれば、
 便箋の上部に浮びあがったのは……なんと!

 クマとユニコーンが王冠の下で向かい合う紋章ではありませんか。

  

「バッキンクマきゅうでんの、あのおかたが!」

「それだけじゃァないんだよッ」

 言われて目をやれば、
 部屋中に散乱しているのは
 電報やら、官庁の用箋やら。

 そして差出人はというと。

  

「わわっ! これも、ほんものかいっ?」

 バッキンクマ宮殿のあの御方だけではありません。

 総理大臣、
 内閣官房長官、
 外務大臣、
 貴族院院長、
 下院議員代表、
 ロンドン市長局に、
 ハロッズのハチミツ仕入係さん?

 そして、差出人さんたちがこぞって問い合わせているのは――

  

 《マイクマフト氏は、いずこなりや?》

「これは、どういうことだいっ、テディちゃムズ?」

 ユキノジョン・H・ワトソン博士、
 友人の名探偵に訊ねます。
 
 バッキンクマ宮殿のあの御方を筆頭に、
 ホワイトホールのお偉いさんたち大勢と
 英国の蜂蜜市場に多大な影響力を持つハロッズのハチミツ係さんが、
 探し求めているのは、まさか。

「おにぃちゃんッ、なんだよゥ!」

「はぁ?」
 
  

「あのねェ、おにぃちゃんてばァ、
 ゆくえふめいィ、らしいんだよねェ~…」

 名探偵テディちゃムズの兄・マイクマフト氏が行方不明?

 そうか、それでか、とユキノジョン・H・ワトソン博士は頷きました。
 聞くところによれば、
 国内外の政情に通じ、
 情報分析の大家にして
 国家随一の博識を誇るマイクマフト氏は、
 “政府そのもの”だとか。

 そんな人物、いえ、クマ物が消えてしまったなら、
 そりゃ関係各所は
 パニックすることでしょう。

「だからねッ、さあァ、ゆこうゥ!」

 行くって、どちらへ?

「おにぃちゃんをォ、さがしにィ、ゆくのさッ!」

 いざ、赴かん、大晦日の街角へ!


   ~その3!に続く~
 
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