テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ポケットに《 隠しごと 》?

2017-04-25 21:59:36 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 おめでとうございまスゥ、よまわりィにゃんずゥ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!嬉しい受賞~!)

 こんにちは、ネーさです。
 先日ご紹介しました『夜廻り猫』が、
 第21回手塚治虫文化賞短編賞を受賞とのニュースが……!
 やったわね、夜廻りネコちゃんたち!
 著者・深谷かほるさんに拍手を送り、
 清々しい気分で春の夜空を仰ぎながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



            ―― 隠す ――



 編者は《アミの会(仮)》の皆さん、2017年2月に発行されました。
 著者は収録順に、
 柴田よしきさん、永嶋恵美さん、松尾由美さん、福田和代さん、
 新津きよみさん、光原百合さん、大崎梢さん、近藤史恵さん、
 松村比呂美さん、加納朋子さん、篠田真由美さん、
 女性作家さんの集まり《アミの会(仮)》から生まれた
 アンソロジー作品です。

「かくすゥ……!それはァ、いかにもォ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:ミステリに相応しい!)

 著者である11人の作家さんたちが
 それぞれどんな分野の御話を得意にしているかはさておき。
 テーマを、

   《隠す》

 とする作品となれば、
 これはもうどうしたって、隠しごとをめぐる物語、
 すなわち“秘密を解き放ってゆく”ものがたり、
 になりますね。

 御本のいちばん始めに収録されているのは、
 ニャンコが探偵役で大活躍するミステリシリーズでもお馴染みの、
 柴田よしきさん著『理由(わけ)』。

 あ、この御話には猫探偵の正太郎くんは
 出てこないんですけれども。

「くうゥ~! それはァ、ざんねんッでスゥ!」
「がるるるぐるるるがる?」(←訳:代わりに出てくるのは?)

 秘密を抱える主人公は、
 或る事件の被疑者の女性です。

 いえ、実は被疑者どころじゃなくて。

 彼女は、犯行を自供している、
 物的証拠があり、状況証拠があり、
 逮捕の際にも全く逆らわなかった――

 誰がみても、犯人。

 起訴は時間の問題。

 というレベルなんですが、ただひとつ……

「わからないィのはッ?」
「ぐっるるる!」(←訳:あっそうか!)

 分からないのは、動機です。

 なぜ? どうして?

 動機をひた隠しにする《理由》を、
 警視庁の捜査員・麻生さんは探します。

 そうしてついに、
 麻生さんが読み取った《理由》とは……?

「むむむゥ! なんともォ~」
「がるぐる!」(←訳:快刀乱麻!)

 あの有名な昔話から《隠しごと》を読み取る
 光原百合さん著『アリババと四十の死体』。

 見事な“一瞬の閃き”が展開する
 永嶋恵美さんの『自宅警備員の憂鬱』。

 前回記事で、おお、これは!と感じ入った
 『リアルプリンセス』の中のキャラさんたちとはまた違う、
 ミステリ色の濃い短編11作品から成るアンソロジーは
 ゴールデンウィークの読書タイムに
 おすすめのエンタな一冊ですよ。

「おいしィ~こうちゃとォ~」
「ぐーるーるるがるる!」(←訳:コーヒーでもいいね!)
「おたのしみィくださいッ♪」

 

 
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« あの御伽噺の、《いま》。 | トップ | あの風景を、もう一度。 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックス」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL