テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

建築、100モデル!

2017-01-12 22:17:51 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 みゃぎゅッ! あしたはァッ!」
「がるる!ぐるるがるっ!」(←訳:虎です!13日の金曜っ!)

 こんにちは、ネーさです。
 2017年に“13日の金曜日”があるのは、
 1月と10月、ですね。
 季節柄、要注意なのは路面の凍結とノロとインフルでしょうか。
 その点をココロに刻んで、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~♪
 
  



      ―― 死ぬまでに見ておくべき100の建築 ――



 編者はカーサ・ブルータス編集部の皆さん、2016年11月に発行されました。
 『WORLD'S BEST ARCHITECTURE』と英語題名が付されたこの御本は、
 雑誌『CASA BRUTUS』に掲載された
 《死ぬまでに見ておくべき100の建築(2013年8月号)》
 《画家マーク・ロスコが作った祈りの空間(2013年11月号)》
 《テート・モダンの新館が誕生!(2016年8月号)》
 等の記事をもとに再編集・書籍化したものです。

「かーさァぶるぅゥーたすゥ!」
「ぐるぅるるがるぐるる~!」(←訳:オシャレな雑誌だよね~!)
「ねこむらさんもォ、いるしィ!」

 えー、ほしよりこさん著の人気マンガ『カーサの猫村さん』は
 この御本には載っていません。
 ですから、猫村さんの活躍に

  ひゃあ!すごっ!

 と感心感激することはないんですけど、
 別の意味で、

  うわあ……マジか……!

 と驚嘆呆然とすること頻りの一冊です。

 そもそも、御本の表紙になっている
 オモチャみたいな建築物がオモチャじゃなくて、
 れっきとした美術館であるってことが、
 もう笑っちゃうほどの衝撃!

「ぶらじるゥ、なのでス!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:ニテロイ現代美術館!)

 リオの絶景海岸線が一望できるという
 この美術館を皮切りに、
 住宅、庭園・公園、
 建築移籍、ワイナリー、
 劇場、美術館・博物館、
 ホテル・旅館など、
 ジャンルごとに紹介されているのは、
 多くが19~20世紀に設計施工された
 近代・現代の建築です。

 古代ローマの時代にハドリアヌス帝が造った
 ヴィッラ・アドリアーナや、
 カッパドキア遺跡、
 千利休さんデザインの待庵なども
 ちょっとだけ出てきたりするのですが、
 やはり、どうしても目立ってしまうのは、
 フランク・ロイド・ライトさんと
 ル・コルビュジェさん、
 20世紀のふたりの巨匠さんの作品でしょうか。

 ライトさんとル・コルビュジェさん、
 おふたりの作品が在って、
 現代建築の“ルールブック”が出来上がった、
 とでもいうように。

「ふしぎなァ、かたちもォ~」
「ぐるるがるる~」(←訳:斬新な素材も~)
「ぷッくりィ、たんじょうゥ!」

 建築好きさんを、
 アート好きさんを惹きつける、
 白い礼拝堂、
 岩の上に建つ山荘。

 また、7人の写真家さんによる
 『心奪われた建築』の写真は、
 写真好きさんの必見のページです。

「へんてこなのもッォ~」
「がるるぅ!」(←訳:あるねぇ!)

 ジョージア(旧国名はグルジア)に、
 なぜかヘンテコ、いえ、パンクな形の建物が
 雨後の筍さながらに出現!

 橋が、ドライブインが、
 国会議事堂やコンサートホールが、
 エアライこっちゃになってる??

「あめいじんぐゥ!」
「ぐるぅ?」(←訳:悪夢ぅ?)

 ルールブックと、
 その応用形。

 まさかオリンピック後の東京も
 こんな風になったり……しないとは思うんですが、
 目を丸くしたり、
 ぷふふっと笑いたくなったり、
 内部を見たい!と切望したりもする
 オンリーワンな建築のガイドブック、
 おすすめですよ~!
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 
 
 
 
 
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