テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

知的な決戦?全5編!

2010-06-01 23:19:08 | ブックス
 トマトの実は、今日も……変化なし、でございます。
 明日も晴れますように、トマトくんが日焼け、じゃなくて
 元気に育ちますように、と祈るネーさです、こんにちは。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)

 さて、6月に入った本日、御紹介いたしますのは……
 正統派の短編ミステリ!ですよ。
 こちらを、どうぞ~!


 
                ―― 林真紅郎と五つの謎 ――


 
 著者は乾くるみさん、画像のノベルズ版は’03年8月に発行されました。
 現在は’06年に発行された文庫版が入手容易となっています。
 
「むッ?
 ネーさ、なにかァかいてあるでスよゥ?」
「ぐるるっ、がるるる~…」(←訳:ホントだっ、表紙の上の方に……)

 ええ、これはね、題名を外国語で書いたものなんですよ。
 なんと、日本のミステリでは珍しいことに、仏語で!
 『HAYASHI SHINKUROU ET LES CINQ MYSTERES』――
 なんだかカッコいいわね~♪

「わほゥ、おふらんスッ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:中味もおフランス?)

 御安心下さい、
 中味はバッチリ日本語です。
 ですが、おフランス的エスプリがさり気な~く漂っている、
 と言えるかもしれませんね。
 理路整然としているけれど、
 どこかヘンテコで、ユーモラスで、
 登場人物さんたちも
 ちょいっとヒネリが効いていて、
 でももしかしたらズレてる?というキャラなんです。

 林真紅郎さんは、法医学者さん。
 ただ……愛する奥さんを亡くしたことから、
 大学を辞めてしまい、
 最近は家でぼんやりしたり、
 暇潰しにTVを観たり……。

「うむゥ~、こころのォきゅうかちゅうゥ、なのでスねッ」
「がるるるぐるる~!」(←訳:休暇は誰にも必要さ!)

 そこへ、電話が鳴りましたよ。
 長兄の奥様に、暇であることを見込まれて、
 娘の仁美ちゃん――真紅郎さんの姪っ子ちゃんの付添いを頼まれたのです。
 
  ええ~?
  コンサート?
  だって僕は……

 真紅郎さん、実は身長190センチのノッポさんなのでした。
 会場で僕の後ろに座る人、可哀想に……
 と、自分でも思わないでもありません。

「♪せのォ、たかいィ~ひとはァ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:そんな歌があったね!)

 渋る真紅郎さんの声は届かず、
 姪っ子ちゃんの付添いで出掛ける羽目になったのですが、
 コンサートでは不思議な出来事が……?

 かわいい姪っ子ちゃんのエスコート役が探偵さんに一変する
 第一話『いちばん奥の個室』、
 安楽椅子ミステリの名作『隅の老人』への
 オマージュともとれる
 第三話『陽炎(かげろう)のように』が、
 ネーさイチ押しの作品です!
 暗号ミステリ『過去から来た暗号』も
 本格派ファンさんにはおすすめ!
 あ、そうそう、
 第五話の『雪とボウガンのパズル』は、
 J・D・カーさんへのオマージュ? それとも挑戦状でしょうか?

「ちょうせんッ?
 よゥしッ、かかッてこォ~いィッ!」(←ファイティングポーズしてます)
「ぐるるぐるるっ!」(←訳:審判は僕に任せてっ!)

 腕に、いえ、頭脳におぼえあり!という御方は、
 ぜひ真紅郎さんと推理合戦を~!
 
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