テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

見仰げば、そこに。

2017-06-19 22:15:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やぱりィ、いるゥのでス!」
「がるる!ぐるがるるるるる!」(←訳:虎です!姿は見えないけど!)

 こんにちは、ネーさです。
 日ごと、どんどん強く濃くなるツバメくんの気配……
 いったい我が家の庭のどこにいるんだー??と調べておりましたら、
 ん? 良い香りがする? 
 おお、クチナシのお花が咲いてる~♪と脱線してしまいました。
 えー、ツバメくん探索は明日に繰り延べることにして、
 気を取り直しての読書タイム、
 本日は、こちらを、どうぞ~♪
 
  



            ―― 作家の山旅 ――



 編者は山と渓谷社の皆さん、2017年3月に発行されました。
 『紀行とエッセーで読む』と副題が付されています。
 いつもでしたら、著者さんのお名前をここで記すのですが、
 申し訳ありません、あまりに大勢なので、ええと……

「ひとりィ、ふたりィ、さんにィ~んッ~…」
「……ぐるる!」(←訳:……48人!)

 はい、48作家さんそれぞれの《山のものがたり》が、
 この御本には収録されています。

 まずオープニングは、
 小泉八雲さん著『富士山(抄)』。

 次に、幸田露伴さん著『穂高岳』。

 というように、
 近代~現代にかけて日本の文壇で活躍した作家さんたちによる
 山をテーマにした作品が選出されています。

「いがいィなァ、かおぶれェでスッ!」
「がぅっるぐっるる!」(←訳:ちょっとビックリ!)

 山と縁ある作家さん、というと
 例えば、
 斎藤茂吉さんと茂吉さんの故郷の山・蔵王山。

 詩人であり彫刻家である高村光太郎さん。

 山岳信仰へ想いを懸けたであろう折口信夫さん――

 こういった“山系”作家さんたちとの出会うことに
 驚きませんはしませんけれど、この御本では、

  えっ? この作家さんが
  《山》をテーマに書いてたの?

 と驚かされる作品にも出会います。

「やまおとこォじゃなさそうゥなのにィ~?」
「ぐるるがぅるるっるる?」(←訳:都会派じゃなかったの?)

 与謝野晶子さん、実は山ガールだった!

 谷崎潤一郎さんも、青春時代は山歩きを?

 川端康成さんだって、軽井沢の野道をてくてく歩く?

「じつはァ、だいすきィ??」
「がるぐぅーる!」(←訳:高原ウォーク!)

 若き日は健脚を誇った文豪さんたちの
 意外な山歩き自慢話は楽しく、
 一方、詩人・歌人さんたちが
 山に捧げた詩歌は清々しく香ります。

 ことに、おすすめしたいのは
 堀口大學さんの
 『山腹の暁』と『富士山 この山』
 という2作品!

 ふもとから霊峰を見仰ぐ童子の、
 てらいのない心を文字に汲み変えたような『富士山 この山』は、
 読後感も格別です。

「まどをォあけてェ~」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:富士山を探したくなる!)

 そして、トリをつとめる
 北杜夫さん著『山登りのこと』には
 ヒマラヤ登山隊の一員であった北さんならではの
 山への想いが描かれています。

 これからの登山シーズン、
 登山好きな御方は山へ向かう列車の中で、
 長距離バスの中で、
 インドア派の御方は自宅でゆっくりと、
 《山のものがたり》を、ぜひ♪
 
 
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