テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《島》も、お忘れなく!

2017-10-08 22:00:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ついかァじょうほうゥ、なのでスゥ~!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!運慶展のね!)

 こんにちは、ネーさです。
 前回記事『運慶展』の追補情報なのですが、
 グッズ売り場が大盛況だそうです♪
 特に、むちっとした触り心地の《もちもち邪鬼ポーチ》は
 完売してしまって再入荷の予定もない、とか。
 その他にもオリジナルグッズが多数ありますので、
 皆さま、ミュージアムショップを必ずや覗きましょう!
 さあ、では、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



        ―― そもそも島に進化あり ――



 著者は川上和人(かわかみ・かずと)さん、2016年8月に発行されました。
 現在、書店さんのノンフィクションコーナーで大注目を集めている
 『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
 の著者・川上さんが、
 2016年の夏、世に問うていたこの御本は――

「やぱりィ、のんふぃくしょんッ!」
「ぐるがるぅるるぐる!」(←訳:でも鳥じゃないです!)

 ええ、テーマは表題の通り、
 島です。鳥ではなくて。

 とはいっても、↑のように、
 《島》と《鳥》、
 非常によく似た漢字です。

 この相似性に何かの意味があるのでしょうか?

「ありまスゥ~!」
「がるるぐる!」(←訳:たぶん有り!)

 本文に目を向けると……

 第1章《島が世界に現れる》では、
 大陸島と海洋島の違い、
 新たに生まれては消滅してゆく島たちと
 生き残る島たちについて語られています。

 そして、
 水平線の彼方、
 大洋にポツンと浮かぶ島々に
 《何か》を運んでゆくのは、
 まあ大体の場合、
 ロングレンジをものともせず飛翔する渡り鳥たち!

「つばめェ、とかッ♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:アジサシとか!)

 近距離だったら、シカくんもイノシシくんも
 ゾウくんだって行ける!

 第2章《島に生物が参上する》
 第3章《島で生物が進化を始める》
 
 の各章題名は、
 誕生から成長へと“進歩”する
 島の歴史を予見させるものですが、
 第4章は……え?

 《島から生物が絶滅する》……!

「ええッ?? ぜつめつゥ??」
「がるるる?」(←訳:いきなり?)

 なぜ、《絶滅》という言葉が出てくるんでしょう?

 紆余曲折でも、変転でもなく、絶滅……

 そうして《絶滅》の次に来るもの、
 最終章たる第5章の題名は――

 申し訳ありませんが、
 ここでは語れません。

「だいじなァ~おはなしィですからァ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:いまはヒミツです!)

 『星の王子さま』から例を引き
 (バラとバオバブのように小さな島♪)、
 ひょっこりひょうたん島の誕生を想い、
 ラピュタを島と認定し
 (空を飛んでいても環境的には島!)、
 いつか人魚と出会う日を恋い焦がれる不思議な鳥類学者・
 川上さん――

 『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
 を読んで大笑い、いえ、
 大いに感心感服した活字マニアさんは、
 こちらの『島』の御本も読んでみてくださいね。

「しまとォ、とりィはァ~…」
「がっるぐる?」(←訳:きっと兄弟?)

 文系さんにも理系さんにも
 ぜひ!のおすすめです♪

 
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