テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ウサギも、カエルも!

2016-10-16 22:12:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうゥはァ、まんまるゥ~まんげつゥ!!」
「がるる!ぐるるるる……がるっ?」(←訳:虎です!お月さまは……あれっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 残念ながら今日10月16日の東京・多摩地域は、
 雲がかかってしまっていて、
 きれいなお月さまは拝見できませんが、
 本日の読書タイムでは、
 月世界の住人ならぬ書籍世界のスターうさぎさんにちなむ御本を、
 さあ、どうぞ~♪

  



        ―― ピーターラビットの世界へ ――



 著者は河野芳英(かわの・よしひで)さん、2016年8月に発行されました。
 『ビアトリクス・ポターのすべて』と日本語副題が付されています。

 以前に展覧会情報でご紹介いたしましたように、
 つい数日前――10月11日まで、
 渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムで
 『ピーターラビット展』が開催されておりました。

 展覧会と連動して観光されたこの御本は、
 《ピーターラビット》シリーズの作者ビアトリクス・ポターさんの略伝と、
 ピーターくんたちが制作された背景、
 ポターさんの多くの作品の舞台となった
 英国の湖水地方のミニガイド、
 ポターさんの諸作品の現況などで構成されています。

「せかいいちィゆうめいィなァ、うさぎくんッ!」
「ぐるっるるがる!」(←訳:売れっ子で長寿!)

 ピーターくんが誕生したのは
 1893年9月4日、
 ポターさんが友人の子息ノエルくんへ送った手紙の中で、
 のことでした。

 さらにその翌日には、
 ノエルくんの弟・エリックくんに
 カエルが主人公の絵手紙を書いて送ります。

「えッ? かえるッというとォ~…」
「がぅっるぅーぐる!」(←訳:フィッシャーどん!)

 シリーズ作品中、最も人気が高い2作品
 『ピータラビットのおはなし』と
 『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』が
 2日間のうちに連続して創作されていたとは!

 ノエルくんとポターさんのエピソードはよく知られていますが、
 エリックくんとフィッシャーどんのつながりは、
 私ネーさ、初耳でした。
 
 ノエルくんとエリックくん、
 最高の贈り物をいただいちゃったのねぇ~♪

「れきしにィのこるゥ、おくりものォでス!」
「ぐっるるるがるる!」(←訳:ビックリ箱以上の!)

 また、この御本では
 ポターさんの挿絵画家としての素晴らしい技量、力量にも
 光が当てられています。

 そして、
 日本語版『ピーターラビットのおはなし』についても、
 その長~い“遍歴”が掲載されていますが……

「わひゃわッ! これがァ、ぴーたーくんッ??」
「がるるるぐぅる!」(←訳:別ウサギじゃん!)

 正式な版権を得ずに出版された雑誌や書籍の
 ため息せざるを得ないピーターくん像はさておいて。

 御本の巻末近くには、
 ポターさんと交流があった人物のひとりとして
 オスカー・ワイルドさんが挙げられていて、
 これにはちょっと驚きました。
 『幸福な王子』の作者を、
 その数奇な人生を、
 同時代人ポターさんはどう思っていたのか、
 訊ねてみたい気がしますね。

「じだいのォ、あらなみィ!」
「ぐーるーるるるがるるるるぐるるる!」(←訳:ピーターくんは乗り越えてきました!)

 『ピータラビット展』は、
 10月23日から福岡で、
 その後、仙台、大阪、広島、名古屋と
 各地を巡回する予定になっています。

 ポターさんの生涯、
 ポターさんの功績を綴ったこの御本は、
 展覧会に行きそびれてしまった御方、
 行けそうにもない方々にもおすすめですよ♪

 可愛い見た目よりはずっと硬派なウサギの生みの親の、
 甘いだけではない物語を、ぜひ!
  
 

 
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