テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 魅せる《恐龍》冒険譚 ~

2014-02-28 21:41:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やッとォ、そろいィぶみィ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!完結だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日2月28日は2月最後の日ですが、
 あの!話題のシリーズも先ごろ最終巻が刊行されました♪
 本日の読書タイムは、さあ、こちらの大作を、どうぞ~っ!

  


   
         ―― 大江戸恐龍伝 第三巻 ――


  


         ―― 大江戸恐龍伝 第四巻 ――


  


         ―― 大江戸恐龍伝 第五巻 ――


 著者は夢枕獏さん、第三巻は2013年11月に、第四巻は2014年12月に、
 そして第五巻は2014年2月に発行されました。
 2013年12月の拙ブログで御紹介いたしました『大江戸恐龍伝』第一巻と第二巻に続く、
 第三巻と第四巻、完結編となる第五巻が、ようやくここに!

「ずすーんッ!」
「ぐるーる!」(←訳:どすーん!)

 どっかーん!と
 重量級スモウレスラーのごとく活字マニア諸氏ににじり寄るのは、
 お江戸の時代の不思議千万なる物語全五巻。

 巷でウワサの天才発明家・平賀源内さんが
 《龍》に魅せられちゃったから、
 大変です。おおごとです。

    この世に《龍》は実在する!

 って知ったら、好奇心旺盛な源内さんは――

「じッとォ、してられないィでス!」
「がるぐるる!」(←訳:行動開始さ!)

 《龍》にまつわる伝説や遺物に触れ、
 いざ龍に会わん!
 と《龍探し》に乗り出すまでの序章が、
 第一巻、第二巻であるとするなら、
 第三巻からは、源内さん、突っ走ります。

   《龍》は、どこだ~っ!

「ふふゥ~、そうかんたんにはァ~…」
「ぐるるるるるる~!」(←訳:見つからないよ~!)

 第一巻の巻頭の献辞で、この長大な作品が

   メリアン・C・クーパーさん(『キング・コング』の監督さんのひとり!)

   円谷英二さん(言うまでもなく特撮映画の巨匠!)

 という御二方に捧げられている点は
 前回の御紹介時に述べましたけれど、
 物語の前半――第二巻あたりまでは、
 『キングコング』や『ゴジラ』よりも、
 コナン・ドイルさん著『失われた世界』を想わせる調査&探検行が展開します。

 源内さんはまさしく、
 世間から浮きがちの天才科学者チャレンジャー博士の役どころ!

 しかし、第三巻あたりからは……おややっ♪

「ううむッ、これはァたしかにィ!」
「がるるぐるる?!?」(←訳:キングコング?!?)

 
 何がどうして、
 どこがどんな風に『キングコング』なのか、
 えーと、申し訳ありませんが、
 そこらへんは明かせません。
 ネタばらしは禁じ手でございますからね。

「そうでス! ひみつゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:絶対の秘密!)

 源内さんの《龍》をめぐる大冒険譚が
 どのような“着地”を見せるのか、
 活字マニアの皆さま、
 恐龍好きな皆さま、
 ぜひ御自身で読破のほどを!

 なお、御本各巻の表紙画・扉画も
 どうぞじ~っくり御覧になってくださいね。
 立原位貫(たちはら・いぬき)さんによる画は、
 なんとすべて木版画!
 絵を描いたのも版木を彫ったのも刷ったのも立原さん!という
 スーパーアートなんです♪

「すばらしィおしごとにィ~!」
「がるるる!」(←訳:大拍手を!)
 


 
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